これまでの「ヤマトイオリ」の話をしよう

 これから、アイドル部所属「ヤマトイオリ」の話をしたいと思う。
詳しい話や、エピソードなどについては非公式wikiがあるので、データなどはそちらを参照されたい。

 為になる、という慣用句がある。「役に立つ」くらいの意味で使われる。ただ、この界隈では「為になる」と言えばシロちゃんによる「頭が為になる」という用例があり、ノ格を伴う「為」が原義(利益になる)を離れて為という概念になって………って考えていて分からなくなった。
 さて、このシロちゃんの「為」を受け継ぐのがヤマトイオリとなる。元々がにじさんじの住人なので許して欲しいが、にじさんじにエルフのえるというライバーがいる。彼女はとにかく思いついた話題について延々と話して急に切り替わる、いわゆる脊髄会話と呼ばれるトークスキルを持っている。話題は二転三転するし、内容も後で聞いても「なんだったっけ……?」となる速度と密度である。ヤマトイオリもそれに近いのだが、彼女の場合は脊髄”会話”という双方向コミュニケーションによるのではなく、日常的に不思議に思ったことを、彼女なりに突き詰めた結果巻き起こる思考の乱流である。話題の反復横跳びというか、話題のトライアスロンである。

 ここまでアーカイブも出さないで何を語ってるんだ?って思った方は正しい。何故かと言われると、どのアーカイブでもヤマトイオリ節が炸裂していてどうしよう……となってしまったからだ。それほどまでにヤマトイオリは常にヤマトイオリなのだ。

 「性善説の生まれ変わり」と言われるのも納得がいく。勝負ごとで、容赦すべきでは無い相手でもアタックしてしまったときに咄嗟に「ごめんね!」が出てくるのは他人を傷つけたくないが故であろう。
 とくにマリカシリーズではちょくちょく叫んでおり、普段のおっとりジェットコースターとはちょっと違うヤマトイオリの声を聴くことができる。
 他にも、マイクラでは

(30分ごろ~)
 「いたずらしたくなっちゃう……TNTとか」からの「夕陽だ!」の喜び方が純粋な少女のようで気持ちがいい。

 ヤマトイオリの3D Prologueは2018年12月11日になる。

 元の着物風衣装を大胆に袖をカットし、フリr………なんだこの映像?!
(ちなみにこのPrologueで出てくる「ベーコンちょうだい」からの流れもかわいい。)
 ツンデレ動画もよくわからない事になっている。

 えっかわいいうん………

 ヤマトイオリの為速度は3D化によって加速したように感じる。いや、それまでの為が為じゃなかったとかいう話ではなくて………

 マリオを見てみよう。

 とにかく最初からヤマトイオリの動きに注目して欲しい。話している間絶えず動いているのがわかる。前後左右、手振りも交えて一生懸命に話を伝えようとしており、これもずっと2Dの頃からだったと考えると、どれほど彼女が3Dで配信できるかを楽しみにしていたのかじわじわ込み上げてくるモノがある。

 ヤマトイオリの配信は一本締めで締まる、これも3D化によって一本締めがわかるようになったと同時に、一本締めのあとにしばらく配信が続く(Cパート)が、その間もずっとニコニコしており、さらにコメントで最後の挨拶を読みあげながらタイプしていることも明らかになった。
 こういった、とにかく「ありがとう」という気持ちを前面に推しだしてくるヤマトイオリを見ていると、なんとなく癒されるし、改めて自分の中でもありがとうを見直すきっかけになる。応援していきたい。

 概要欄はヤマトイオリが配信までに気付いたことがつらつらと書かれている。「日常でそういう考えがあるのか!」とハッとさせられることも多い。必読。

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