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#23-037 心配と安心

西の空に
まんまるのお月様がいてくれたから
なんだかうれしい朝になった。

今日は特別な日。
今日も特別な日。

4:00am

今日は調理実習でカレーを作るらしく
「ごはんだけ」持って行った。
ごはんは調理実習で炊かないらしい。
そして、調理実習は2限目。
昼食の時間は、4限目のあと。
せっかくの調理実習、
あたたかいごはんは食べられないんだね。
不思議だね。
せめてカレーはあたたかいのんがよかったね。

みんなで作って、みんなで食べるカレー。
静かに食べても、うれしいよね。
あたたかくなくても、おいしいよね。

昨日、夕飯に作ってくれた炊き込みごはん、
とても美味しかったよ。
また一緒に作りましょう。
きっとそのうち、ママよりも上手に
なるんだろうな。
どんどんママを超えていくんだろうな。

子どもの生けた花

先日の立春は、両親の結婚記念日だった。
1日遅れの、小さなお祝いをした。

Gowdyのcake

「よう我慢したなぁ」

そう言って、父が笑った。

今も、これからも続くであろう
その「我慢」に、
どれほど感謝しているか。
ありがとう。

わたしにはできなかった「我慢」。
結婚記念日は、同じだった。
両親のように、長く一緒にいるはずだった。
毎年、一緒にお祝いするはずだった。
一緒にお祝いすることは、1度もなかった。
それから毎年「おめでとう」を言うことが
心苦しくも、申し訳なくもある。

元々、一緒に暮らす予定ではあった。
かたちは変わってしまったけれど、
一緒に過ごせていることを
とてもうれしくおもっている。
きっと父もそうおもってくれているだろう。

父がどれほど心配してくれているか、
よくわかっている。
いつまでもきっと、
安心することはないかもしれない。
どんな状況であっても、
それは変わらないのではないだろうか。
安心できる状況は、
きっとこの先、訪れないだろう。

いつまでも、親は子を心配している。
そういうものだろう。
わたしもそう。
いつも心配だ。
心配はしているけど、信じてもいる。
信じていながらも、心配はする。
どちらかの人生が終わるまで、それは続く。

とはいえ、
心配されるとわかっていながらも、
安心してもらいたいもの。
父に安心してもらうには、
まだ時間がかかりそうだ。

こんな娘を、
大切に想ってくれてありがとう。
愛してくれて、ありがとう。

aico.

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