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悪い奴

映画や小説には、悪い奴が出てくる。
普通の人なのに実は悪い奴だったり、根っからの悪人だったり、その度合いは様々だ。
日常生活の中で、僕は後者(根っからの悪人)にあったことはない。会ったことがあるのに、その覚えがないというのではなく、多分本当に会ったことがない。
それなりに長いこと生きてきたが、会ったことがないのだから多分そういう人は存在しないのだろうと思う。
ちょっと考えてみると、子供のころに見ていたテレビの中には根っからの悪人は結構登場していた。時代劇の悪代官とか、ヒーローものの敵役とかだ。
でも、最近のテレビには根っからの悪人はなかなか登場しない。アニメの悪役とかも、その悪事を働く理由や背景があり、「ああ、だからこんな悪いことしてるのね」という具合にそれなりの納得感というか、無理のない設定がちゃんと作られていたりする。
世の中に本当に根っからの悪人がいるのかいないのかは僕にはわからないが、どうやら悪事を働く人にもそれなりに理由があるんだよということにしたほうが、受け入れられやすいということなのだろうと思う。
なんでそうなったんだろうね?

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