#22-275 湿度を保つこと。
夏。まだ、夏のよう。
空は、ちゃんと秋なのに。
秋はこんなにも暑い季節だっただろうか。
すぐに冬になるというのに。
*
前髪を切ってもらって、3週間が経った。
けんちゃんに、丁寧にトリートメントをしてもらって、艶髪にしてもらったので、それをkeepすべく毎日じぶんでもトリートメントをしている。3週間、ずっと。それなりにkeepできているはず。
今までどれだけ気にかけていなかったか、よくわかる。保湿、大事。
髪だけではなく、肌の保湿もはじめた。先週。こちらも毎日お風呂上がりにクリームを塗っている。全身用なのかどうかはわからないけど、全身に使っている。
朝起きたときに、お肌がすべすべしていることに、昨日気づいた。普段はあまりじぶんの肌に触れることはないけれど、昨日は起きた時、すーっと腕に触れた。
「こんなにも違うものなのか」と、肌に関しても今までどれだけ気にかけていなかったか、よくわかった。
保湿、大事。
続けることも、大事。
今まであまり乾燥しているかどうかすら、気にすることがなかった。お風呂上がりに顔に何もつけないことも、髪を乾かさないことも、たいしたことないっておもっていた。だけど、わかった。「たいしたこと」だった。
もうちょっと早くそうしていたら・・・なんて考えても仕方がない。今まで然程気にならなかったのだ。それを気にして、今、どうにかしている。それでいい。
今まで、本当に何も気にしないで過ごしてきたかというと、そうではない。続いていないだけで、ちゃんとケアしようとしていたときもあった。その証拠に、使い切らずに残っているものがいくつか放置されている。もう1年以上、そのままだ。使いきればいいのだけれど。使いきろうか。使いきろう。
そう、そんな風に最後まで頑張れないわたしがいる。
否、いた。
もう途中でやめてしまうのは、やめたい。ちゃんと続けたい。現状に満足しないで、諦めないで、最後まで続けたい。どこが「最後」なのかはわからないけれど、「もういいや」っておもわないで、いい状態を続けたい。
今までわたしには、そういうところが欠けていたのではないか、とおもっている。学生の頃、部活でもそうだった。だから今だって、あの頃と変わらず頑張れないままなのではないか。
負けないこと・投げ出さないこと・逃げ出さないこと・信じ抜くこと
だめになりそうなとき、それがいちばん大事なのだ。
だけど、わたしはだめになってない。大丈夫。
だめになっているかもしれないけれど、まだ大丈夫。
死ぬまで保湿し続ける。
髪も、肌も、こころも。
aico.
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