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「ここのね自由な学校に、会いに行く 〜道中編〜」の巻

ムスコが幼稚園に行けなくなってから、1年半ずっと考えていた学校探し。
ついに、新たな一歩を踏み出す日がやってきた。

神奈川県横浜市から、大分県豊後大野市の豊後大野町までの旅の記録。
いつか移住を志す人の役に立つかもしれないので、記録!

〈出発前にしていたこと〉
東京と関西で緊急事態宣言が出ている中、飛行機乗って学校見学に行っていいものか悩んだが、コロナで何もかも諦め下を向いていたら、きっと何も変わらない。始まらない。
できることとしたら、家族3人2週間前から毎日検温し体調を整える、手洗いうがい消毒を続ける。

2021年4月26日(月)
当日は早くに目が覚めた。6時前だった。
ムスコも早く起きてくれたので、家を出るのが予定より30分早く、8:00には出発できた。
通勤、通学の時間。
近所のママ友に会う。このご時世、スーツケースを転がして旅行とは大層なご身分に思われる。
とっさに「親戚に不幸が…」と誤魔化した。

家から上大岡駅まで普通歩けば20分。
ムスコがコロコロ(スーツケース)を自分で運ぶと譲らず、時間がかかりそう。
早めに家出て良かったね、と両親は思った。

京急に乗る。
羽田行きエアポート急行があれば乗換なし。
交通機関のスケジュール管理や手配は、夫に任せていた。
「これ乗るよ〜」と言われるままに電車に乗った。
蒲田駅でスイッチバックのような形で羽田空港へ行くのが、エアポート急行。
蒲田駅に着いたが、あれ?そのまま品川へ向うぞ!?
車内掲示を見ると「成田空港行き」てなってますやん!ヤバい!間違ったー!
品川までノンストップかと焦ったが、平和島で降りることができ慌てて乗り換え。
早く出発しといて良かった〜。夫は自分のミスに凹んでいた。
ネタになったから、大丈夫!と励ます私。

羽田空港に着き、国際線の搭乗手続きへ。
さすがに空いてる。
ソラシドエアーを利用。今はQRコードで何でもできちゃうのね。
スマホを使いこなせば、思い立ったら旅に出れる時代なんだろうなぁ。
久々の飛行機、ムスコは初めての飛行機。
ワクワクして搭乗。8割くらい人がいた。
離陸前の加速や、飛行中の耳の詰まりもムスコには影響無かったようで安心。
サービスでおもちゃやドリンクもあった。ないと思ってたので、得した気分。
1時間半で、大分空港へ。割と早かった。

大分空港はこじんまりしていた。
おかげですぐ高速バスに乗り込むことができた。
大分空港から大分駅まで1時間。
湾岸沿いを走る。道は広い。空間が広々している。
高層ビルやマンションがないから、空が広いなぁと思って外の景色を見ていた。
とても優雅な気持ちだった。人の多い都会と違うおおらかな気分だ。
ムスコは移動に飽きて、ゲームしたいとゴネだす。仕方ない。
大分駅に到着したら、ごはんだよ!

大分駅はとても素敵だった。横浜駅みたいにゴチャゴチャしてない!
駅前も広い〜。京都駅みたいに上り下りもない!
で、お昼ごはん。地元のええ店で食べたかったが、ムスコが餃子とおもちゃ付ラーメンにロックオン。
とんこつラーメンを食べた。感想は…獣臭がしました。麺細い。
早めに三重町駅に着きたいね、と予定より早い電車に乗ろうと駅員さんに確認。
目的地までの電車は、予定のダイヤの電車しかなく早く行くことができなかった。
あとPASMOで入場したが、三重町駅では出られないと教えてもらい切符を買い直す。
この辺りで都会と違う何かを感じ始める。

電車に乗り込むと、ワンマン特有の電車の中に券を入れる装置がついていた。
向こうのホームに青いソニック!九州の電車はカワイイデザインで和む。
さて、出発だ。10駅もない、すぐ着くだろうと思ってたけど…長かった〜。
ディーゼル電車だった。連結の近くに座ったせいか、すごく揺れる。
一駅の区間も長く、目的地に向うにつれて山の中にどんどん入っていく。
あぁ、豊後大野は山奥の田舎なんだなぁと実感し始める。
ムスコは「あとなん駅?」としきりに聞いてくる。 

三重町駅に着いたのが15:45。これで終わりと思ったでしょ?
この後、バスにも乗るんだよ〜。
三重町駅周辺は、寂しい感じだった。飲食店がチラホラとスーパー。車社会だとこうなるよね、て感じの駅前だった。
バス停を探すが、近くに見当たらない。
少し歩くと、バス停の看板。ここで合ってる?
最後の最後で、詰めが甘かった。というか情報がない。
この辺りは車使わない人が圧倒的に少ないし、分からないことに気づかないかもしれない。
駅前で40分ほど時間を潰す。
駅の待合室もみな、何かを待っていた。待つことが普通なんだろうな。
時間になりバス停へ。ホントに来るかな?と不安になりながら待つ。
来たー!一応運転手に行き先を確認。「三重町駅に行きますけど」だと?
えー!?どうしよ?このバスじゃないの?
途方にくれてたら、反対車線からバス!しかも目的地「竹田行き」!あれやー!
慌てて道路を横断し、手を挙げ、乗ります!アピール。
バス停でもないのに、バスに乗せてもらった。
少し先にバス停ありました…ホンマすんません。
けど横浜だったら、絶対止まってくれないわ。ありがとう、バスのおっちゃん。
で、バスに揺られて40分。目的地まで遠回りだったと思うけど、すごい道をいっぱい通って面白かった。
やっと目的地、豊後大野町についたのが17:17でした。
「ここのね」の代表、こうちゃんが迎えにきてくれて「やっと会えましたね!」がやっと言えた。


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