初めてのおっぱいとおむつ替えの日
もうずっと前のことみたいだけれど、
たった3か月前のお話し。
初めてのおっぱいとおむつ替えをした日のこと残しておこうかな。
出産した次の日。
わたしは朝も早くから、検温や血液検査、回診と朝ごはんを済ませてドキドキしていた。
前日に出産をしたのだから当たり前なのかもしれないが、
身体中は筋肉痛になり、そしてお股はひどく痛み歩くのもよちよちとした感じだったけれど
それが気にならないくらいに、ドキドキしていた。
出産前からずっと心待ちにして、あこがれ続けてきた時間が近づいていたからだ。
はじめての、おっぱい。
同じ日に出産した2人のママと一緒に助産師さんから授乳指導を受ける。
わたしは、ドキドキしながらその時間を心待ちにしていた。
助産師さんから授乳指導の際には赤ちゃん用のガーゼが要ります。と言われ、夫に買いに走ってもらったのは、さっさ忘れることにして(入院時の持ち物に書いてあったのに、かばんにうっかり入れ忘れてた。早くもうっかり母ちゃんの爆誕である)
さて、授乳指導の時間。
お乳。今まで飾りのようになんの役にも立ってこなかった白くて柔らかくてまあるい、このおっぱい。
ついにお役を果たす時である。
小さくてかわいい我が子は新生児室で泣いている姿も他のどの子よりもかわいい。
この子に今からおっぱいをあげるのね、ほわほわ。
とお花畑のひとみたいなことを思いながら指導が開始。
授乳の前にまずはおむつ替えです。と助産師さんが言うので先におむつ替えに初挑戦。四苦八苦しながらもおむつを替えた。
小さな小さなかわいいかわいいお尻🍑
うんちもおしっこもかわいい。なんてことだろう。うんちもおしっこもかわいいなんて、どうかしてる。もしかしたら天使を産んでしまったかもしれない。
そして、待望のおっぱいタイム。
寝ているのか起きているのかよく分からない我が子を抱き寄せ、
授乳枕の使い方を習い、
乳首を少しマッサージして、
かわいい小さなお口にもっていく。
さあ、どうぞ。
あなたのおっぱいはココですよ♡
むむ
おかしい。
むむ
泣いている。
むむむ
全然おっぱいを吸ってくれない。
全然。
おっぱいは出てこない!!!
臨月に入ってからは毎日痛いくらい乳首をマッサージしてきたのに。
みんな大変って言うけど、わたしのおっぱいは大きいし乳首も柔らかくてきっといいおっぱいに違いないって、勝手に信じていたのに…
隣のお母さんは、乳首をちょっとマッサージしただけでピューピュー出ているではないか!!!
おかしい!!!
かなしい!!!
そしてなんだかくやしい!!!
我が子はちょっと口に含んでは、出てこなくて泣く。首をイヤイヤと横に振って別のおっぱいを探しているかのようである。
これは大変だ。
ここで、助産師さんによってそろそろミルクに代えましょう〜との判断。
ミルクを哺乳瓶に作り、我が子の口元へ。
するとミルクは面白いくらいによく飲むのだ。
くやしい。
なれるものなら哺乳瓶になりたい。
なんだか泣いている我が子と一緒に泣いてしまいそうだった。
たった20mlのミルクを一生懸命飲む我が子🍼
はあ。
かわいい。
ミルクだって我が子が育つのだからいいのである。
でもやっぱりちょっとくやしい。
少しずつ、ここから本当に少しずつ、ミルクの前に毎回おっぱいを口に含ませて、わたしのおっぱいに慣れていってもらった。
退院するまで、とうとうミルクの代わりはつとめられず、わたしのおっぱいの戦いはここから続いていく。
今日はその始まりのお話し。
おしまい。
最近のため食卓
ローストポークwith江田島のみなさんからいただいた採れたてじゃがいもと玉ねぎ