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新しい機械製作に挑戦 瓦に対する思い

瓦を製造するための機械を製造して来た者として思うのですが、瓦の価値、性能は優れた商品です。

瓦を作るためには土を配合し、石などを取り除くためにクラッシャーを通し粘土をつくります。

粘土は真空土練機械により押し出され一定寸法に切断します。切断された材料はプレスにより成型されます。それを乾燥させ焼成して瓦が作られます。

粘土を金型により成型したものは、乾燥過程で変形し焼成過程でも変形しますので金型製作は非常に高度な技術が要求されます。また、プレス機に取り付けられた金型により成型された瓦は、ためしおしによる工程をも必要になります。これらはノウハウのかたまりなようなものだと考えています。

瓦を作るためには多くの機械設備やトンネル窯、またはガス窯を必要とします。出来た瓦は屋根に使用されますが屋根の形状により加工して使用します。

ここに屋根瓦工事現場の写真を示します。電動式瓦切断機により瓦を切断した場所です。

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       切断した瓦を上から見る

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       切断された端材を台車で降ろす現場

屋根の形状により瓦は切断され端材は廃棄されます。しかし端材は新品の瓦でありリサイクルしようと考えました。真空土練機により押し出した粘土を焼成させた貴重な資源です。






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