初めてはじめました
冷やし中華。
麺料理を作ることが得意じゃなくて、
一皿でご飯が完結してしまうのも好きじゃなくて、
パスタも、うどんも、蕎麦も、
家で作ることは皆無でした。
けれども、外食がなくなって1年半。
色々試してみなくては、自分のご飯にも、飽き飽きしてしまいます。
ナポリタン・カレーうどん・鍋のシメ・サラダうどん…と、様々な麺料理。
そしてついに、生まれて初めて作った
冷やし中華。
「冷やし中華、はじめました」と、のぼりが出るほど季節感溢れる食べ物。
どちらかといえば「冷やし汁無し坦々麺」が好きな私は、冷やし中華に魅力を感じたことがありませんでした。
昔から、独特の、甘いような不思議な香りが得意ではなかった気がします。
そんな私の背中を押すのは、レシピ本に踊る「タレさえできれば簡単」の文字。
ドキドキしながら錦糸卵を作り。
タレを煮詰めて、"冷えたら"ごま油なのね、と、まるでひるおびのプレゼン準備のように料理をするのが、私のキッチン。