目に見えない世界こそが重要である
人はだれでも老いていく。残念なことに、肉体は次第に衰弱し機能不全に陥り、やがて心臓の鼓動が止まる。死へのカウントダウンからだれも逃れることはできない。
老いとはまったく困ったものだ。以前はちゃんと出来たことが次第に出来なくなり、つい苛立ち、だれかにかに当たったりしてしまう。だれも口に出して言うわけではないのだが、『あんたは、もう終わってる…』と、嘲笑されているかのように感じてしまう。しかし、これはすべて、地上での生活の最期の日に人生が終わるという死生観に基づいたネガティブ