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NovelAI等を使ったノベルゲーム風動画の作り方 〜素材の作り方&役立つサービスの紹介〜
こんにちは!シトラスです!
先日、こんな感じの動画を作ってTwitterにアップしました。
立ち絵を作ったので動かしてみるテスト
— シトラス🍋 (@AI_Illust_000) January 2, 2023
立ち絵、背景、BGM、ボイスをAIの力を借りて用意しました。
今後は動きの緩急と演出をもう少し工夫するのと、ちょっとした表情差分が欲しいかな。#NovelAI#SOUNDRAW#AIart
Voiced by https://t.co/xLU0ILSrsP pic.twitter.com/acqkxluO3o
画像生成AIの登場で創作活動を始めた方も多くいらっしゃるかと思います。
AIで絵を作れるようになったのだから、そこからもう少し手の込んだものが作りたい!
自分の作ったキャラクターをゲームみたいに喋らせたり動かしたい!
そう思ってる人も、たくさんいる事かと思います。
自分もその1人です。
今回はノベルゲーム風の動画の、素材の作り方にフォーカスして解説していきます。
今回紹介する方法は、便利なサイトやサービスを活用したものなので技術に自信のない方や、スペックの高いPCをお持ちでない方でも大丈夫!
目次
1.画像生成AIで立ち絵を作る
まずは立ち絵の元となるイラストを用意、自分はNovelAIを使用しています。
NovelAIで立ち絵を作るにあたって、役立つ呪文はこれらです。
White background(白背景)
Game Portrait(ゲーム立ち絵)
full body(全身)
Standing(立位)
![](https://assets.st-note.com/img/1672755097173-Dt5hqbfyQO.png)
プロンプトはこんな感じ
太字になっているワードが立ち絵を作るのに使用した部分になります。
White background,{{{Novel Game Portrait Drawing Drawing illustration}}},{loli},{{solo,1girl}},({blue} and {red} and {{{multicolored black hair}}},{disheveled hair},long hair,{{loli,teenage}},[messy black hair],{Zettai ryouiki,Black Gothic Dress},small breasts,red eyes),[expressionless],kawaii,White background,full body,standing,
キャラの色と背景色が近いと、この後の切り抜きに失敗する事があります。
その場合はWhite backgroundの代わりにBlack backgroundなどの、色を変えた単色の背景に変えてみるといいでしょう。
ついでに背景も作っておきます。
こちらもNovelAIで作ることができます。
背景を作るにあたって役立つ呪文はこれらです。
No Person(無人)
Perspective(遠近法)
Novel Game Background(ノベルゲームの背景)
これらに加えて、部屋に映す小物の名前を羅列していって雰囲気を固めるとそれっぽいのが作れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1672872726154-yx23Gfk6Ok.png?width=800)
No Person,Perspective,Novel game Background,drawn illustration,kawaii room,desk,chair,school uniform,hunger,
2.キャラの立ち絵を透過する
今回はremove.bgというサービスを利用します。
より高画質で保存したい場合は課金が必要になりますが、基本は無料です。
こちらはAIを使って自動で人物を識別、切り取ってくれるサービスとなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1672755131373-Cm9WkRWxlQ.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1672882753243-sC7ICMV7QB.jpg?width=800)
切り抜きはとりあえず、これで完了です。
もっと品質にこだわりたい人は、画像編集用のアプリやソフトを使って、残った部分を丁寧に取り除くといいでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1672879148586-7o2RfowTEi.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1672879095676-j5HVDKKKrT.jpg?width=800)
光彩(半透明)をかけて輪郭をぼかす
実際に合成してみた使用時のイメージがこんな感じになります。
そのまま合成したものと、ちょっとだけ加工したものの2パターンです。
これで立ち絵+背景の素材が用意できました。
3.BGMを用意する
BGMはフリーの音源サイトからお借りしてもいいですが、作る方法も紹介します。
自分がよく使うのはSOUNDRAWというサービス。
有料サービスですが、動画の雰囲気や尺に合わせて自分で作れるのが魅力で、値段に見合った価値があるかなと思います。
無料でお試しもできるので、気になる方はぜひ!
使い方はとっても簡単で、ムード、ジャンル、テーマ、長さ、テンポ、楽器を選択するとAIが自動で作曲して何曲か提案してくれます。
この中からイメージに合うものを選んで、1小節単位で編集して調整していく流れになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1672845463416-N2zsj014jq.png?width=800)
より高度な編曲ができるプロモードも
フリーのBGM音源をお借りできる定番のサイトも、いくつか紹介しておきます。
フリー音源サイト利用の際は、必ず各サイトの利用規約に目を通してから利用しましょう!
魔王魂
こんとどぅふぇ
OtoLogic
4.ボイスを用意する
合成音声ソフトやAI音声サービスはたくさんありますが、今回はcoefontをご紹介します。
無料で使えるボイスが数種類ある他、プランに加入する事で非常に豊富な種類の声を選ぶ事ができます。
非営利目的での利用であれば、月500円とリーズナブルなのも嬉しいポイント!
![](https://assets.st-note.com/img/1672845935943-uXQYKW8AbY.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1672845974197-fkUuyyk15U.png?width=800)
自然に喋らせるコツとしては、息継ぎの間を作る事と、文章言葉と話し言葉の違いを意識する事だと思います。
それから、AI音声サービス全般が得意でない外国語の発音を避けた言い回しにするといいでしょう。
とはいえ、ある程度は自動で自然な読み方に変換してくれるので、違和感のある所だけ打ち直したり調整してやればOK!
素材ができました
これで最低限、必要な素材は揃いました。
イラスト、BGM、ボイスが用意できたので、あとはこれらを組み立てる事で記事の初めに紹介したような動画を作る事ができます。
実際にこれらを組み立てて動画にする方法は、またの機会に……
作業環境によって方法が変わるので、紹介するかは未定
今回はできるだけ特別な技能や、性能の高い機材を必要としない方法を紹介しました。
「特別な技術は持ってないし難しそう」
「高いPCなんかは用意できない」
活動を始める前に存在する壁は、便利なサービスの存在を知っているかどうかで、除く事ができるはず。
あとはアイデア次第で、もしくは他の技能と組み合わせる事で、さまざまな作品を作ることができると思います。
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