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子は、親と生まれる国・地域を選べない

こんにちは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

7月30日(木)午後2時から開催された【令和2年度第1回我孫子市子ども虐待等防止対策地域協議会代表者会議】を傍聴しました。

児童虐待。とても重いテーマであり、あってはならないことながら、凄惨なニュースが絶えることがありません。


子は、親と生まれる国・地域を選べない

「子は前世から繋がりをもち、その親元で産まれることに辿り着く…」と聴いたことがあります。しかしながら、想像を超える厳しい環境に置かれた子供たちがこの瞬間もいることを想起すると、何とも居たまれず、憤りを超え、遣る瀬無さを覚えます。

我孫子市においても、過去に不幸なケースがあったことから、各種各層(児童相談所所長、我孫子警察、弁護士、小学校など)から選任された委員からなる【我孫子市子ども虐待等防止対策地域協議会】が平成18年7月1日に設置され、「子ども虐待等に関する問題に適切かつ迅速に対応していくため、児童問題に係る関係機関等と連携を強化し、子ども虐待等に関する施策」について協議検討が重ねられています。

未来を担う子供達が、笑顔で健やかに、逞しく憂いなく、のびのびと育つ環境づくりも我々大人の使命であり、重要な責務です。

新型コロナウィルス感染症対策の関係で、3月から5月にかけて学校休校措置がとられましたが、子供達に対する「学びの保障」と合わせて「虐待の件数増加」について懸念されていたところですが、本日の報告および会議終了後の担当者へのヒアリングの限りにおいては、顕著な増加傾向は見られず一安心です。

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いつも見かけるお子さんの様子がおかしい…
子供の顔や手足に異常に思われる痕がある…

虐待は密室で行われることが多いため、「変だな」と感じたら通告することが虐待の予防・早期発見につながります。

万が一、その疑いが間違いであっても責任は問われません。

ですから、ためらわずに通告してください。

子ども虐待防止対策

会議で配布された資料から

令和元年度に、我孫子市子ども相談課に寄せられた【新規受付件数】は合計614件に上ります。平成30年度は553件であり、合計件数は伸びています。ケースは様々であるため、数字のみで一概に論じることは出来ませんが、この実数は決して少ない件数ではありません。

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虐待を受けている児童の年齢は低年齢児ほど多くなっており、実父・実母が主な虐待者です。

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低年齢の児童は自ら声を上げることは出来ません。

未来のある児童のために、「何かおかしいな?」と感じたら、ためらわず189へお電話をお願いします☎️

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