はしぼう歌会 涅槃エルボー杯

はい。歌会の投稿二回目です。今回は、糸間くんの必殺技の「涅槃エルボー」杯です。たぶん皆さんが想像してる通りの技です。おそらく僕も出せます。みんな出せます。

そして、今回の3つはこちら!!

『青という字に月という字があるわけは』
月夜の海青い手紙が泳ぎだす祈りて流す独りの言葉
青いボタン月夜の浜辺で我拾うどうにも捨てれずポッケに眠る
青の字に月という字があるわけは
雫を食べた兎の仕業

1首目と2首目は、詩です。寺山修司リスペクトです。僕は寺山修司さんが大好きです。寺山修司さんの作品は言葉に色がついてます。それもとてもきれいな色です。そうなりたくて詠みました。1首目は寺山修司さんのてがみという作品の僕なりの解釈です。

2首目も確か寺山修司さんが詠んだボタンが登場する詩に思いをはせて作りました。

ということで、詩と短歌の架橋をめざしました。形式の追究は僕の創作のテーマです。詩や短歌や俳句や小説、絵、どれもある一定の形式が決まっており形式美がそのどれにもあります。だから、僕はそれら全てを呑み込みたいと思っています。

いやー、ぶっ壊せるかな。形式を!

3首目は、漢字からの着想です。こういうのは難しいですね。下の句は最後の最後まで迷いました。でも、まずまずの出来かなと思います。

そして、ライトな感じを出しました。最初の2つが重いので。

月の兎が悪さをしたようです。

たまにロマンチックなことも言いたいときもありますよね。

昔のアニメで、満月の日にだけ拝むことのできる植物の実「お月様の雫」を食べるという話がありました。その記憶がくれた詩です。

ちなみに1首目と2首目とか、1首目の言葉のかぶってる感があるのは、最近部分日食があったからです。

結果は

優勝!!

2連勝ですね!やったー!

やっぱり、好きなものは強いね!
僕は夏も好きですが、月も好きです。青も好きです。なぜ好きかは、またどこかで書きたいなと思います。

今回の作品は、みんな『なんかいいな』と思ってくれたようで、嬉しかったです。

よくわからないけどなんかいいなと思わせてくれるものが「詩」だと思っているので!!

ということで以上、『詩と短歌の架橋』という話でした。

これらの短歌から学んだことです。


しかも次回の歌会の名前は「兎の仕業杯」になりました。「月の雫杯」でも良かったんだけどね。どちらにせよめっちゃ綺麗でいい。