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ターニングポイントは突然に・・・

振り返ってみると、あれはターニングポイントだったと言える出来事がある。

以前担当していた不動産会社さんからお誘い頂いたとある講演会。
初めは全く乗り気ではなかったものの、こんなに「聞いてよかった」と思った話はなかった。

講演者は、クロフネカンパニーの中村文昭氏
かなり大きなホールを貸し切って行われる講演会だ、おそらくその当時から有名な方だったのだと思う。(恥ずかしながら私は全く存じ上げませんでした・・・)

聴いて頂いたらわかると思うが、まさに講演のプロだ。
関西弁で、抑揚があり、時に笑いを交えながら流れるように話をしていく。
その話振りに惑わされては本当にもったいないと思う。(話が上手いと、逆に素直に聞けない人も多いので‥)

その話の中で私は人生を変えるほどの大切なことを聞くことができた。

「なんのために」
「頼まれごとは試されごと」
「返事は0.2秒」

おそらく、もっと大事なことも仰ってたと思うし、
だが、脳みそまで手ぶらで参加した私が持ち帰れたのは、上の3つだけだった。

この言葉だけを見ると、「え?何言ってんの?」と言われそうだが、私はそう思わなかったし、大事にしている言葉。
言葉というより「感覚」というほうがしっくりくる。

その言葉は、今でも事あるごとに自分の指針となり、判断を後押ししてくれる。

さらに、自分自身の経験が増えるに従って、当時は気づかなかった新しい視点や解釈が見つかったりして、その言葉が私という人の土の中にグググっと根を広げることがあるのだ。

今となっては、中村文昭氏の講演はYoutubeでたくさん見る&聴くことができる。なんと便利な時代だ。

いろんな勉強会やイベントなど、色んなお誘いを頂いた時にその出来事を思い出す。

参加したら運命的な出会いがあるかもしれない。
ターニングポイントは、自分の関心とは全く関係なく訪れるかもしれない ということ。

今、youtubeの動画を見ても、ピンと来ない人も多いかもしれない。
おそらく、当時の私はリアルに話を聞く中で、彼の言っていることを受け入れる姿勢が整ったのだと思う。

素直に受け入れる姿勢で向き合うこと。
その場を活かすも殺すもその人の受け入れる姿勢次第だと思う。
他人がなにも感じず、変化しない時に、私だけが糧にすることができる「素直さ」を学んだ。

これもその講演から学んだ大事なことだ。

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