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「いつも家で何してるの?と言われたら、特別なことはしてないけど、変化はあるんだよ」の巻

最近、ムスコはYou Tubeばかりみてる。
一応勝手に観てはいけないという意識があるらしく「観ていい?」と聞いてくる。
私も家事に集中したいから「いいよ」と許可を出す。
自らタイマー30分設定する。
タイマーが鳴っても観てる動画が途中なら、「最後までどうぞ」と声をかける。
なかなか終わってくれない時は「約束守ってくれないと次お願い聞けないよ」で、終了となる。

You Tube観る内容も、オモチャ紹介系が多い。声だけ聞いているとユーチューバーもアレコレ工夫しながらやってるんだなぁ…。
時々ケタケタ笑ってる姿を見ると、悪い気もしない。
大人になったら「働かないでオモチャで遊ぶ人になる!」と夢まで決まったようだ。
純粋にオモチャを愛でる心を失わなければ、なれると思うぞ!

You Tubeみてない時、「お母さん遊ぼうよー」とくる。時には「今日、お母さんと遊んでないよ!」と迫ってくる。
今までだったら「忙しいからあとで!」とか「テレビでもみててよ!」だった。
今は「あ、そうですね。じゃ、何して遊ぶ?」となる。
大体恐竜のフィギュアで探検ゴッコをする。
園辞めた最初の頃は、この遊びをキッチリやらねば!と子どもになりきろうとしていた。
これが中々難しい。そして疲れる。
でも今は、そばに座って見てるだけで良いことに気づいた。ムスコの言葉に「そうだねぇ」と相づち打つくらいで十分なのかもしれない。途中何か一人で集中し始めたら、サッと自分の仕事に戻る。


このように、お互いちょうどいい関係が出来てきた。
なので、私は小学校も家でいいんじゃないの〜?と思っていたりする。
ちょうどホームエデュケーションの本『笑う不登校』を読んだからである。
不登校から家で過ごす事にした方々の体験談をまとめた本で、私が感じてきた事と同じような気持ちが書かれていた。
我が家は年少途中から年中最初で、もう幼稚園いいや!と区切りをつけたが、多くの人は数年かかって、身も心も、親も子もボロボロになって家で過ごす事を選んでいた。
なかなか自分達が(に)植え付けられた固定概念を壊すのは難しい。
でも家で過ごす内に、子どもの顔が明るくなって心が元気になる様子は、私も感じている。


だけど、心配な事もある。
公園で走り回ってると、よくこける。
こけても大泣きする事は減ったので、ここに成長は感じるが、体の使い方を忘れかけている様に思う。
ほとんど家の中だしねぇ…ケガが絶えない。
あと、以前書いたプレイパークでの人との距離も気になってはいる。
そのプレイパークで「実は幼稚園やめちゃって…」と話をしたら、ある人がK幼稚園を薦めてくれた。
園の存在は知っていたし、先生も多くおおらかな雰囲気と聞いていた。

夫は「行ってみたら?」とK幼稚園に期待しているようだ。
正直言うと、私は幼稚園行くの面倒くさいと思い始めていた。
せっかくムスコとバランス取れてきたのに…
また時間やアレコレに追われるのはイヤだなぁと思っていた。
9月にオープンデー(自由見学)が3回もある。遊びに行くつもりで一度行ってみるか!と私は重い腰を上げた。
「動物とふれあえるよ!」とムスコを誘い出してみることにした。


さてさて、ムスコはすんなり誘いに乗るのか?
重い腰を引きずりながら母は何を感じたか?
次回、「K幼稚園に行ってきた」をご期待ください。


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