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愛とは花びらなお話

3980円で涙腺は崩壊した。
※バチェロレッテジャパンのネタバレを含みます。ご留意ください。

半沢直樹ロス

放送前から前シリーズをきちんとおさらいしてから臨んだ「半沢直樹」
存分に楽しんだ。楽しみすぎて、なぜ銀行員にならなかったのか悔いたほどだ。
物語の中のオアシスであり、毎回重要なキーを握る、半沢の妻、花ちゃん。上戸彩演じる花ちゃん。
もう、とにかく、花ちゃんのような嫁になりたい。女神だと思う。
花ちゃんが半沢が反旗を翻すことにより、銀行員でいることすら危ぶまれるということを話したときの反応が、本当に女神だった。
そして、親の仇、比喩ではなくてそのまんま親の仇であるはずの香川照之演じる大和田は、誰よりも半沢を信じ応援する存在となる大団円。
楽しすぎて、夢中になりすぎて、わたしは完全なる半沢直樹ロスだった。

そんなわたしは10月9日にその悲しみから抜け出した。

真実の愛を探す旅に便乗

わたしは、恋愛リアリティショーというのをあまり観てこなかった。
あいのりもテラスハウスもその存在を知っている程度だった。
でも、なぜか一昨年、「バチェラージャパン」を観てみることになった。
バチェラーとはハイスペックな独身男性を、20人くらいの女性が奪い合う恋愛リアリティショー。女性たちはその期間、共同生活を行い、
バチェラーとのデートやカクテルパーティを経て、「ローズセレモニー」で、
バチェラーからローズを受け取れないとそこで脱落となる。
どんどん人数も少なくなり、最後のひとりが晴れてバチェラーとお付き合いをすることとなる。
初代バチェラーはレンタル家具の会社を経営する東大卒のエリート久保さん。インスタをフォローしてるけど、番組中もいまも、変わらずほんとにイケメン。
参加女性には今人気のゆきぽよもいて、とてもおもしろく見ごたえがあった。
シーズン2バチェラーは当時サイバーエージェント役員だった小柳津さん。個人的に、とっても大好きで、彼の影響で韓流を観るようになった。
シーズン3バチェラーは化粧品貿易の会社を経営する友永さん。なかなか波乱の展開で、ホストの指原さんに「胸糞悪い」と言わしめたけれど、3シーズンで唯一、結婚に至ったのでそれはめでたい。

そんなバチェラー。
その男女逆転バージョンである「バチェロレッテジャパン」というものが、10月9日ついに配信された。
実をいうと、仲のいい友人と配信前には、
「バチェラー3のトラウマあるし、観ないかも」
予告を観て「なんか高飛車そうだよ、このひと」
などとかなりネガティブな話をしていた。
しかし、結果的に、わたしとその友人はバチェロレッテジャパンで涙腺崩壊することとなる。

初代バチェロレッテ 福田萌子さんというミューズ

初代バチェロレッテは、沖縄出身の長身美女 福田萌子さん
「スポーツトラベラー」「モデル」をしているヘルシー美女。
予告の編集や、写真ではかなり高飛車そうな雰囲気だったけれど、動く萌子さんは、天真爛漫で、男性陣の心と本当に真剣に向き合う素晴らしい女性だった。
真剣に、正しく向き合うあまり、論破されていく男性陣。
でも、ただ、論破するわけではない。
その男性が、今後どうしていくのがいいのか、それをちゃんと考えられる愛のある論破をしていく。
萌子さんという女性は強くて純粋無垢なtheメンターなの。
彼女は、本当に愛にあふれたひとで、参加男性たちと真剣に向き合っていた。だからこそ、「合わない」と思った時にはわかりやすくチベットスナギツネのようなスンとした顔になる。
しかし、きちんと彼らが旅を終えた後に歩いていく轍をつくってあげる慈悲深さが素晴らしい魅力だなと思った。
素晴らしい言葉で、なにかを持ち帰ってほしいなと思い向き合っていたのだと思う。
印象に残っているのはイベントオーガナイザーの藤井さん
お調子者を絵にかいたような金髪の青年。
正直、パリピが苦手なわたしは、とっても苦手だった。
でも、彼がまとっている鎧を萌子さんは脱がしてあげた。
そこで彼が話した本心に、彼への見方は変わった。
お調子者な彼は、気を遣いすぎるからお調子者なのだ。
わたしは、彼の気持ちが痛いほどにわかる。
自分の周りが笑顔であればいい。自分の歩く「先」より歩いた「道程」が重要で、そのためなら自分の本心を隠すことは日常茶飯事。
そういう生き方しかできないひとが世の中結構いる。
でもなにかきっかけがなければ、この生き方は変えることは難しい。
藤井さんは、萌子さんに強く詰問されたことで自分自身を見つめなおすきっかけを得た。萌子さんのなせる業だ。

自身の不倫が原因で離婚をした下山さんが、そのことを告白したときの萌子さんも素晴らしかった。

「わたしはふたりの物語や背景を知らないし、ただの不誠実な行動だけだったのかもしれないしわたしにはわからない。ただ、確かなのは結婚していた経験値、不倫をして相手を傷つけてしまった経験値があるってことだけよね」

こんなポジティブに返せる萌子さん。
今回、バチェロレッテとのツーショットデートは「1on1デート」という名称だったのだけど、なんだか各企業で行われる面談の「1on1」だなと感じることが多々。萌子さんは根っからのメンター気質。
その場を去るひとも、そこから新たなスタートを切れていたように見えた。
もはや、カウンセリング。

個性豊かな男性陣

沖縄以降のメンバーを数人ざっと。

完璧な男 黄晧さん
中国湖南省出身の実業家、黄晧さん。
イケメンで、実業家として成功していて、さらに鍛え上げられた肉体と、自信家でコミュニケーション能力に長けた彼は、男性陣といるときにはヒール役。自信があるがゆえに、視聴者には横柄にも、性格悪めにも映っていた。実際、わたしもちょっと怖いな。怖いし、なんだか完璧すぎてな・・・とい印象があった。しかし、一貫して、ライバルを鼓舞し、後押しする一面もある男性であった。
杉ちゃんが萌子さんのところにいけないときに背中を押したのは彼だった。
そして実は結構チャーミング。
「欠点がないのが欠点」とローズに言われたことは、

きっと刺さったと思う。
器用貧乏あるあるで、なんでもそれなりにできる。でも、すごくできるってわけじゃない。標準、平均よりはできる。トップクラスには入れる。
でも1番になれなくて、また努力する。そんなとこが彼にもあったんじゃないかなって。
それを考えながら回を重ねていき脆さが見えてきたとき、だいぶ心が動きました。好き。

I wanna rose♪イケメン歌手 ローズ
大黒摩季さんと歌を歌っているブラジルの血が流れる静岡出身の歌手當間ローズ。
彼の登場はあまりに衝撃的すぎて、、日本人女性にはとても受け止めきれないものだった。
でも、知れば知るほど彼のやさしさ、穏やかさ、深い愛情に萌子さんも視聴者も心を動かされたのは間違いない。ディズニーの王子様のような彼にわたしも心癒されていた。彼の登場時の歌も、萌子さんに湖西市のホールで歌った歌も歌えるようになってしまった。多分ピアノも弾ける。
彼が去る場面は王子様でしかなかった。

AmazonのCEOのような23歳 エヴァンズ マラカイ
オーストラリアの血が流れる道産子 マラカイ。
とにかくかっこよくてかわいくて、そして、情熱的。
23歳でありながらしっかりとした意見を述べられる正しさと勇気を兼ね備えている。なによりその落ち着きは、でっかい会社のCEO感すらある。
「ひとを表紙(見た目)で判断しないで」という白紙の本に思いのたけを書き、萌子さんと交換日記をする。

ベビーフェイスな美容男子 噛みつき35歳 瀬戸口さん
かなりのヒール。
美容を気にするあまり、沖縄では常に長袖、帽子、サングラス。極めつけは日傘。いや、見習わなくては・・・。
しかし、その行動と、すぐまわりに噛みついてしまうことにより、周りの男性陣ともあまりうまくいかない雰囲気。
かわいらしいお顔と、努力してるだけのことはあるお肌と言動のギャップがなかなかおもしろかった。
彼も萌子さんに詰問されたじたじに。でも、彼は、みんなが萌子さんを責めたアフターローズで萌子さんを一切責めなかった。そこは素敵だったな。

ナンパ1000人斬り・・・してないでしょ。藤井さん
前述したイベントオーガナイザー藤井さん。金髪と個性的なファッションが特徴。紹介VTRではナンパ1000人斬りといううたい文句だったけど、実際、たぶん彼はまじめで、ひとのいやがることもせず、しつこくもしないと思うので、このうたい文句は盛りに盛っているものだろうなと感じている。いいんだよ、藤井さん、もう自己犠牲なんて。
萌子さんと話し、チャンスを生かせずソファーで泣いていたときもおどけて見せていた彼が、そういういわゆるリスクマネジメントなしで生きていけているといいなと思う。とてもとても応援したいなと心底思う。

意外と高音ボイス、意外と乙女 サーファー萩原さん
THEサーファーな見た目とおだやかな話し方が好印象を与えた萩原さん。彼の生け花は、わたしはとっても好きだった。萌子さんがグループデートの後に話をしたかった気持ちはわかる。ただ、自分のものさしで物事を考えてしまいがちなのかなぁって思った。
でも、最後の涙で人間らしさを感じ好きになったひとり。

花火となみだとのっきーと。はんのきざわさん
山Pにそっくりの整ったお顔立ちののっきー。とても熱い男。
なかなか萌子さんとふたりきりになれず、悩む。グループデートの生け花ではお手紙で自分の想いをアピールするもなかなかデートに誘われない。
そんな中、台湾最後の夜、彼の最大の見せ場がやってくる。
ストールンローズ。
世界のバチェラー、バチェロレッテシリーズにおいて初のシステム。
デート中のバチェロレッテを奪いに行ける紫の略奪ローズ
しかし、そのローズをバチェロレッテに受け取ってもらえなかった場合、そこでバチェロレッテのもとを去ることになる。
はんのきざわさんは、その世界初のストールンローズを使った。なので、今、世界中でただひとりはんのきざわさんだけがストールンローズを使ったひととなる。
残念ながら、そこでローズは受け取ってもらえなかった。デート中、萌子さんとローズ君が見ていた花火を、はんのきざわさんも涙で見ていた。これは名シーン。
わたしはこれから花火を見るたび、はんのきざわさんを思い出すと思う。

清潔感、誠実、ジェントルマン わたしのファーストローズ マッキー
わたしは清潔感のあるひとが好き。マッキーの終始ジェントルマンだけど、スマートじゃないエスコートが逆にかわいらしかった。とにかくスーツを愛している彼が、なぜホテル経営をしたいのか、そこの話をもっとちゃんと聞きたかった。編集のせいなのかそこがとっても消化不良。
でも、ジェントルマンで控えめなところがとっても好印象なひとりで、最初のカクテルパーティーのときの立ち振る舞いなどから、わたしのファーストローズはマッキーだった。

あざとチャーミングな料理男子 チャミ
あざといひとを見慣れているからか、チャーミングさは感じるもあざとさはそこまで感じなかったチャミ。チャミは愛される男で常にニコニコ笑顔でいてくれる身体は大きいけど、子犬のような男の子だった。もしかしたら、それがもはやあざといのかもしれない。「あざとい」とは・・・。
このチャミと後述する画家の杉ちゃんの仲の良さも癒しのポイントで、台湾の1日を、朝の部、昼の部、夜の部という風にわけてデートをする際、昼の部のランタンデート中の杉ちゃんと萌子さんのもとにチャミはやってきた。
萌子さんを迎えにきたのだから、「萌子さん!」とだけ呼べばいいところを、チャミは「杉ちゃん!」と杉ちゃんのことも呼んだ。
すーぎーちゃん、あーそーぼ!のテンションで。
ちょうどその時、バチェラーシリーズにおいて1番の名デートシーンではないかと言われている杉ちゃんが、描きかけの萌子さんの絵を萌子さんに見せ、「完成させたいんですね。これが想いなんです」といったところで奇跡的なタイミングで花火が上がる・・・という場面。
そこにしっかりチャミがいる。杉ちゃんもそれでよしとしている。おもしろい。
そんなふたりだから、チャミが去っていくところで、杉ちゃんは一生の別れのごとく号泣していた。
杉ちゃんが頑張れたのはチャミのおかげでもあるんだと語っていた。それを見てわたしは泣きながら羨ましさにかられた。

わたしの涙腺クラッシャー 愛とは花びら 杉ちゃん
わたしはこのバチェロレッテでは毎回涙を流した。特に4話でわたしの涙腺は崩壊してからは、「思い出して泣く」という10代の恋する乙女的な状態に陥った。
そのきっかけは台湾でのランタンデートだった。
台湾の定番といえば定番だけど、アーティストである杉ちゃんのそれは、萌子さんの言葉をお借りするなら「すべての瞬間がしあわせだった」
これ、視聴者もそうだったと思う。わたしはそうだったの。
ランタンの4面は色によって意味合いが違うらしく、「仕事」「お金」「愛」について書いていた。
杉ちゃんにとっての「愛」は「花びら」
「こっちにきた、あぁ、こっちきたこっちきた」
要するに、強引につかもうとしたら、ふわ~っていっちゃう。
「こっちかな、あっちかなあっちかな」って・・・
「でも、向こういっちゃったしなぁ」って思ったら、
ひゅ~、ポンッて(てのひらに入ってくる)
この表現にわたしは鳥肌が立った。感動して、気づいたら泣いていた。
そのあと、はじめましてのときに見せた萌子さんの肖像画。そのときはモノクロだった絵に沖縄の青や指先にも色が入っていた。それを見た萌子さんと同時にわたしも泣いた。
その後のカクテルパーティが始まる前に、萌子さんはみんなの前で杉ちゃんにサプライズローズを渡す。このときの萌子さんがかわいくてかわいくて・・・。
そんな杉ちゃん、その最初のカクテルパーティーではほかの男性の勢いに気圧され、萌子さんに話しかけることができずにいた。そんな杉ちゃんを他の参加男性たちが励まし、最後の最後にお話しすることができた。泣きながら。
そんな杉ちゃんに、萌子さんがかけた言葉「YOU ARE SPECIAL!!」
そこから杉ちゃんの物語は始まった。
杉ちゃんは不器用ながらに萌子さんに一生懸命誠実に想いを言葉にして伝えた。言葉を大切にする萌子さんに響く言葉たちだったと思う。
特にわたしがここまでの人生を考えてしまうほど、胸を撃ち抜かれた言葉は、
「シンプルになっちゃうんだけど、たまらなく好きです、萌子さんのこと。たまらなく好き。萌子さんのこと考えると成長できる。成長できるし変われる。
変われるし、びっくりする明日になる
なんか生きるのにね、必要不可欠になっちゃったんですよ」
この言葉を聞いて、いままでこんな風に想いを告げられたことはあったかなと、こんな風に思ってもらえたことあったかなって。
自分が誰かの成長に影響してるって、びっくりする明日になるって。
このあと、黄晧さんがくるんだけど、「こうさん、今はダメ、ちょっと待って」って思ったほど。
わたしがこの言葉をもらったら、もう、残りのローズ、全部杉ちゃんに渡す。
実家の家族に萌子さんを会わせるときに、自分の家族にも
「お父さんもお母さんもありがとうね~おねえちゃんもありがとうね~」と自然にお礼を言っていたのが印象的だった。
そのあと、ルターの言葉を引用して、庭にふたりでりんごの木を植える。
「明日世界が終るとしても、りんごの木を植える」
「明日終わるってなっても、絵を描いていると思う。僕はね。」

途方もなく萌子さん な結末

まっすぐ17人の男性と向き合ったバチェロレッテ、萌子さんの旅。
その結末は杉ちゃんの言葉をお借りすると、途方もなく萌子さんだった。
最後のふたりには黄晧さんと杉ちゃんという、両極端なふたりが残った。
そのふたりは萌子さんのお母様と対面。このときも黄さんは萌子さんのことを「聞いて」いたのに対して、杉ちゃんは萌子さんのことを「語って」いた。本当に両極端でおもしろい。
そのあと萌子さんにとってSPECIALな場所である屋久島でそれぞれと寝起きデートをした。ベッドでコーヒーを飲んだり、朝食を食べたり、将来を想像させるデート。
そのあと黄さんとはディナーデート。ここで萌子さんは突然真顔になり「今日はリスクマネジメントしないで向かい合おう」と毅然と訴える。ここで、ようやく黄さんは自分の気持ちを素直に話す。みっともないとこ見せたくない男心だよね。つらい記憶もプライドも邪魔をしていたんだと思う。涙ながらに話す黄さんは萌子さんも言っていたけどかっこよかった。
杉ちゃんとは萌子さんがよく子供のころにしていた遊び、お湯を張っていないバスタブで遊ぶデート。お絵描きをしたりワイン飲んだり。
このデートシーンはまるでフランス映画ですか???ってくらい素敵だった。そして、実際に萌子さんを見つめながら絵に筆を入れていく光景にこれまでのふたりを思い出して涙が止まらなかった。用意したスパークリングワインも止まらなかった。

そんなふたりとのデートを終えた萌子さんが下した旅の終わりは、
どちらも選ばない
なんとなくだけどそうするんじゃないかって思っていた部分はあった。
でも、自分と似たところがある黄さんか、萌子さんが唯一少女のような顔で過ごす杉ちゃん、どちらかと幸せになってほしかったから、願う気持ちでファイナルローズを見守った。
異例のひとりずつにお別れを告げるという新しいパターン。
黄さんに「わたしの人生のパートナーは黄さんじゃない」と告げたところで、
視聴者は「え?じゃあ杉ちゃんなのね?」ってなっていた。
おそらく黄さんも。
でも、杉ちゃんにも一緒にいたい気持ちはすごくあるけど、それは恋人としてではないと告げる。
そのときの杉ちゃんの「さよならだね」がつらくて悲しくて。
でも、たった2ケ月で誰かを好きになるって、難しいよ。
萌子さん、つらかったよ。半端な気持ちでローズ渡すという選択肢は萌子さんにはなかった。とってもかっこいいよ。

毎回失恋をするという経験

萌子さんは「愛の正体」を知りたかった。
だからこそ、毎回彼女は男性たちと真剣に向き合っていたの。
わたしが毎回泣いていたのは萌子さんが真剣だったからというのが大きかったと思う。
失恋して男性が去っていく構図だけど、もえこさんも毎回恋を失ってたんだと思うの。特に回を追うごとにその気持ちは強くなっていったと思う。
だからこそ、最後のふたりは、大きな喪失感が襲ってきた。
視聴者も萌子さんと一緒に、男性たちと一緒に毎回毎回失恋していたんだと思う。

「感性」と「受容」

ただ、それでも、杉ちゃんといるときの萌子さんがあまりにかわいくて、今後、お友達として付き合っていって結ばれてほしいと心底思う。
萌子さんが欲しかった言葉を、言ってくれたのは杉ちゃんだったと思うの。
感性を受容してもらえるか否かって、すごく大きなことだと思う。
曇り空にも同じ表情はないと思える萌子さん。杉ちゃんの絵を見て「目玉焼きみたい!」って無邪気に笑う萌子さん。
この感性を理解してくれる相手って、生きていてこの先出会えるかわからないんだよ。
ちなみに、わたし、小学校のときから、HBの鉛筆を削ってすぐのとがった状態を見ると「玉置浩二に似てるなぁ」って思ってた。
もちろん誰にもわかってもらえるわけもなく・・・。
これをね、たぶんラスト3人、杉ちゃん、黄さん、ローズ君は受容してくれる器な気がしてる。
杉ちゃんなら「そうなんだね!じゃあ他の2Bや4Bが誰に似てるか考えて描いて遊ぼう」
黄さんなら「その似てる点についてただただしゃべってていいよ」
ローズ君なら「それ歌にするね。そうだなC調でいこうか。OKすぐできる」
そんな感じにきっと受容してくれる・・・と勝手に思っている。

杉ちゃんと萌子さんがともに歩んでいく未来が見たかったけれど、萌子さんの旅の終わりは萌子さんが決めるのだ。
この誰より男前な決断に感動した。

萌子さんが素敵で髪を伸ばそうと思ったし、杉ちゃんがおしゃれすぎて、かわいい靴下が欲しくなったし、愛について真剣に考えた。

とてつもなく濃厚な10月となった。恐るべしバチェロレッテ。

Amazonプライム加入しているひとはぜひご覧あれ。
3980円の年会費で涙腺崩壊必至。

完全なるバチェロレッテロス・・・。最高なコンテンツだった。


子供と美味しいお肉を食べる貯金にさせていただきますっ!!