相棒19 第2話「プレゼンス(後編)」感想

出雲麗音が捜査一課のレギュラー!!??
ぶっちゃけこれが一番驚いた…
レギュラーになるとしたら法則的にも名前に「四」が入ると思ってたら「麗(れい」という推察を見て納得。
ただ後述しますが出雲さんのレギュラー化は喜びはあまりありません。

【感想】
大体『カイジ』みたいな話だったね。
謎空間でデスゲームをしかけて成功したら大金、失敗したら死。非常に分かりやすい。
しかし「金を手に入れるにはリスクが必要で、貧乏人はリスクを背負わないから勝てない(意訳)」を信念に据えてるっぽいので三流テンプレ悪役の域を出ておらず加西というキャラに対しては魅力を殆ど感じない。
今後も出てくる感じだと思うけど元日SP辺りでサクッと倒されてvs鶴田になってほしい。

朱音が彼氏を想っていた事は真実、でも彼氏よりも金と保身を選ぶのは人間らしくて好感を持てる。
あと朱音を演じた日野さんが綺麗カッコよく&色っぽく観てるだけで眼福でした。
しかし何故風間が特命係よりも先に朱音が真犯人と気付いて記事に出来たのかが全く分からない。
候補としては
・風間が推測で書いた
・特命係が風間に頼んで書かせた
・朱音が風間に犯人と告白した
・片山雛子や権力者が書かせた
この4つだけど、特命係は流石に民衆へ私刑を促す行為はしないし、朱音は以降の特命係や出雲との会話から告白していないのは明白、権力側が仕加西にダメージが行かないようにリークした可能性はあるけど彼氏が起訴されるんだから静観すれば良かっただけの話。
そうなると風間が推測で書いたしか残らないが風間はそんな飛ばし記事を書くかな?
この記事をキッカケに事件が大きく動くので、めっちゃ気になる。

冒頭に書いたように私は出雲さんには好感を持っていません。
S11から視聴して社さんも冠城も日下部も益子さんも青木も衣笠も鑓鞍もコテマリさん初見で「大好き!」とはいかないまでも「今後が楽しみ!」とは思わされていたけど、今回の出雲さんにはそういったwkwk感を覚えない。
理由は純粋な「生々しさ」。
『相棒』のゲストしかりレギュラーしかりみんな生きていてリアルなんだけど、どこかコミカルで丁丁発止の心地よいやりとりが非現実感を匂わせられて現実とも非現実ともいえぬ絶妙な空気感を出してくれる。
冠城だと最初期の右京とのやり取り、益子さんだと伊丹とのやり取り、青木の特命係とのやり取り、社や衣笠やコテマリは峯秋とのやり取りみたいなクスッと笑えたりバックボーンや人物像が垣間見れる瞬間がどこかしらであった。
でも出雲さんは今回徹頭徹尾「現実」にいて、クスッと笑えるやり取りや丁々発止の掛け合いも笑顔の一つもなく稀に現実にいる常に怒りに震えて感情が高まったらヒステリーを起こす不気味で怖くて気持ち悪いという存在という域を出なかった。
正直第1話時点で「3話以降からはこの苦手な出雲さんは出なくなるからそれまで我慢だな」とも思っていたのでレギュラー化が決まり「ダークナイト」以来の視聴意欲を削がれた気持ちにもなった。(もちろん「ダークナイト」の方が別格に削がれたけどね☆
演技に関しても同じくで生々し過ぎたけど、決して酷い訳じゃなく実際朱音に弾痕を見せつけるシーンはその前の取調べでの淡々とした部分からの豹変が凄くて見入った。(ただあの段階で朱音が真犯人と判明してないんだから弾痕見せて脅す必要性無いでしょ…
ただこれは良いんだけど、あくまで犯人側だったらの話で、異質で気持ち悪い「生」っぽさは敵側であれば好きになれたんだと思うけど、味方側への生々しさは求めてない。

【小ネタ&雑感】
・女子会参加の衣笠&峯秋
・お金配りおじさん
・公園全裸おばさん
・燕尾服特命係カッコいい
・また猫で懐柔される益子
・6億俺もほしい(人殺しはNG
・1番の被害者は母親
・杉下右京は偏屈オヤジwww

【次回】
まさか「ボーダーライン」の柴田が10年前にトドメを刺された実演販売員になるとは…
あと陣川加入後に捜査二課は災難が続いているような気がする。
一言二言でも陣川に言及があれば嬉しいな!
脚本家は前期の「少女」を描いた神森さん!
ぶっちゃけ神森さんは政治的な内容は微妙だと思っているので人情劇を期待しています!







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