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木梨憲武展-timing-瞬間の光

週末、ありがたいことにチケットをいただいたので木梨憲武展へ。
普段一緒に仕事をしているにかちゃんも一緒に。

実は恥ずかしながら、
のりさんが画家さんであることを知らなかった私。

現代アートって、なんだか敷居が高い気がするけど、
のりさんのだったら見てみたいな〜と、
かなり前から楽しみにしてた。

今回の個展を見てみて思ったのは、
「表現する人というより、命を吹き込む人」
というのがしっくりくるなぁ、という感想だった。

作品について:親しみやすいモチーフと幅広い表現方法

今回の個展で飾られていた作品のモチーフは、
Flower、reach out(手を差し伸べる)、
旅、ouchi、Mt.Fuji、fairyなどなど。


ouchi



どれも、親しみやすいというか、
語弊を恐れずに言えばよくあるモチーフで、
見る側としてはハードルが下がって、小難しく考えずに見れた気がする。
これ好きだな〜とか、へぇ、のりさんはこう描くんだ。とか。

一方で、画家さんにとっては、
よくあるモチーフで絵を描くってすごく難しいことなのでは?とも思った。
花とか富士山とか、いろんな人に描かれているからこそ、
誰かの真似ではない、
自分の作品になるまでには時間がかかるんじゃないのかなぁ。

きっと、どう表現するのが良いか、
たくさんのスタイルを試したんだと思う。
今回特に驚いたのは、"木梨"流の幅広さ。

絵の具をどん!と使った大胆な作品もあれば、
マジックペンで緻密に描かれた繊細な作品、
日記のような落書きのようなもの、
そして今にも動き出しそうな、ダンボールの作品なども。

絵だけじゃないし、その描き方もワンパターンじゃないんだと
そのスタイルの広さにびっくり。
何かをつくるとき、いろんな引き出しがあるのって本当にすごい。
っていうかこのひと芸人さんだったわ、幅広っ。

ちなみに、私の中で印象に残ったのはfairy。
ダンボールやお菓子のパッケージで、フェアリーを生み出してた。
この写真はほんの一部で、
壁にズラーーーーーっと並んでいてそれはもう圧巻。


fairy

他にもたくさん好きな作品はあったけど、
なんだか、これが一番生きている感じがしたし(物理的に?)、
作ってて楽しいだろうなこれは〜〜と思った。

作品のための作品じゃないというか、
これは他の場所に行っても、
木梨さんの作品だってわかるなぁと思った。


この感じ。グッとくる。


おすすめの鑑賞方法:軽快なトークの音声ガイドとともに

今回、初めて音声ガイドをつけて鑑賞してみた。
今まで、あんまり先入観入れるのもな〜と思って聞いたことがなかったけど、芸人さんのトーク付きはシンプルに面白そうだなと思って。

すると、やっぱり面白くて、
いつもののりさんのあったかい感じとか、
ちょっと適当な感じとか、
そして息をするようにエンターテイメントをしてるんだなぁという感じが
作品と声から伝わって、より楽しめたなぁと思う。

土曜だったので人が多すぎて、2周とかができなかったけど、
次回はガイドなしで1周、
ガイドありでもう1周とかできるといいのかも。



観賞後:感想は言葉ではなく、絵で

観賞後はカフェに入って一息つきながら、感想を。

・・と思いきや、頼んだデザートがはちゃめちゃにでかくて
フードファイター状態に。笑
次から、ハードロックカフェにくるときは気をつけよう。笑

顔くらいあるパフェが来たんだが

感想を言い合うのもいいけど、
印象に残った作品やモチーフを使って絵で表現してみようよと提案。
ノートの切れ端に、20分くらい?で描いてお互いに見せ合う。
(ガンガン音楽がなってるカフェで黙々と2人で絵を描いてた。笑)

にかちゃん作。かっわいい



私作。reach outをFujiの峰として表現したかった


意外にもMt FujiとReach outのモチーフが被ってたり、
と思いきや、
控えめにスタンプのようにかくにかちゃんと
デカデカとかく私の性格の差が出たり。笑

ただ感想を言い合うのもいいけど、
「これはこう思った」「でもこうも思った」と
取り留めなくなってしまうので、
絵にして考えをまとめるっていうのも面白い。

そこからさらに、「ここはこう見えるね」「なるほど確かに!」なんて
話も広がって面白かった。

いろんな人といろんな個展でこれをやってみたいな〜。
全然違う感想も、似た感想も、これならすごく楽しい。


そんなこんなで素敵な週末を過ごせていい気分転換!
チケットいただけたことに感謝、
一緒に行ってくれたにかちゃんにも感謝!

また今度、みんなで行きたいな〜。

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