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酒中日記

酒中日記

評論家、坪内祐三が馴染みの文壇バーで、飲み友達と語り合う。真摯に、深く、ぐだぐだに。相手が変わればコミュニケーションも引き出される人間性も変わる。その普遍が、虚実を乳化させた独特のフォルムで伝えられる。包み込む都築響一、淡々と楔を打つ中原昌也、大らかに愚痴る重松清、ニコニコ見守る南伸坊……間や空気にも「文体」があり、会話とは「共作」なのだということがよくわかる。

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