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「ここのねに通うには協力者が必要なんですよ!!」

二日目滞在先は、「ますの井ホテル」に決めた。
駅から近かったし、大浴場、漫画読み放題、あとフロントの評価が良かったので選んだ。

外観は、外壁が剥がれてオンボロ感は否めない。けどこのホテル良かったんです〜。
フロントの方が明るく優しかったので、まず第一印象から良い気分。
ツインルームの室内も広い!広さは大事!スーツケースを広げられる広さ。
あと助かったのは、洗濯機と乾燥機が無料で借りれたこと!洗剤は持って無かったので買いました。

豊後大野はスポーツ合宿の誘致も盛んなようで、かなり大型の洗濯機と乾燥機も用意されていた。
館内で会う人のガタイが良い。ラグビー?とか思いながら、すれ違う。
洗濯待ってる間に漫画を読むことができる。
座る場所もアチコチにあるから、フカフカのソファーで読書しながら待つ。
なかなか部屋に帰ってこないから、心配して父子が迎えに来た。

夕飯は道の駅の弁当屋で買った、唐揚げ、鶏天、鶏南蛮の鶏三昧。
デカイ!ひと欠片がデカイ!米も盛々。
大分の食べ物は満足度が高いなぁ、と思いながら窓の外の風景を見る。
山見ながらご飯、なんかえぇわぁ〜と、また大分の空気感を堪能していた。
「ますの井ホテル」オススメします。

三日目の朝は雨。地面が濡れていた。
傘さす人もいれば、さしていない人も。小雨くらいなら、ありがたいんだけど。
さて、今日は市役所の「まちづくり推進課」に移住の要、住居と仕事の相談をしたい。
ただ話のもって行き方を考えておらず、ノープランだった。
限られた時間(1時間ほど)でできるとしたら、顔を合わせてつながりを作ること。
味方になってくれる人が欲しかったし、自分達の考えと現実を取り持ってくれる人が欲しかった。

8:30市役所に着いた。
まだ開庁したばかりの時間に、飛び込んで行くのは申し訳ないなと思いつつ、限られた時間しかないので突進あるのみ!
4階のブースに「移住相談のお願いをしておりました、横浜の川口です」と名乗り出た。

窓口に出てきて下さった職員さんは、多分慌てていた。
まさかこんな時間に来るとは!?でしょう。
ちゃんと時間と目的を伝えてから訪問すべきだったなぁと、少し後悔。
事前に名前を聞いていたのが武藤さんと小代さんだったが、この日から移動でいらした神志那(こうじな)さんと日淺さんがお話を聞いて下さった。

移住を考えるキッカケとなった経緯をまず伝えようと、「ここのね」の話を伝えた。
こちらも来る前に色んな情報をネット上で調べてはいた。
けれどネットだけでは現実は分からない。その分からないことを、知りたくてここに来た。
なので今は、そのことを一方的に話させてもらった。
ペーパードライバーの夫は運転に不安があること、どんな仕事があるのか、水道やガスなどのインフラの現実、「ここのね」に入学するには1~2週間の体験が必要で滞在する場所が必要なこと、私も自分の特技や好みを全開でしゃべり続けた。
今、躊躇する時ではない!
お二人とも真剣に話を聞いてくださり、こちらの熱意を感じとっていただけたと思う。

日淺さんは地域おこし協力隊の方で、「ここのね」スタッフとも交流があると聞いていた。
彼女も移住者で、今ご主人と古民家を改装し民宿を始める準備をしているそうだ。
神志那さんは歴史民族資料館で働かれていたそうで、ジオパークの魅力を伝えるお仕事をされていた。
元々こちらが地元のようで小学生のお子さんを持つお父さん。

初対面ではあったけれど、壁のようなものはこの1時間でなくなり、あなたのような人に来て欲しいと言ってもらえた。
私も味方になっていただける人とやっとつながりを持てた安心感で、今日ここに来て良かった!と心から思った。
外に出ると雨は止んでおり、少し青空が見えた。
その空模様は、全てを出し切った私の気持ちと重なっていたように思う。
まずは一歩!と踏み出したこの一歩は、とても大きな一歩になった。

あとは、超絶に冷静な夫の気持ちかな。
私が押せ押せの爆裂爆走おばさんなら、夫は石橋を叩いて叩いて叩き割るくらい慎重おじさん。
二人で足して2で割ると丁度いいんですよ、我々夫婦は。

しっかり考えます。
できること、むりなこと、やれること、やりたいことを。
さぁて、次はメルマガの準備をしなければ。
あと数日で43歳の幕開けです!


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