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Cyberpunk2077をクリアしました

はじめに

ポーランドのゲーム会社CD PROJEKT REDからリリースされているAAA級アクションRPGタイトル「Cyberpunk2077」をクリアしてしまいました。。
めちゃ面白かったので、オタクの解釈を並べた感想を書きなぐっておこうと思います
当然ですが、ネタバレというか、シナリオにかなり触れます
シナリオにかなり触れます
あと、スクショはあまり撮ってないのでそういうのはあんまりないです()

ゲームの概観

Cyberpunk2077は、Cyberpunk(日本語タイトルでは「サイバーパンク2.0.2.0.」)という1980年代にリリースされたテーブルトークアドベンチャーのシナリオブックが原典らしいです
まだキチンとそちらを確認していないのですが、要するにバブル期の日本のイケイケドンドンを危機的に捉えたアメリカ人が想像した"日本企業主体の未来"が舞台となっています
ゆえに敵となる権力者は、この世界観のリーディング企業"アラサカ"のCEOであるサブロウ・アラサカという日本人の老人です
2077では、2.0.2.0.で活躍したキャラクターのうち、ロックシンガーのジョニー、女傭兵のローグ、ネットランナー(我々の世界で言うハッカーのような仕事をする人)のオルトの三人が主に活躍します

ストーリーのあらまし

プレイヤーは、おおまかなバックグラウンドしか語られない人物"V(ヴィー)"として夢やクソったれの詰まった街"ナイトシティ"で生活することとなる
Vは大体のことはなんでもやる傭兵(ソロ)として、フィクサーと呼ばれる仲介屋から仕事をもらって、街の伝説になるという名目で日銭を稼ぐ日々を送っていた
ゲームの序盤で、アラサカから"Relic(レリック)"と呼ばれるチップ※を強奪する依頼を受けたVは、その途中で様々なごたごたに巻き込まれて窮地にたってしまう
(※この世界では、攻殻機動隊のように脳を中心に人体を機械化して生活するのが当たり前となっており、チップとはこの世界でいうUSBメモリのようなもので、耳の後ろの頸椎のあたりに挿して頭の中のデータを読み書きするのが一般的)
ギリギリの状態の中でRelicを安全に持ち帰る苦肉の策として、自分の頭に挿入して脱出するも、まだまだ続くごたごたの中で命を落としてしまう
ところで、"Relic"というチップは、ただの情報チップではなく、50年前に死んだはずのジョニー・シルヴァーハンドという人物の記憶痕跡(=記憶と人格を情報化したもの)が入っている特殊なものであり、アラサカはこの技術を使って死者を生きている人間の体に憑依させる研究を行っていた
このRelicを挿入したまま死んだVは、Relicの機能によって致命傷を修復し、死体として遺棄されたゴミ溜めで蘇生する
しかし、蘇生したVは頭にジョニーの人格を抱え(ジョニーの存在が幻覚・幻聴として知覚できる)、負った傷はRelicありきで修復されているため、心身ともに無茶な状態であり、余命幾ばくもないことが宣告される
Vは、なんとかRelicを除去して生き延びるため、頭の中のジョニーと共にナイトシティを奔走することになります

エンディング分岐

最近のゲームとしては珍しくなくなったマルチエンディングですが、分岐がかなり最後の最後で訪れるので色んなパターンを試してみたくなります
ジョニーと共にナイトシティを駆け回ったVは、Relicによる体へのダメージが著しく、とっとと手を打たないともう持たないという状態になってしまいます

Relicを取り除く手段は①アラサカタワー(アラサカのナイトシティ支社ビル)の地下にある記憶痕跡をしまうサーバー"神輿"へのアクセスポートにたどり着く②神輿にオルト(記憶痕跡を作り出す技術"ソウルキラー"の作成者がAIになってしまった姿)をロードする③Vの記憶痕跡を作って、ジョニーの記憶痕跡と分離する④Vの体にVの記憶痕跡を戻すと予定しています
この作戦の一番の問題は、どうやってアラサカタワーの地下に向かうかという点であり、エンディング分岐はこのときどういう手段で神輿に向かうかが関係します
これに際して、大まかには5種のエンディングが存在し、全体的にハッピーなエンディングは存在しません
死んだはずのVとジョニーがきれいな終わりにたどり着くわけないもんね;-)

長くなりましたが、この記事では、それぞれのエンディングをわたしなりに解釈したものを垂れ流し、思いのたけをぶちまけるだけとなっております
エンディングの種類はわたしが体験した順となっております

①悪魔エンディング

エンディングへの流れ

アラサカタワーに入るにはアラサカの力を借りるんやで!
アラサカの実質ナンバー2であるハナコ・アラサカとコネクトを持ったVは、そのお力を借りてササッと神輿に連れて行ってもらおうというルート

この世界での企業の人間は、現実の企業マンよりもさらに強かでがめつく描かれています
ただ、この分岐で描かれるハナコのような人物はそういった自覚はなく、「今の状況を続けていくことが様々なことに対して最善」と平然と考えるため、社会正義的に自分の利益(=世界のリーディング企業であるアラサカの利益)を優先して考え、純粋な悪意としてVを始めとする社外の人間には不利益が降り注ぐことがあり得ます

Vを神輿へ連れていく代償としてハナコは、VがRelic強奪の際に見たものを会社の幹部会で証言させ、父と対立の絶えない兄・ヨリノブの失脚を目論見ます
Vは自分の命の刻限が迫る中、ハナコたち会社幹部の前でヨリノブが不利になる証言をするも、ヨリノブも黙ってみているはずがなく、精鋭警備部隊を率いて幹部会をめちゃくちゃにしてしまいます
これを迎撃したVはハナコの部下の警備部隊を引き連れてヨリノブへ反撃、ヨリノブを追い詰めたのちに神輿への道のりをハナコから与えられます
このストーリーではVは神輿へ向かうエレベーターの中で力尽き、次のシーンは神輿の中でジョニーと再会するシーンとなります

エピローグ

神輿で再会したジョニーは、自身が忌み嫌う企業の人間と手を組んでまで生き残ろうとしたVのやり方に対して激昂
結果としてケンカ別れしてしまいます

現実世界でのVはアラサカの人工衛星にある施設で目を覚まします
Relicの除去には成功したものの、人体へのダメージは著しく、その後の再三の検査でも体力や集中力が著しく低下している様子が見られます
アラサカの施設では、Vを検査という名目で人工衛星中にほぼ軟禁され、プレイヤーは検査以外に何をすることもできないVの日常と悪夢を繰り返し見ることになります
そのループの中で、アラサカの内の協力者(ストーリー中での行動により人物が分かれます)がVのもとを訪れ、検査入院を終わりにするための二つの選択肢を提示し、エンドロールを迎えます

感想

このストーリーはネットの攻略サイトなどでは、かなりバッドエンドっぽく書かれていますが、意外と嫌いじゃないです

シナリオの中では、ジョニーの傲慢で豪胆な性格に対して、Vはかなり優柔不断で自身を追い込みがちな性格な様子が見受けられます
その中で、これまで出会った仲間を巻き込んでまで危険な戦いに挑むよりは、(ジョニーが嫌い、かつての相棒との因縁である)アラサカと手を組んででも、一人で解決できる方法を選ぶのは解釈一致だからです

そして、このエンディングはRelicに蝕まれながらも生き残ろうとするVの意思に対するアンチテーゼも感じる内容でした
Vはアラサカの施設の中で、悪夢として、ジャッキー(Relic強奪の際の相棒、作戦中に死亡)の死に際を再び見ることになります
ジャッキーはかねてから「ナイトシティの伝説になること」を夢見ており、「ナイトシティの伝説」とは"傭兵の仕事中に派手に死ぬこと"がその一つでした
ストーリー中、ジャッキーはアラサカ相手の大仕事中に命を落とすことに抵抗はなく、Vがその伝説の語り手として生きるのならば本望とでも言うように息を引き取ります
このエンディングでは、ジャッキーの死に際を再び見たVが、まだ生き残りたいと言い続けるのかという問いかけにもなっているように感じました
実際にこのゲームでは、クリア後もエンディング分岐点の前に戻され、その後のVがどのように生きたかは語られません
しかし、施設を出るための最後の選択で、Vが「短い寿命は覚悟のうえでナイトシティへ戻る」という選択をした際、その口ぶりには、それまでの生への執着が無くなったように清々しく返答している部分が一つの解釈へのきっかけのように感じられました
ジョニーを始めとして、仲間たちには「アラサカと協力すること」をかなりバッシングされますが、Vのストーリーとしては悪くないストーリーです

これはなかなか気づけなかったのですが、このエンディングでは、オルトを神輿に連れていくというステップが飛ばされていました
オルトが神輿に行きたい目的に、神輿を破壊し、神輿に捕らえられた記憶痕跡を回収することが含まれており、このエンディングでのみ、オルトが神輿にたどり着かないため、神輿が残されたままエンディングを迎えます
で、神輿にはサブロウの人格も眠っており、サブロウはそれを利用して復活を遂げてしまいます
そしてサブロウがRelicに続く人格蘇生システムを作った理由は、世界中の富豪を不老不死を餌にして、神輿に記憶を保管して手中に収めるとともに、「アラサカなしでは不老不死ではいられない」権力者が現れるようになり、しまいにはアラサカが世界中の権力者のトップに立つことでした
これが唯一達成されるのがこのエンディングなので、世界観としては最悪の結末かもしれません

②自害エンディング

エンディングへの流れ

読んで字のごとく、Vが自ら命を絶ちます
エンディング分岐となる、誰の支援を得てアラサカタワーへ向かうかの選択肢の後、ジョニーとの最後の会話があります
この会話で「このまま何もかも忘れてしまう」という選択をすると、ジョニーを抑え込む薬とジョニーを活性化させる薬の両方を投げ捨ててエピローグに入ってしまいます

エピローグ

ジョニーとの短い会話をし、ナイトシティの夜景の中に銃声が響いて終わります

感想

最も短く終わるエンディング
エンドロールの中で今まで出会った知り合いたちからビデオメッセージが流れますが、多くの人間から大バッシングを受けます(特にパナムとジュディのロマンス候補二名)
詳しい会話は覚えていませんが、ジョニーとVの会話がなんとなく清々しく終わって、多分全エンディング中一番ジョニーとは仲良く終われる気がします
というか、自害について、「戦い続けること」が信念のジョニーが大して反対しないのをどう解釈しようか迷いどころ
それくらいVの置かれている状況が苦しいものであること、戦い続けることの難しいものであることをジョニーが理解しているのかなとも感じます
また、先に述べたメッセージの中で刑事のリバーを中心に命がけで戦い続けることの大変さを心得ている人たちは自ら命を絶つことに一定の理解を示すような対応だったのも面白かったです
すぐ終わるし、バッドエンドネタエンディングだと思わず、Vとその周りの人間の関係性の補完としてぜひ見てほしいエンディング

どんな会話だったかおぼろげだけど、なんかすごいグッときてここスクショ撮ってました

③星エンディング

エンディングへの流れ

Relicの除去手段を調べる過程で出会ったノーマッド(ナイトシティの外で車で移動しながら生活する集団)のファミリー、アルデカルドスと共に神輿へ向かうルート
アルデカルドスは走り屋で、定住地を持たない自由の民らしくみんなきっぱりとした性格で、仲間には優しくアツい魅力的な人物がたくさんいます
特に、アルデカルドスを一度飛び出した女性、パナムはVに強く信頼を寄せており(Vが男性の場合はロマンスに発展もする)、このエンディングを選んだ際は遠方からボロボロのVを数分で迎えに上がります
アルデカルドスの仲間たちを従え、アラサカタワーへの大攻勢をしかけるも、アラサカタワーにたどり着くころにはファミリーのほとんどが散り散りになってしまいます
オルトの力も借りながら神輿にたどり着くころには、パナムの父のような存在で、アルデカルドスのボスであるソウルですら失ってしまいます

神輿の中で再びジョニーとオルトに出会ったVはそこで、「自分の体はすでにほとんど"ジョニーの体"として作り変えられており、Vとして生きるには半年程度しか持たない」ことを知らされます
Vとしてどうせ死ぬか、ジョニーに体を渡すかの選択を迫られ、Vとして肉体に戻るルートがこのエンディングとなります

エピローグ

アルデカルドスの仲間たちと共に、アラサカタワー襲撃時に得た荷物を持ってナイトシティを離れることに決め、エピローグはその旅立ちの日から始まります
ファミリーとの合流地点では、死地を乗り越えられたアルデカルドスの面々が集結し、嵐が近づく中検閲を潜り抜けて州境を超える作戦が練られています
密輸に使われてきたトンネルを通って、州境を超えたときには荒野には星空が広がり、隣には様々なものを失いながらともに死線を乗り越えたパナムがいる
Vが生きられる時間は短いかもしれないが、ナイトシティの外には他にも可能性があることに期待を寄せるエンディング

感想

一番好きなエンディングです
このゲームでは、ストーリーの途中で出会うキャラクターと恋に落ちることがあります
わたしの場合はジュディというナイトシティから早く抜け出したくて仕方ない女の子と付き合ってました(女性Vでしか付き合えないキャラ)
このエンディングでのみ、ジュディと共にナイトシティを出るという願望が実現できているところが非常にポイントが高いです
合流地点でジュディと会ったとき走り回りました
それはそれとしても、アルデカルドスのメンバーがいい人たちばっかりで、そんな彼らと地獄の底までやってやろうや!っていう雰囲気は非常に楽しかったです
龍が如くが桐生さん一人よりも6や7のように背中預けられる仲間がいた方が楽しい的なマインドです
どの分岐よりも作戦の内容も濃く、プレイしてて楽しかったというのも理由の一つ

④節制エンディング

エンディングへの流れ

星エンディングと太陽エンディング(後述)で、Vの体に戻るのがVではなくジョニーだった場合のエンディング
わたしは星エンディングからの分岐でこのエンディングを見ました

エピローグ

Vの体を得たジョニーはパシフィカという湾岸地域にオンボロのアパートを借りて生活していました
この記事のヘッダはVの体のまま好き放題コーデ整えたジョニーの姿
パシフィカはジョニーが生前にパンクロックで企業中心世界への反逆を志す前、片腕を失った戦争から帰還して長らく閉じこもった土地でもあります
Vの体であること、Vの存在がないことに馴れないまま、生活をしている様子が描かれているところから始まります
ジョニーはバスのチケットを片手に、同じアパートに住む少年(名前忘れた….)のもとへ向かいます
少年は、虐待気質の父とBD(この世界での没入型メディア)に熱中しっぱなしの母と暮らしており、ロック好きで自由な気質を感じるジョニー(ジョニーは自身がジョニー・シルヴァーハンドであることを明かしていない)に対して羨望のまなざしを向けています

少年に車を運転させてジョニーは、まず街の楽器店で高級なギターを買い、それを持って集合墓地へ向かいます
ジョニーはそこでVの墓(実際にはVの体はジョニーが所有しているので遺品だけが入っている)を作り、Vに最後の挨拶を済ませます
その後、ここまで付き合ってくれた少年に別れを告げると、集合墓地の目の前のバスターミナルへ向かい、ナイトシティに別れを告げます

感想

ジョニーの描かれ切れていない性格が垣間見えるエンディング
目覚めたジョニーのメッセージ履歴は全てVの親しい人物で、未読のまま放置されています
恐らく、これらの人物はみんなVがジョニーになってしまったことを知らない、というかジョニーがそれを黙っているために心配してメッセージを送ってきているのだと思います
ジョニーがこれを放置しているのは、Vとそのメッセージの主への後ろめたさの表れなのかなと感じます
また、ジョニーが身を置くパシフィカという土地はジョニーにゆかりがあるだけじゃなく、Vに親しい人物がいない土地でもあります
星エンディングからの分岐では、Vが自分の体を捨ててジョニーを生存させ、太陽エンディングからの分岐ではジョニーがVを差し置いて肉体を得る選択になるため、いずれにしてもVに対して罪悪感を抱えている様子として筋が通っています
一方で、システムメッセージとして、ローグの連絡先が追加された旨が流れるため、(唯一生存している知り合いである)ローグに対しては連絡を取った形跡が見られます
続くエンドロールのボイスメール集でもローグは「Vの体を乗っ取って満足か?」といった旨であり、唯一"ジョニーに対しての"メッセージが送られてきています

このエンディングで特に好きなのが、バスに乗車してムービーが始まった時、少年の車に買ってきたギターを置いてきているのですが、それを忘れていると勘違いした少年が「ギター忘れてるよ!」と持ってくるシーンです
これに対しジョニーは「忘れちゃいねえよ」とし、続けて「忘れやしねえよ、何もかも」と言い聞かせるようにつぶやくシーンがめちゃくちゃ好きです(好きです)
ジョニーがどれだけ自己中心的で粗暴な人間でも、鏡を見ればVの姿が見えるわけで、Vのことを忘れることなど絶対にできないという複雑な感情が入り混じったセリフがグッときました

ジョニーが後ろめたいことからは逃げようとしてしまう性格とVに対して抱く強い気持ちの両方が見えるエンディングでした

⑤太陽エンディング

エンディングへの流れ

このエンディングは、VではなくジョニーがVの体を使って神輿を目指す流れになります
ジョニーが頼るのは当然(2.0.2.0.からの)旧知の仲であるローグ
ローグはアフターライフと呼ばれる傭兵の溜まり場を仕切っている、まさにナイトシティでナンバーワンのフィクサーで、そのコネをフル活用し、少ない頭数でアラサカタワーの地下へ向かう算段を整えて見せます
奇襲作戦によって警備を瓦解させるも、ヨリノブの護衛であり、ジョニーの宿敵であるフル改造人間アダム・スマッシャーの不意打ちによって、ローグを失ってしまいます
それでもジョニーはアダムを下し、神輿へ到達してみせます

このエンディングでは、星エンディングとは異なり、"ジョニーとして"Vの体にはどちらの人格が入るかの選択を迫られます
ジョニーがVの体に戻る選択をした場合、節制エンディングに繋がり、太陽エンディングはジョニーがサイバー空間に消える選択をしたとき達成されます

エピローグ

アラサカタワーで死んだローグの代わりにアフターライフを束ねる存在となったVが、どこかのビルの上層階にプール付きの広い部屋で生活している様子から始まります
その日は大仕事の依頼人がアフターライフに来ているということで、空飛ぶタクシーのデラマンを呼んでアフターライフへ向かいます
アフターライフでは、どのキャラも「ボス」と呼んできて、確かにVがアフターライフを掌握したことを感じさせます
大仕事の依頼人はミスターブルーアイズと呼ばれる青く光る眼の男(この世界では通信中のとき目が青く光るため、"常に何かと通信している"ということ)
ミスターブルーアイズによると、今回の仕事は生きて帰れる保証はほぼなく、難しい仕事になるそう
そして、クリスタルパレスと呼ばれる人工衛星上にある高級リゾートのパンフレットを渡してきます
直後シーンが変わり、Vは単身小型宇宙船に搭乗し、仕事へ向かいます
状況から察するに、Vの仕事は、ジョニーとローグのアラサカ奇襲によってアラサカの手が色々な箇所で手薄になっているうちに、クリスタルパレスへ潜入し、そこのカジノの顧客データを奪うことだった模様
宇宙船から宇宙服を着てクリスタルパレスへ潜入しようとするVの姿でこのエンディングは幕を閉じます

感想

多くの攻略サイトなどでこのエンディングが正史のように書かれているため、結構楽しみにしていたエンディングだったのですが、その割には疑問が多いエンディングだったなと思いました

一番大きいのは、ローグ亡きあとにアフターライフを引き継ぐのがVというのは多くの傭兵やナイトシティ中のフィクサーが放っておくのだろうかという点
ローグと共にアラサカ襲撃を行った(実際にはジョニーの人格であるが、多くの人はVであったと認識しているはず)とはいえ、ローグにはそこに上り詰めるための人脈などもあったはずで、なんとなく腑に落ちない….
このエンディングに入る際、Vから入れ替わったジョニーが最初に向かったとき、ローグはVと共に仕事をするフィクサーの一人であるワカコ・オカダに対し、「誰のお目こぼしで商売できてると思ってるんだ」と圧をかけている様子が確認できます
となれば、ローグの失脚とともにローグの座を狙う人間は少なくないのではないかとも解釈でき、ぽっと出のVがその座についてるのは面白くない連中も多いのでは….とか考えてしまう(龍が如く脳?)

他にも、Vが住んでいる家が妙に豪邸だったり、ジュディに言われてもかたくなにナイトシティを離れようとしなかったり、なんとなく解釈通りじゃないな~とか感じてしまいます(厄介オタク)

アフターライフのボスとなり、ナイトシティのトップに上り詰めたという事実はジャッキーの夢を叶えたとも言えますが、悪魔エンディングの方で述べた通り、ジャッキーにとっては本当にトップの座に立つことが「この街の伝説になる」夢の成果とも思えない気がしていたのもあります

そのうえ、宇宙空間でVがどうなったかは全く描かれておらず、お馴染みのエンドロールメッセージでは全体的に「Vはナイトシティで有名な傭兵になった。有名人だから忙しいよね~」といった雰囲気
ジュディやパナム、ママ・ウェルズのようなエンディングごとに露骨に反応が違う面々の反応を見ると、なんか違う選択をしてしまったな….という気持ちになる

総括

そんな感じで一通りのエンディングは体験しました
隠しエンディングもあるらしいですが、条件が未達だったのでスルー
め~~~~っちゃ長々書いてしまって久々に楽しい厄介オタクができました
誰かに読んでもらう気ゼロ

めちゃくちゃ楽しいゲームでした100時間くらいやりました
DLC楽しみすぎてヤバいです
本当は2.0.2.0.のシナリオブックとか読みたいんですけど、なかなか見つからないので、最近発売されたサイバーパンクREDという2040年代に当たる時代の話をいずれ読んでみようと思います

まだまだクソデカ感情は言い足りないので、もっと感想ベースのコメントも書きたいな~と考えてます
これ書くのに一日使っちゃったので、色んな活動の合間を縫ってちまちま書きます
グッバイ、ナイトシティ!

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