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相棒S20 第7話「かわおとこ」感想

コティングリー妖精事件』はガチなんだな。
妖精の絵を切り取って自分達と一緒に撮るっていう特撮に近い面白トリックを60年後に公表するってのも洒落てる。
ただ右京さんの言った
「妖精はいたけど写真には映らなかった」よりも
「1枚だけは本物の妖精が写ってる」の方がメッセージ性的にはありかと思うのですが如何でしょうか。

【感想】
ずっとちぐはぐしてた印象。
公害がメインなのか、ネット社会で被害者批判がメインなのか、はたまたシングルマザーの親子愛なのかと要素を詰め込み過ぎて結果ごった煮なってしまった。
刑事ドラマとしても最後に社長の写真が出てきたり、言い争う声の証言が出てくるとか都合が良過ぎる。
死体発見現場と被害者が争っていた声を聞いた事しか判明してない状態で社長が川の近くにいたって証拠だけで犯人認定して逮捕はムチャクチャ過ぎる。
右京さんも言ってるけど妄想の域を出ない。

高部さんが可哀想過ぎる。
土壌汚染を悪いとは思いながらも生活もあるので会社員としては社長の言う事を聞かなきゃならず、でも社長に部下に対しては止めずに大目に見て、部下が死んだ後に正義感で仕事を引き継いだら"かわおとこ"と勘違いした子供が彼を追って溺れてしまう。
そして最後は右京さんに
「止められた悲劇を止めなかった貴方に罪が無いとは言えませんよ!」と説教される始末。
最後はお母さんに謝ってたりと、良い人なのに可哀想な事この上ない。

MVPは食堂のおばちゃん。
事前情報全部特命係に教えるし、子供の"かわおとこ"情報も情に絆されつつもしっかり補足するし、最後は協力して高部さんを炙り出す演技派。
この人の活躍著しかった。

【雑感&小ネタ】
•お勧めのご飯屋に右京さんを連れて行く冠城にカイト君の面影を見る
•杉下右京は妖怪(S14-1ネタ)
•あの父親要素なんやったんや
•妖怪にwktkな右京さんにホッコリ
•冠城は妖怪は大丈夫って事ね
•雑な工場CG
•子役が全体的に演技が上手い
•釣り好きは完全に中の人(反町さん)が出てる
•ゴーストバスター特命係
•"かわおとこ"の正体を結局子供に教えてないよね
•母親叩きのネット民は胸糞

【次回】
下條アトムさん6年ぶり3回目別役出演!
過激派絡みなのでS2「消える弾丸」と同役かと思ったら違うようで少々残念。
でも脚本は昨年3打数3安打の絶好調瀧本脚本!!
これまでの3作品とも痛いくらい人間を描いているので、本当に楽しみでしかない!

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