見出し画像

冠城君で好きな回

上記の魔王さんの記事に100%感化されて執筆しています(笑)
冠城期の相棒S14〜20で個人的お勧め回をチョイスしました。
DVD&BD&配信での視聴の際に参考になればと思います。
ネタバレや批判は極力控えて、面白く感じた要素だけを記載して参ります。

こんな偉そうな事を言ってるけど、個人的に好きな回を語りたいってだけなんですけどね( ̄▽ ̄)

【season14】

第2話「或る相棒の死」

冠城亘の方向性を決定的にした名作
警察内の更に深いアクセス権限を得ようとする冠城、右京や峯秋や大河内が冠城の動向を探る中で埼玉県警の闇が浮かび上がるという物語です。
自分にとって良い人間でも周りから見たら信じられないくらい悪い人間って事もあるという台詞は金言。
あと最後の最後での右京さんの表情が歴代の話の中でも特に素晴らしく印象に残っています。

第12話「陣川という名の犬」

ジンカワンコ!!🐶
とか思ってたらメチャクチャ重い話。
いつもの如く惚れてフラれて呑んだくれてっていう流れでは無く、想い人が殺され陣川が猟犬として復讐に走る物語。
右京以上の指名手配犯知識がフル活用されたり、冠城を女性への扱いから"先輩"と評したり陣川の良い所を全て詰め込みつつ破壊した神作。
因みに変更前の「アンフォゲタブル(忘れられない」の方がサブタイとして相応しい気がしています。

第15話「警察嫌い」

青木年男!!"相棒"初出演!!(浅利さんは別
女子大生が殺され、容疑者は3人。
そんな中、向かいに住む青木は殺害現場を目撃し、その瞬間を録画していた。
記念すべき青木初登場回かつ、純粋に面白い名作
"警察嫌い"の青木から証拠を貰う為に捜査一課や右京や冠城が様々な手段を駆使するのが見もの。
特に冠城がアレするシーンでのBGMの入りは、面白さのギアが1段階上がった音が俺の中で聞こえた。

第17話「物理学者と猫」

物理学者と猫という組み合わせに、『シュレディンガーの猫』という現代物理の考え方を連想した右京。
それは、猫を中が見えないケージの中に入れた場合、「猫が生きている世界」と「死んでしまった世界」の両方が同時に存在し、蓋を開けた瞬間にどちらの世界になるか決まるという考え方。
右京、亘、そして堀井がそんな話をしていた午前9時20分。
突然、学内の非常ベルが鳴り、右京たちは“ある人物が死んでしまった世界”へと進む。
しかし、その世界は、“午前9時20分を境に同時並行的に存在する世界”のひとつに過ぎなかった。

繰り返される世界は、妄想か、異世界か、それとも時間遡行か!?
S14-17「物理学者と猫」あらすじ

※公式サイト原文です※

時間と並行世界を越える右京さんっていう恐怖の物語。
あらすじを見た時に大爆笑した記憶がある。
世にも奇妙な話でやれ。
内容は間違いなく良作以上なんだけど、形容し難い難しさ。
正直ここに載せるかどうかも戸惑うった。
でもとりあえず観てくれ。(説明放棄

【season15】

第7話「フェイク」

相棒最大級の問題作にして間違いなく神作。
誘拐殺人の被害者の母親が不敵に笑う姿を偶然目撃した冠城は彼女を追い、誘拐殺人犯を右京が追うっていう完全分業制の物語。
安達祐実の怪演は恐怖と同時に涙を誘う。
個人的には「ボーダーライン」と良い勝負をする鬱回です。

第16話「ギフト」

相棒界最悪のサイコパス北一幸再登場回。
美しい女性を殺しその顔を切り刻み逮捕された北が警察官を殺して逃亡。
そして再度起こる女性殺し。
"誰かの為に罪を犯す"事に快感を得る殺人鬼を特命係が追う。
野間口さん怪演もさる事ながら、内容の深みもかなりある良作
北が初登場する「陣川犬回」とも合わせて観てほしい。

【season16】

第6話「ジョーカー」

THE 相棒って感じの物語。
"相棒"の良い所とか特命係の存在理由とか組織について正義についてが綺麗に1時間でまとめられていて近年だと最も初心者にお薦めしたい良作。
事件は死んだ妻を自殺と断定された警察官が警視庁を訴えて妻の死を明らかにしようとする話なんだけど内容も二転三転してレギュラーも活躍してで普通に面白い。
大河内ファンとしても必見です。

第9話「目撃しない女」

個人的に相棒界最高級天使である新崎芽依さん登場回。
障害で人の顔を覚えられない大天使芽依たそが、殺人現場を目撃して犯人に狙われてしまう。
クソチャラ男冠城は女神芽依様を守る為に奮闘するって展開。
個人的に推しって事や内容も良作で、終盤の冠城と芽依さんのやり取りは微笑ましくて良き。
冠城爆発しろ

第12話「暗数」

実際の数量と統計上あつかわれる数量との差。
主に犯罪統計において、警察などの公的機関が認知している犯罪の件数と実社会で起きている件数との差を指す。
goo辞書より

副総監回かつ大杉さん最後の"相棒"出演回(だったはず
当時相棒版mee toとそういった界隈で絶賛されていた記憶がある(でも周囲に広める為に違法視聴サイトを教えてたのは絶許
内容もエンタメとしてもキャラ回としても事件としても濃密で、名作か良作か迷うレベル。
この話を観る前にS15「アンタッチャブル」を観るのもお勧めです。
桜田ひよりの芝居が半端ねぇ。

第19話「少年A」

加藤清史郎君2度目のゲスト回。
殺人事件を調べる中で、怪しい行動を見せる謎の少年を追って行く物語。
物語の核心が不明なままにも関わらず面白く進行して行くストーリーが素晴らしい。
視聴後の想いも含めて、名作です。
多分一般受けとしては、この回が冠城期で最も人気な気がする。

【season17】

第4話「バクハン」

個人的冠城期No.1かつ神作。
冠城亘だからこそ成立した物語。
ヤクザを潰す為に違法捜査を行う源馬とそれを庇う角田課長、右京は課長と対立し源馬の動きは全て暴力団を潰す為の行為だと理解しながら潰そうとする。
シャブ山クレーマーのせいでノーカット版を観る手法が当時の録画しか無いのが残念すぎる…!

第9話「刑事一人」

最強クラスの伊丹回で名作。
外国人を狙って襲う過激派に1人で戦い倒れる伊丹、犯人達を庇うのは大物政治家だが芹沢や特命係がそこに立ち向かう!!
捜査一課と特命係の絆や芹沢と伊丹の絆も見えてくるが、物語を最後まで観たらよりエモい絆が見えてくる事は必然。
卒業から10年経って亀山と伊丹の回が観れる喜びが半端じゃ無い。

【season18】

第15話&第16話「善悪の彼岸」

南井回のラストにして神作。
冠城期だと「バクハン」の次に好きです。
これまで2度右京と対立した南井がロンドンから訪ねてくる。
それと同時に巻き起こされる連続殺人。
後編の右京と南井のやり取りは涙を禁じ得ない。
歴代の物語でもトップクラスに入るお芝居で引き込まれまくった。

【season19】

なし

【season20】

第16話「ある晴れた日の殺人」

細かい感想はこちらで行っています。
「自分で自分を殺すから自殺」っていう杉下右京の信念と現代社会の"過度な自責"に警鐘を鳴らす名作です。
ラスト10分の怒涛の畳み掛けとメッセージ性が半端じゃ無い。

【個人的な冠城期ランキング】

1位:バクハン
2位:善悪の彼岸
3位:陣川という名の犬
4位:警察嫌い
5位:フェイク

【最後に】

冠城期はやっぱり冠城を活かした物語が少ないのが本当に残念。
ただ、思い返せば亀山も、彼自身をを活かした作品ってあんまり無いし神戸&カイトの2人がイレギュラーだったという見方もできなくも無い。
でもだからこそ、冠城の個性が光った回の爆発力はとんでもない。
水谷さんのご年齢を考えると次の五代目相棒が最後になると思うけど、長期ドラマとしての締めと五代目として個性が光る物語が多くできればこれ以上の喜びはありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?