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完全なる弱音。

沖縄で、冷静に自分の「今」と「これから」を考える時間に恵まれた。結果、八方塞がり感にさいなまれている。「今」の私は「これから」のみんなの未来に何ができるのだろう。

日本国憲法でも、WHO憲章でも、明記されている。
私たちの健康をつかさどっているのは肉体の健康だけではない。
社会的なかかわり、文化的な営み、人と人とのつながりや信頼関係こそが、私たちの健康の源だ。

【日本国憲法 第二十五条】
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
【WHO憲章】
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。

医療をやりたくて医者になったわけじゃない。

私が医者になったのは、人々の暮らしを豊かにするために何ができるかを考えたとき、《メディカル》と《ソーシャル》の両方の技術があったらいいと思ったから。広告会社で培った経験に加えて、医者の知識と技術を身につければ、肉体的にも、文化にも、社会的にも、生活者の健康に深くかかわることができると思ったのだ。

いま、「ヘルスケア」から「プレイフルケア」という合言葉で、「食べる力の向上」や「食支援」の文脈から【くちビルディング選手権】を地域展開しているのも、メディカルとソーシャルの中間領域を具現化するための一つの活動としてやっているつもりだ。

文化的・社会的活動も制限された今。

新型コロナウイルス(COVID-19)による感染が世界中に拡大する中、私たちは身体的な健康が危険にさらされるだけでなく、仲間と集ったり、美術館に行ったり、学校で教育を受けたり、わけもなく外を出歩くことすら制限されている。

こんな状態では、ウイルスに感染しているかどうかなど関係なく、すべての生活者が健康な状態を脅かされているということに他ならない。

医者になって2年。メディカルとソーシャルの両軸で人々の健康を支えたいという想いで走ってきたのに「今みたいな状況になったて、自分は何ができるのか」

私たちの活動「くちビルディング選手権」は楽しさと正しさの両立をテーマにしている。こういうときこそ楽しさが大事。ただ自粛モードのさなか今後どうして行こうか。もっと楽しくもっと安全に出来ないか毎日、考えているが答えがでない。

文章のオチもない、完全なる弱音。

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