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Vack-ON!! vol.2 織姫はるかレポ

 Vack-ON!! -bakuon- Vol.2
 2023年12月29日にTakara Osakaで行われたVtuber音楽フェスを配信で視聴しました。
 出演者は総勢14名。全員が歌唱力つよつよのVsinger。
 その中からおりはること織姫はるかさんをピックアップしてレポを書いていきたいと思います。
 なぜ織姫はるかだけ?
 それは僕の推しだからです!

1曲目「箱入りラプンツェル 」

 出演者紹介のアイキャッチの後すぐに1曲目。
 1stオリジナル曲の「箱入りラプンツェル」。
 スポットライトを浴びて可愛らしい歌声と可愛らしい振りで登場。
 背景には同タイトルのMVが映し出される。

 引きのカメラで映った客席の右側に、織姫はるかオフィシャルグッズ「なんとも言えない顔が浮きだすペンライト」を持った人物を二人確認。
 ワンマンライブではない多数が参加するフェスでは自分以外のファンも大勢いる。
 そんな中自分のグッズを持ったファンが視界に入っていたのならとても心強かったのではないだろうか。

 間奏の尺をフルに使ったお決まりの口上でおりはるワールドを展開。
 口からCD音源という言葉があるが、おりはるの歌声はまさにそれ。
 間奏のポーズもいちいち可愛らしくアイドルの写真集から切り取られたよう。
 サビで繰り出されるウインク。これで心を撃ち抜かれないやつなんているの?

2曲目「Only my world 」

 一旦落ち着いてMCに入ります。
 まだ15時台だというのに挨拶がこんばんは。
 PONなのかちょっとズレたところがあるのかそういうところもまた可愛い。
 改めて挨拶をした後、次の4thオリジナル曲「Only my world」ではコールアンドレスポンスをするところがあるのでそのレクチャーをする。
 Shine(Shine) Shine(Shine) Shine up
 カッコのところを観客、最後のShine upは一緒に言うのだが、Shine upの発音は「しゃいんあっぷ」ではなく「しゃいなぷー」。これを読んでいる皆さん覚えて帰ってください。
 おりはるの目標はさいたまスーパーアリーナ(SSA)でコールアンドレスポンスをすること。
 その足掛かりとして「しゃいなぷー」は今後も布教していきたいところ。
 一番のしゃいなぷーでは戸惑っていた客席も二番では大きな声が聞こえた。

 ちなみにこの曲は作詞作曲織姫はるか。
 ポップで明るく前向きな歌詞とメロディがおりはるらしさ全開で、いつかSSAとは言わずとも満員の会場が割れんばかりのしゃいなぷーを響かせるのがおりはるだけでなくファンの夢でもあるのだ。

3曲目「ジャンプ(cover)」

 間髪入れずに次の曲へ。
 3曲目はカバー曲「ジャンプ / 私立恵比寿中学」。
 オリジナル2曲は明るく可愛い曲だったが、この曲はカッコよく少しダークな雰囲気も含んだ曲。
 会場に手拍子をうながし、今年たくさんのライブに出られたことへの感謝の言葉を述べる。
 2024年もよろしくお願いしますと言って歌い始める。
 過去に配信で2024年にワンマンライブができるように2023年はいわばその準備期間というようなことを言っていたと思う。
 2023年最後のライブに歌うこの曲に2024年大きく「ジャンプ」出来るようにという想いが込められているのかもしれないとふと思った。

 熱のこもった力強い歌唱。なんども高く突き上げられる拳。
 繰り返される愛をこめてというフレーズ。
 おりはるが愛を込めるのは自分自身だろうか、応援してくれるファンにだろうか、それとも歌そのものにだろうか。

4曲目「忘れてやらない(cover)」

 盛り上がったそのままの勢いで4曲目「忘れてやらない / 結束バンド」。
 はい! はい! はい! はい! と客席をあおり歌い始める。
 全曲通して体全体を使って歌う。
 振り付けというよりは曲の表現を歌唱だけではなく、表情も含め動きも使って表そうとしているように見える。

 それにしても織姫はるかには前向きな曲がよく似合う。
 これまでにも色々迷いや悩みがあっただろうが、それを乗り越えて着実により大きなステージに立てるようになってきている。
 いつかそんな自分を振り返ってあっけらかんと笑うおりはるを見て僕も笑いたいと思った。
「こんなこともあったって 笑ってやんのさ」

 こうして全力の20分間を歌い上げおりはるの出番は終わった。
 おりはるの次に登場した焔魔るりが1曲歌い終えた後の自己紹介でこう言った。
「織姫はるかちゃんからバトンを受け継いだ焔魔の1曲目は……」
 順番なのだから普通の流れだし焔魔るりもそれ以上の意図はないだろう。
 ただバトンを受け取ったのは焔魔るりだけではない。
 おりはるの歌声から元気や勇気、あるいは癒し、もしかしたら優しさと、様々な小さなバトンを我々も受け取ったのではないだろうか。
 アーティストなら誰もが何かを伝えたい届けたいと歌っているはず。
 僕もおりはるから元気と、それから大げさなようだがちょっとの希望を受け取った気がする。



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