これからのAI作品について
はじめに
みなさん、こんにちは。
AI画像生成にどっぷりハマっているStmicです。
いつもはAI画像生成のノウハウとかを記事にしているんですけど、
今回はこれからどんな作品を作っていけばいいのかな〜と
かなり悩んでいて、色々考えたので、それを記事にしようと思います。
書いてみてめちゃ長くなったので、前編・後編に分けました。
Twitterでバズってフォロワー増やしたい人は前編を読んで下さい!😊
今回が後編で、僕が書きたかった内容です。
それでは本編どうぞ!
なんで悩んでいるか
Twitterのフォロワーを増やすことの意味を見失ったから。です。
まさにしょうもない現代病って感じですっごい低俗的だから、
これがきっかけっていうの嫌なんですけど、事実なのでしょうがないですね。笑
意味を見失うまでに
①投稿が見られなくなった
②見られるにはどうすればいいか考えた(前編に書いてます)
③その方法に疑問を抱いた
というステップがあったので、それぞれの話をします。
投稿が見られなくなった
4月末のTwitterのアルゴリズム改変によって、僕の投稿のインプレッション数は激減しました。
それまで数万は当たり前で、ちょっと調子いい投稿は十数万っていうのが
普通だったのですが、一気に平均は数千、調子良くて2万みたいな感じになってしまいました。
それまで僕は投稿内容について特に深く考えたことはなくて、自分の上げたい作品をあげて、たまに面白いことを見つけたら検証内容をツイートして、みたいな感じで投稿していたのですが、アルゴリズム改変後に同様の投稿をしていても、数千しか見られなくてフォロワー数も一向に増えない状態になっていました。
フォロワーが増えないのは別にいいのですが、投稿が見られないのは自分が何か作品を発表した時とか、自分の好きなものを共有した時に拡散力が無いってことになるので、今の状態は広告効果的にもマズいと思いました。
見られるにはどうすればいいか考える
前編に書きましたが、どうすれば沢山の人に見てもらえるかな〜と思って、
バズリそうな投稿をいくつか考えて投稿してみました。
ここでは内容は割愛します。
その方法に疑問を抱いた
その結果、フォロワーは増えたのですが、フォロワーが増えても
結局すべて投稿のインプレッション数がめっちゃ上がるわけでもなく、
AI大喜利(僕がTwitterでやってる活動。AI画像を使った大喜利)とか
自分が本当に広がって欲しい内容はフォロワーの数字とあんまり関係ないということが分かりました。
滝沢ガレソさんみたいにフォロワーが何百万人もいれば変わるのかもしれませんが、多分滝沢さんが急に自分の趣味とかをPRし始めても、多分ゴシップ投稿ほどは見られないんじゃないかなと思います。
なので、色んな人に見られるというよりは、
自分がみんなに見てほしい投稿をするのが一番なんだなって思いました。
そこで、自分はAI画像とこれからどんな風に付き合っていきたいだろうか?
と考えてみました。
作品はどのように受け取られるのか?
僕はベテランちさんというYoutuberの影響で俳句や短歌を見るのが好きなのですが、
俳句の楽しみ方は2種類あると思っています。
・詠んだ人間がどういう人間かによって解釈が変わる
・読んだ側の人間の解釈によって変わる
前者は作り手が誰なのか、どんな人生を歩んできたのか、作り手がどんな状況の時にその詩を詠んだのかで解釈が変わると思っていて、
後者はその詩を読んだ人(読者)が持っている知識で解釈が変わると思っています。
そして、上記2つの特徴はどんな作品でも当てはまると思っていて、
例えばピカソのゲルニカという作品は
・絵の作品を見ただけで読み取れる情報
・ピカソが戦争を経験した時に描いたという情報が付加された状態で作品を見て読み取れる情報
では大きな差があると思っています。
つまり、
①誰が、どんな時に、どんな状況で作ったかという情報が作品に重みを持たせる
②そしてそれは、どんな人が見て、どんな分析をするかでも変わる
②はさらに2パターンあって
・読んだ人自体が持ってる経験や感受性、分析力で解釈が変わる
・誰か有名な人や分析力に長けた人(岡田斗司夫さんなど)が、その作品を見て感じたことを発信して、その情報を得た上で見るのでも評価が変わる。そして、このループは無限に伝播していく
という特徴があると思います。
見られる作品とは?
大きく分けて2つあると思っています。
①エンターテイメント的側面を持つ作品
見て聞いて楽しいとか感動するとか、面白いとか感情を動かされる作品がこのパターンで曲・絵・写真など表現媒体は自由です。
絵画などガチな芸術作品も結局は感情が動かされるという点でエンターテイメントに入るから、芸術もエンタメに包含されると思っています。
エンタメというと多くの人は楽しいっていう印象だけを抱くかもしれませんが、僕はシリアスな作品も悲しみや絶望を感じて感情を動かされるという点でエンタメ的要素が入っていると考えています。
②知識を得られる作品
Youtube大学やゆる言語学ラジオなど知識を得られる作品がこのパターンです。
大きくバズるコンテンツはこれにプラスしてエンタメ要素が混ざっている作品が多いと思っています。エンタメ最強。
逆に大学教授が淡々と話してるようなガチの知識探求型のコンテンツは一定数は支持されるが伸びづらい傾向にあります。
社會部部長ぐらい編集が神なら見られますが、映像作品として非常に高い完成度が求められます。
AI画像生成に関係する活動をしていくとなると、画像を見て知識を得られるっていう方向には中々持っていきづらいと思うので、やはり①のエンタメ方面で見られる作品にする必要があると考えました。
そうなった時に伸びているエンタメ作品を自分の中で思い返してみると、
やっぱり、
・製作者の顔が見える作品
・人柄が見える作品もしくは人そのものが描画されてる作品
が伸びているなぁ〜と思いました。
製作者の顔が見えるというのは、人柄が透けて見えるということではなく、物理的に製作者の顔が写っているということです。
顔出しのYoutuberなどがそれに当たります。
エンタメ系のYoutuberで顔を出していなくて伸びている人っていうのはあんまり思い浮かびませんでした。顔を出していないのはほぼ知識系です。
vlog系やにゃんたこさんのように顔は出してなくて伸びているというパターンもありますが、動いているところや体は写っているのがほとんどだと思います。
人柄が見える作品っていうのは漫画・映画・小説などです。
しかし、漫画や映画、小説は製作者の顔は見れないけど、描かれているものは人が多いですし、人じゃなくてもディズニーキャラのように感情表現や心理描写など擬人化されたものがほとんどだと思います。
つまり、ヒットする作品には人の存在が感じられるものが必須なんだろうなと考えました。
現状のAI画像作品
それに比べると、現状のAI画像は製作者の顔も見えなければ、コンテンツ自体が感情を表現したものではありません。
NFTアートなどは製作者の顔が見えないものも高額落札されてますが、
投機や投資的側面で見られていることが多いと思います。
もしくは、現物の絵画なども含むアートは製作者の活動を支持している人が購入していることが多い気がします。
その絵の見た目が好きで買っている人もいるでしょうが、
一般人の目に触れるぐらい有名で広く活動を展開出来るほど
商業的に成功している人はその人の活動そのものや理念に
共感して協力してくれる人が買っていると思っています。
つまり、自分自身がもっと前に出て、自分の人間性や理念にを打ち出して、それに共感してくれるファンを獲得するか、
投稿する作品自体に感情表現や心理描写を付け加えた方がいいと考えました。
そうなると、AI画像の投稿で良くある「投稿画像にセリフを言わせる」
というのはかなり良い線行ってると思います。
しかし、そういった投稿がバズっていないのは、何故なのでしょうか?
写真を見て一文を読んだだけじゃ人の心はそこまで動かないのでしょうか?
そう考えた時に、一文で評価されるコピーライトはヒントになるのではないかと考えました。
コピーライターは何故評価されてるんでしょうか?
コピーライターは何故評価されるのか?
そういう疑問を抱いて、コピーライトを見漁っていた時にこのサイトを見つけました。
このサイトはTCC(東京コピーライターズクラブ)によるTCC賞を受賞した作品が載せられています。
その1位(グランプリ)が福部明浩さんが考えた
↓のカロリーメイトのキャッチコピーです。
見えないものと闘った1年は、
見えないものに支えられた1年だと思う。
このサイトはこのキャッチコピーが使用された(テーマにした)
動画も一緒に公開されています。
動画を見れば、前半の「見えないもの」と後半の「見えないもの」は
違うものを指していることが分かります。
前半は「受験や不安、砕けた夢や挫折との向き合い方」を指していて、
後半は「自分を支えてくれた先生の見えないところでの努力や、記憶にも残っていないけど軽食で食べてたカロリーメイト」を指してるのかな
と色々な想像をすることが出来ます。
しかも、そんなに前提知識がなくても、深い考察をしなくてもなんとなく
一瞬でその言葉に隠されている色んな意味を想像することが出来ますよね。
これを見て僕は、コピーライトはその磨き抜かれた一文や単語が評価されているというよりは、そこから如何にストーリーが想像出来るか?っていう点が評価されているのかな?と思いました。
つまり人を感動させる良い作品の特徴は、
・人に想像される余地があること
・色々なことを想像させることが容易
なのかもしれないです。
この話は一番最初の「作品はどのように受け取られるのか?」にも通じていて、「誰が見ても感情を動かされるだけのインパクトのある作品」が良い作品なのかなと思いました。
これは僕が大好きな大喜利にも通用すると思いました。
僕が好きな大喜利は
・一瞬分からなくて、意味が分かった瞬間にめちゃくちゃ面白い
・意味は一瞬で分かったとしても何かをモジったり、何かをオマージュしてることが分かる
とかの特徴があります。たとえツッコミなども同様です。
そしてそれは、ある程度誰にでもわかるものでないと笑いを起こせません。
では、
・想像させる余地
・想像を簡単にさせる
この2点を満たした作品を作るにはどうすればいいのでしょうか?
これからのAI画像作品
写真だけを見て色々想像をさせるというのはかなり難しいと思います。
やるとしたら、風刺画のような方法か、それこそコピーライトを画像に書くとかが必要だと思います。
僕の中で風刺画はかなり攻撃的なイメージを持っているため、あんまりやりたくなくないので、やるならコピーライトなのですが、
自分が作った画像にぴったりのコピーライトを考えるのってめちゃくちゃ難しいですし、そもそもコピーライトは伝えたいことが先にあるので、
①伝えたいこと
②コピーライト作成
③画像作成
の順番じゃないと良い作品にはならない気がします。
つまり、多くの人に見てもらえるようにするには、AI画像は伝えたいことがないといけないのではないでしょうか?
それを軸にAI画像はただの表現方法の1つとして付き合っていかなければいけないと思っています。
そうなるとコピーライトもいいのですが、僕は音楽との相性はすごい良いんじゃないかと思っています。
僕はニコニコ動画というサイトがすごい好きだったのですが、
初期はボカロのMVは一枚絵ということが良くありました。
一枚絵ではなくても、パラパラ漫画とかは逆に世界観が出て良いのではないでしょうか?
なので、伝えたいことを軸に曲と画像を作って同時に投稿するという
スタイルはすごい良いと思っています。
そこで、AIでの楽曲作成をいくつかやってみたのですが、
正直現状のテキストや画像から曲を作る技術はまだまだ聴ける水準に達してないなと思いました。
AIを使った楽曲制作はすでに楽曲制作の技術がある人が使ったら威力を発揮するもので、僕の技術力では全然使いこなせなくて壁に当たりました。
なので、楽曲制作は出来るけど、画像に困っているよという人は是非連絡ください!
まとめ
めちゃ長くなりましたが、僕はこんなことを今考えています。
曲だけじゃなくて、ダンスとか、詩とか、画像と組み合わせることで
相乗効果を生むものは沢山あると思うので、色んな人とコラボしたり、
自分でも色んなことに手を出していくのも大事なんだろうな〜と思っています。
僕と一緒に何かしたいという人は是非DM下さい!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。😊
AIを活かして楽しい世の中を作っていきましょ〜🥳