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【麻雀牌 『アモスマックス』 使用感とレビュー】

麻雀好きが高じて麻雀牌を買うのはよくあることだ。

麻雀の楽しい要素の1つとして「牌を触る」ということがあると私は思う。

概要

麻雀を覚え始めて、初めて牌を触って麻雀を打った時の興奮を私はいまだに覚えている。ただ牌を積み、牌を切るだけで楽しかった。(まぁ世の中には同じ麻雀好きでも疑問符を浮かべる方もいるとは思うが)

なので、麻雀を打つ相手がいなくとも麻雀牌を買うのは自然なことだ、と私は思う。牌を触る、牌を積む練習をする、1人麻雀をする、ちょっとイカサマの練習をしてみたり。そういった、まるで子供の積み木遊びのような楽しみがそこにはあると思う。感覚としては少し前に流行ったハンドスピナーのようなフィジェットアイテムの感覚に当たらずともいえども遠からずといった感じで、手先を使って牌を捌くのが生理心理的になんらかの欲求を満たしているのではないかと考えている。

余談ではあるが、私は麻雀の面白さとは大きく3つ「牌を触る楽しさ」「数字の組み合わせを考える楽しさ」「他プレイヤーとの競争とあがりの達成の楽しさ」であると考えている。
麻雀牌を買うことはもちろんプレイヤーが揃えば麻雀を楽しめるし、1人でもそれらを疑似的にある程度楽しむことができるアイテムとして麻雀好きには必須とも言えるものである。

前置きが長くなったが、今回は私が購入した麻雀牌「アモスマックス」についてのレビューである。

特徴

少し自分語りになるが、現在私が所有している麻雀牌は5セットである。なぜそんなに麻雀牌を所有しているのにもかかわらず、また新たに麻雀牌を購入しようとするのか、それはその「アモスマックス」の持つ特徴にある。

「アモスマックス」は麻雀製品の大手企業である大洋技研が製造している麻雀牌である。その特徴は名の通りの「大きさ」であり、一般的な手積み用の麻雀牌が縦寸24~26mm程度であるのが、アモスマックスは縦寸28mmと手積みにしては大きく、一般的な全自動卓で用いられる牌と同じような仕様となっている。

私が所有している他の牌にそれほどの大きさのものはなかったこと、大きいことで視認性が上がること、雀荘などの自動卓で用いられる麻雀牌と大きさが近いことなどが理由となり購入に踏み切った。

また、初心者に麻雀を教える際には大きくて扱いやすいものが良いと思い、そういった機会のために購入したというものも理由の1つである。(大きいと牌が扱いやすいということには疑問を持つ方もいるとは思うが、イカサマや小手返しなどをする時代でもないし、山積みや倒牌をするだけなら大きい方が重心を捉えやすいと思うのでこのような表現にした。)

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使用感と感想

本題の使用感であるが、やはり大きい。私の持っている古い麻雀牌と比べると親と子ほどの違いがあるだろうか。昔の麻雀牌は背が湾曲しているものも多いが、最近のものはそんなことはなく、背腹ともにまっすぐで非常に扱いやすい。牌が大きいため、手が小さい女性などが山積みをする際は少し苦労するかもしれないが、そこまで不便には感じないと思う。

購入したてということもあり表面はツルツルさらさらした感じで、腹部分の色がとにかく白いのが印象的だった。また、牌のエッジが丸いという印象も受けたが、これは全体が大きくなった分比例して角の丸みも拡大されたものだと思われる。ゆえに全体的に丸っこく意外と重厚な印象は受けない。

ここから細かく細部を見ていく。まず腹側からだが、先述の通りすごく白い。このアモスマックスは少し青みがかってさえ見えるほど真っ白で、元来麻雀牌の腹部分は骨からできていたということや、長く使い続けることで少しづつ黄ばんでくることもあり、見慣れない白色にすごく人工的な印象を受けた。(今まで触ってきた牌は新品でも白に違和感を感じなかったが、アモスマックスに限らず最近の麻雀牌はこういう仕様なのかもしれない)

また、文字の彫り込みについては非常に大きく深く掘られていて、見やすく触り心地の良いものになっている。デザインもスタンダードなものとなっていて安心して遊戯できる。


次に背面だが、今回はシンプルなイエローを購入した。色調としては新品ということもあり鮮やかで、それでいて目に優しい黄色である。個人的な好みの範囲に入ると思うが気になる点としては、横から見たときに白に対して黄色の割合が少し高いかなという印象を受けた。また、牌側面に凹型のデザインがないのも個人的は残念。(絶対あった方がいいのに、と思うがコスト的に必要ないと判断されているのか、最近の麻雀牌ではほとんどオミットされている)

終わりに

以上がアモスマックスの個人的なレビューである。私含め、おそらく多くの玄人の方たちにはウケないデザインと仕様になっているとは思う。

しかしこういった大きく、見やすく、扱いやすいものがこれからのスタンダードになっていくことは間違いないと思うので、初心者などと遊ぶ際にはぜひ使いたいと思える一品であった。これを使ってまた1人、麻雀人口を増やしていきたいと思う。

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