いかがでしたか?矢倉編

矢倉…それは、よく分からない戦法。気付いたら攻めてて、気付いたらB面で攻め駒がなくなっている戦法。

分からないなら回避すればいいじゃない、そんな声が聞こえてくるが、事はそう簡単ではない。

全ての元凶、それは2手目84歩だ。これを指すならば、矢倉は避けては通れない。

余談であるが、私は矢倉のことを愛している。後手番で76歩84歩68銀と指された瞬間に机を震わし、歓喜の声をあげるほどだ。

ああ、矢倉よ。私はこんなにも君の事を思っているのに、どうして君は何も教えてくれないんだい。寝ても覚めても想い続けている。

左美濃急戦

左美濃急戦は森内-阿部戦をきっかけに爆発的な支持を得た(要出典)、今では何も珍しくない戦法である。美濃特有の横の固さを活かし、飛車を切り66角が決まる形になれば、脳内物質に溺れて、指し続けることだろう。この戦型は24歩からの縦の攻めが急所になる…はずだった。実際、縦の攻めが間に合う展開になると、結構辛い。しかし、この筋が見た目以上に厳しくないということが、この戦型が支持を得た理由の一つであろう(要出典)。

73桂ポン

73桂ポンとは、高見-遠山戦を代表とする、現代将棋特有の先制パンチを駆使した戦法である。この戦型は飛角桂の3枚の攻めであるため、やや薄い印象がある。しかしながら、ソフト評価値は悪くなく、優秀な戦法であることは間違いない。先手としては、まずは急戦を防ぐ、そして、2筋から反撃するという段階を踏む必要がある。攻め合おうとすれば、やはり後手の桂馬が早く、チグハグな印象を抱いてしまう(要出典)。

土居矢倉

土居矢倉、それは相矢倉の一種である。相矢倉という言葉が嫌いなため、説明は以上である。

米長流急戦矢倉

藤森先生の本を読んでください。以上。

雁木

矢倉には雁木って聞いたことがあるが、そんな事ない。普通に強い方が勝つ。そもそも、お互いに力が出せる戦型になるため、やはりこれが決定版になる事はおそらくないだろう(要出典)。

右玉

思わず敬語になってしまうほど、信頼している戦法です。玉頭から殴る感覚が堪らないですね。相矢倉指すくらいなら、右玉に構えた方が勝ちやすいまであります。おそらく矢倉党も相矢倉の方が経験値があると思うので(要出典)、大会とかでは結構おすすめです。

雁木vs右玉

どっちがいいか問題は、難しいところである。こんな事を言ってしまえば、元も子もないが、結局のところ、指しやすい方というのが結論ではあると考える。まあ、私は右玉を指しますけど。「雁木のすべて」「雁木でガンガン」と「右玉のすべて」を読み比べて欲しいという感想である。

脇システム

相矢倉の一種であり、大抵は棒銀が間に合うか、それとも馬の働きが大きくなるか、という戦型になる(要出典)。本当に矢倉特有の感覚が必要なのか、よく分からない戦型である。

相矢倉の終盤

私は相矢倉アレルギーではあるが、とりあえず41銀or角で32の金を攻めるのが急所になるイメージがある(要出典)。いや本当に棋譜を並べていないため知らないが…。やはり、24桂をぶち込むのは気持ちが良い。

いかがでしたか?①

矢倉について調べてみましたが、結論として、分かりませんでした。いかがでしたか?

いかがでしたか?②

矢倉はやはり難しい。私は殺したいくらいに愛しているが、少なくとも相矢倉に関しては、純粋に力が強い方だけでなく、特有の感覚が必要ではないかと考えている。これは要出典ではなく、天彦先生の順位戦記を読んだ結果、考えた事である。私はこの先、矢倉を理解する時が来るのであろうか?2手目84歩を指し続ける限り、眼前の壁は、やはりそびえ立ち続けるだろう。

いかがでしたか?③

いかがでしたか?中身がないことのネットスラングとして定着しつつある昨今、やはり、私のこの文はそれを超えることはできないため、タイトルはこの程度でいいだろう。

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