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「学校見学して、君はどう思うの?」の巻

2回目の学校見学へ行った。

前回の見学は6月中旬。ムスコが風邪をひいたので夫に子守を頼み、私だけが行くカタチとなった。

まだ通常通り授業をしていた頃で、ひとクラスに35人の生徒がギュウギュウ詰まっているなぁと感じていた。


今回は親子3人で見学に訪れることができた。

校長先生も、ムスコに気さくにはなしかけてくれる。

始まりはスムーズだった。


校長室に通され、2学期の学校の様子を質問。

分散登校で生徒数がいつもより少ないこと、タブレット導入どんな風に使っているのか、と気になることを聞く。

校長先生はタブレットを差出し、ムスコに触らせてくれた。

社会科で使うアプリを見せてもらったり、算数のアプリで足し算を少しやらせてもらった。

ゲーム感覚で問題を解くものだから、ムスコはとても気に入ったようだ。

このタブレットが、今日の運命を左右することになろうとは、この時は思わなかった。


1年生のクラスを廊下から見学する。

分散登校なので、生徒数が少ない。

ゆったりした気持ちになったのは、ギュウギュウの状態を知っているからだろう。

休み時間、このコロナ禍は席に座って大人しく時間を過ごすようだ。

小学校も感染のリスクを考えて、子ども達には可哀相だけどこの方法で伝えているそうだ。


夫は校長先生としきりに話している。

私はムスコがどういう反応をするかなぁ?と観察するのが目的だった。

小学校てこんな所だよ。こんな所で君は大丈夫かい?と聞きたかった。

そのムスコ。教室に興味がなく、私の手を引いてタブレットの続きがしたいと言う。


2年生のクラスや、校内を少し案内してもらったが、早く帰りたそうで、ムスコの興味はそろそろ限界かなぁと感じた。

最後、校長室へ戻り話をしている間のムスコは完全に集中が切れていた。

椅子で遊びだし、私の膝の上に座り「帰りたい」と囁きだし、最終的には床に寝転んでいた。

校長室で寝転ぶムスコを見て、他の子はこんなことするかなぁ?きっとしないよなぁ。

しないよなぁ、と思えるのはなぜだろう…

そんなコトを考えていたら、校長先生の話はもう耳に入ってこなかった。



校長先生に別れを告げた後、夫に幼稚園へ送ってもらう予定だった。

けれど、ここで「今日は疲れたから家に帰る」と言うではないか。

えー!?それは困る。想定外。

私はこの後、人と会う約束をしていた。

夫は在宅で仕事だが、できれば幼稚園行って欲しい。

あまりこの手を使いたくないのだが「仮面ライダーのお菓子(フィギュア)買ってあげるから、幼稚園行って欲しい」と交渉するも、ムスコの意志は固く、今日は幼稚園休むことにした。


タブレット触りたい欲求と、校長先生の話が長いのがダメだったみたい。

通常授業も見せておきたいので、3回目の見学も行く予定をしている。

タブレットは触らせない方がいいなー。


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