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エリックゼミ流卒論を終えて

2024年1月18日にデロイト トーマツ グループ「Women in Tech」(以下WiT)×「青山学院大学地球社会学部エリックゼミ」の事業構想策定プログラムの最終発表が行われました。
このプログラムは、WiTのメンバーの方々がメンターという立場として事業構想策定から提案書の作成までを学生にレクチャーしながらアドバイスしていただき、1年をかけて完成させました。

この発表はゼミ内5人でチームとなり、完成をさせました。今回の発表の詳細や、私たちが実際に考えた事業内容はメンバーが詳しく描いてくれておりますのでぜひご覧ください。(赤澤峻くんありがとう!!)

https://note.com/preview/n1c5f3072bd65?prev_access_key=7e9e20f1c96e196562b9f2fede325f5b

この記事は、私個人として学んだこと主に3つを紹介させていただきます。



事業構想を通して得た3つの知見

①ディスカッションの大切さ

人と話していて「この会話、意味あるのかな?」と思った経験は皆さんにはありますか?
私たちのチームは、何よりも多くの時間をディスカッションに充てていました。
何度も同じ話をしたり、脱線したり、関係ない話をして時間を使う。その結果、進捗報告会や中間発表会が近づく度に超駆け足をしてPPTを完成させ、前日に発表者の割り当てをする。その度に限られた時間しかないのに意味があるのだろうか、と内心焦りを感じていました。
この考えが変わったのは中間発表会の日です。
私たちは、他のチームと比較して特別新しい案を考えることができず、不完全燃焼でこの日を迎えました。しかし、質疑応答の時間になると飛び交う様々な質問にきちんと答えることができ、最悪だと思っていた先生方の反応がよかったのです。その時、「特別新しいアイディアを思いつくことも素晴らしいことだが、しっかりと議論を重ね、チーム全員が同じ考えを共有できている状態も構想の実現可能性を考えた時に大切なのではないか」と思うようになりました。実際、その点を先生方に評価していただけましたし、その後詰まる部分は、どこも議論が十分に足りていない箇所でした。

②日常に転がる新しい発見

このプログラムが始まってから、日常生活の中で少しでもいいアイディアはないか、と考えるようになりました。休日にメンバーで観に行った映画の途中でアイディアの卵があった際には、終わってから映画の感想ではなく、「こんな構想はどうか」という内容で盛り上がりました。テクノロジー系の話題が上がれば、すぐにメモを開いてしまう。いいキーワードが見つかればすぐにエビデンスを探す、、、
この癖は、このプログラムが終わっても、少しの間抜けませんでした、、、(笑)
しかしこの経験で、全ての物事は繋がっており、学ぶことや知ることに無駄はないことを強く実感しました。新しい気づきはそこらじゅうに転がっていて、それに目を向けられるだけの余裕と興味と知識があれば、特別なものは必要ないのだと、思いました。

③結局は基礎が一番大切

事業構想をするからにはみんなを「あっ!」と言わせるアイディアを出したい。面白いことをしたい。何度も思いました。その度に気付かされたのは基礎の大切さでした。今回、テクノロジーに関して様々なアイディアを出しました。「あんなこと出来たらいいな」と。しかし、結局私たちはテクノロジーとは何かをきちんと理解できていなかったため、どの議論も曖昧なものになっていました。エリック先生の助言を受け、チーム全員で、一度テクノロジーの歴史を遡り1から調べました。その後の議論の捗ること捗ること。基礎知識の重要性を何度も実感した1年間でした。

1年間のプログラムを終えて

正直最初このプログラムの話を聞いた時は、乗り気ではありませんでした。というのも、自分の興味分野の事業構想がしたくてこのゼミに入ったからです。しかし、今では、声を大にして言いたい。「後輩にもぜひやってほしい!」と。
・これからどんな構想をするにも今回の経験を土台にできるから
・チーム内で本気でぶつかる経験ができたから
好きなことに自分一人で打ち込んでいたらどちらも経験できなかったし、視野も広がらなかったと思います。今回の経験はもちろん楽しいことばかりではなかったし、大変なことの方が何倍も多かったですが、その分半端じゃない達成感と、終えてからの恋しさは尋常じゃないです。


3月に大学を卒業し、4月には社会人になります。コンサルとは関係のない業界ですが、大いに役立つことを確信しています。このような素敵な機会を設けサポートしてくださったエリック教授、細田知美さん。本当にありがとうございました。
また、知識皆無な状態でトンチンカンなことを言っていた私たちをなんとか育ててくださった社員の皆様、感謝してもしきれません。
残念ながら、最後まで一緒に走り切ることが叶わなかった方々との出会いも私にとっては大きなものでした。
ののちゃん、いぶきさん、広樹、峻くん、毎回暴走する私に付き合ってくれて本当にありがとう!心の底から楽しかったです。
この1年でいただいたものを少しも無駄にすることなくこれからの社会人生活に生かしていきたいと思います。

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