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「燃えよ」でカラフルに雑多に渦巻く命。そして藤井風からの「許可」

真っ赤なコートでイキってみてけれど、本当は新しいもの変わることには臆病だった。

誰も見ていない寂れた裏道では、つい下を向いてしまう。

太陽がしょげてるように見えるのは、自分がそうだから。

だって、太陽はいつも変わらずそこで輝いているのに。

自分なのに自分ではない誰か、
真っ直ぐにこちらを見つめる誰かに、
無理やり引きずられて行った場所。

冥い水の中を通って、産まれ直した場所。

そこにあるのは理屈なんか通じない生命そのもの。

生命の螺旋、混沌。

命って猥雑だし泥臭い。
綺麗なものばっかりじゃない。

命ってカラフルで雑多。
命って官能的。

命を祝福するダンス。

生命の根源の精霊となり、
本能のままに踊り狂い、飛び跳ねる。

汗を飛び散らせながら。

まだ、歌とも言えない魂からの雄叫びを上げながら。

炎のように燃える真っ赤なコートに、もう臆することはない。
もう何も怖くない。

燃えて、全て燃やして解放された藤井 風は、何にも染まらない真っ白になって歩み去る。

「なぁ、あんたはどうする?」と微笑みながら。


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藤井風は、「もうええわ」と自分を許し、

「燃えよ もうええよ」で、
私達のハイヤーセルフ、大いなる

ものとなって、私達に許可を出している。

もう心のままでええんやでって。

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「燃えよ」のMVを見たときの、沸々と湧き上がるものを、やっと言葉にしてみました。

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