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EDR(イベントデータレコーダー)にアクセルを踏み、ブレーキを踏んでない記録が残っているのになぜ?事故直後は「アクセルとブレーキを踏み間違えたかもしれない」とご子息に電話で話したにも関わらず…

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「EDR」は全ての運行記録をデジタル化して、事故の究明が必要な時に科捜研が科学的に事故を立証するためのものです。この「EDR」の記録は航空機で言えば、「フライトレコーダー」と同じ役割りを持つもので、車両のコンピューター制御機構に組み込まれた記録装置です。この記録装置では、自らの装置不良も監視してるため、EDR 自体も故障があれば記録されます。したがって車両異常の主張をする場合「EDR」自体も故障していて記録の整合性がない場合は被告の主張は正しい可能性があります。しかし今回、EDR が故障していたという記録はありませんでした。つまりEDRは正常に稼働していた可能性が高く、残っていたアクセル踏み込みデータは正しい可能性が高いのです。 車両異常の主張を繰り返した場合、「責任転嫁」あるいは「無反省」と解釈され、被告は重い罪に問われる可能性があります。さらには遺族の心情も痛める結果となり双方に失望が増すことにもなります。自動運転の精度向上を願い、同じ事故が起こらない社会を願います。人間の「経験」や「勘」に委ねられる運転社会はいつでも加害者にも被害者になりえます。事故を起こした人間だけに厳罰を与えても、事故統計は微増減しか起こりませんでした。そのことを考えていくのが問題の根元と思います…

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人工知能開発基金は社会安全構築と、社会問題解決のためのシンクタンクです。

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