何も考えたくない!三間飛車穴熊〜対抗型〜

後手番の時に先手居飛車とかいう将棋の結論を指してくる人いますよね。というか将棋人口のうち99%は居飛車党なので(当社比)、大抵は居飛車です。

まあ、だからなんだって話なんですが……

基本図

各戦型で考えていること、付随する駒組みを記載していきます。
読むとわかるのですが、基本的には事前準備はしていないです。
穴熊=腕力(腕力を発揮するために抑え込まれないようにする)なので、一方的な展開になることだけは避けたいですね。

対居飛車穴熊

居飛車穴熊と振り飛車穴熊では居飛車穴熊の方が固くなります。純粋に角一枚分固いのと、自然な駒運びで固くできる点、角が桂香を拾いつつ穴熊にくっつけられる点があるので、居飛車穴熊の方が強いです。
対して振り飛車穴熊は遠さを主張しつつ、左辺の駒効率を主張していきます。
↑というのが理想論。実際はもっと難しく、袖飛車で暴れていっても悪くはならないですし、その日の気分が一番重要。

ここから石田組み替え(43銀)か袖飛車(54歩)か

対銀冠

銀冠は強いです。四間飛車穴熊でも銀冠(銀冠穴熊)が強敵になってきます。
居飛車は玉頭の厚みが命。なので、三間穴熊としてはここを崩したいですね。もしくは玉頭に厚みを築いているうちに左辺の駒効率を上げていきたい。
↑ということで取れる戦略が①玉頭の厚みを崩しに行く袖飛車②駒効率最大化の石田組み替え、だと考えています。

石田組み替えは玉頭に厚みを築かれると中終盤押し込まれる。また、飛車を圧迫される展開も難しい。
3筋パンチは体感勝率が低い。(争点が少ない)
じゃあ、右四間なら……?ということを今は考えています。

石田組み替えで駒効率を主張していく
この展開になると居飛車が楽しい(手順は適当だが伝わるはず)なので袖飛車指すならもっと厚みを作って暴れるように


対銀冠穴熊
最強。

普通に強いし、振り穴が固さ負けする展開になるので当たりたくないですね。石田組み替えで主張をしていくのが無難ですね。

対elmo(細川本を除く)

固さが生きる展開。玉頭に味をつけておくと抑え込まれにくいが、74歩を入れるタイミングが難しい。
銀を上がるタイミングが難しく、46銀に43銀をセットと覚えておけば楽(43銀入れておくと攻め合いにしやすい)。
54歩型で角の転換を見せつつ……としたいが、35歩から55歩の仕掛けを生むので54歩も実は難しい

実は細川本の駒組み(右四間)にあったことがない

対へな急

とりあえず52金22飛車で急戦を防ぎ、ハッチをしめてから考える。
この展開になると地下鉄含みの駒組みをしてくることが多い。
この柔軟性こそがへな急の強さですね。
三間穴熊としては固さを頼りに玉頭で手を作っていきたい。すると54歩53銀かな?へな急は66角上がってくるので、56歩もセットで突くはず(知らんけど)。55歩絡めながら玉頭を襲う展開になれば、三間穴熊も戦える。
てかもう三間穴熊じゃなくて、ただの向かい飛車穴熊じゃないですかコレ?知らんけど?

とりあえず熊る。それから考える

まとめ

適当にこの戦型にはこの形と準備しておいて殴りましょう。
穴熊は攻めをつなぐことが重要ですね。
ひたすら噛みついてストレスを与え続けましょう。多分そのうちミスってくれます。

感想

ここまで読んでいただいた方なら分かると思うのですが、後手番+三間飛車穴熊ということで、以下に力戦系というか終盤勝負に持っていけるかということを考えながら指しています。
つまり新手やハメ手のような局面を良くしにいく工夫を取り入れていないです。
割と綺麗な振り飛車なんじゃないかなぁとか思いながらも、最初から三間飛車穴熊を目指すのではなくて、指し手に対して素直に応じるためにも、三間飛車指すなら美濃も指せる方がいいですとだけ書いて結びにしようと思います。

まあ、ボクは最初から三間飛車穴熊しか指すつもりないんですけどね!

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