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死神ギガアニマ

可愛い

諸君は《死神ギガアニマ》を知っているか?
この記事は大好きな《死神ギガアニマ》について書き殴る記事である。

《ギガアニマ》というカード 基本

《ギガアニマ》の基礎スペックは5コストパワー4000。現在であればパワー4000ののシステムクリーチャーなど《勝利のガイアール・カイザー》に殴り飛ばされるのが関の山であるが、13弾当時基準では《超次元ボルシャック・ホール》の火力の範囲外であるためかなり場持ちは良い方である。肝心の能力は《死神》クリーチャーが出るたびにデッキトップ1枚を墓地に置きその後墓地から出た《死神》よりコストが小さい《死神》クリーチャーをランダムに手札に戻すという能力である。かなり癖のある能力であるが、黒単色のカードでかなりリソースを稼げる能力である。
【死神】を語る上で外せない存在が【白騎士】である。白騎士】における《ギガアニマ》の対となる存在は《白騎士の精霊アスティノス》。

凄カード

こちらは出た瞬間にほぼ確実に3ドローするクリーチャーであり、システムクリーチャーである《ギガアニマ》とはいろいろ扱いが違うが概ねこっちの方が強いのは間違いない。実際《アスティノス》は【白騎士】において4枚確定採用であったが、《ギガアニマ》は【死神】においても自由枠、入っても2枚程度だったのが現実である。

何故《ギガアニマ》は【死神】において採用が見られなかったのか

これを語るには【死神】というデッキの基本戦術を知る必要がある。【死神】というデッキは《死神》の親玉である《死神明王XENOM》をメインに据えたミッドレンジデッキである。

唯一無二のハンデス能力

この《XENOM》のクリーチャー破壊効果とシールドをブレイクしても相手の手札が増えない(相手がトリガーを使った場合むしろ手札が減る)実質ボルメテウス効果を軸に戦うデッキであり、デッキもそのような方向性にまとまっている。《XENOM》以外の高打点クリーチャーは基本的にメインデッキには入っておらず、《XENOM》で2回殴るか《XENOM》+横の打点で殴り切るデッキとなっている。

ここまで知った上で《ギガアニマ》の能力を思い出してもらいたい。そう、

《ギガアニマ》の能力では絶対に《XENOM》は手札に加えられないのである。

《死神》クリーチャーで《ギガアニマ》以外に墓地回収ができるカードは無く、《超次元リバイヴ・ホール》でも採用しない限り墓地に落ちた《XENOM》を回収する手段は無い。この《XENOM》とのかみ合いの悪さが《ギガアニマ》の評価が下がっていた原因である。

では《ギガアニマ》は弱いカードなのか。私はそうは思わない。

《ギガアニマ》というカード 本質

上述した通り《ギガアニマ》は【死神】というデッキそのものと相性が悪いと言っても過言では無い。では《ギガアニマ》の強み・本質とは何か。

《死神術士デスマーチ》を無限に使えるというところにある。

隠れた(隠れてない)最強カード

《ギガアニマ》の能力は場に出た《死神》よりもコストが小さい《死神》を回収する効果。これは絶対に《XENOM》を回収できないという《ギガアニマ》の欠点そのものであるが、言い換えればコストが最小であるデスマーチ》は絶対に手札に戻ってくるということである。《デスマーチ》はご存知の通り1コストとは思えないほどのスペックを誇るカードであり、1コストのSA・ブロッカーと不可能を可能にするカードである。通常であれば【死神】には墓地回収カードがあまり入らないため《デスマーチ》も基本的にデッキに入っている4枚分しか使えない。しかし、《ギガアニマ》を採用していればいくら《デスマーチ》を雑に扱っても必ず手札に戻すことができるのである。これにより《XENOM》に頼らない小型によるビート戦略をより実践的に盛り込むことができるのである。元々コスト軽減とパンプアップを兼ねる《死神城XENOM》やメインリソースである《死神盗掘男》の存在により小型ビートは弱くなかったが、《ギガアニマ》による《デスマーチ》無限回収はその戦略をさらに強固なものにしてくれる。さらに《デスマーチ》はブロッカーでもあるため、山札の許す限り無限に《デスマーチ》をチャンプブロックさせることもでき、その防御力は時には【バルガライゾウ】すら受けきるほどである。

《ギガアニマ》というカード 終わりに

《死神ギガアニマ》というカードは当時でもtier3と言われていた【死神】の中でも採用が分かれていたカードであり、言ってしまえばマイナーなカードである。それでも自分は好きだったし、自分が最も使いこなしているという自信もあった。この記事は夏頃に一回書こうと思い熱が入らずに書くのを中断していたが、22弾リリース後【黒単ウルボロフ】を回しているうちに【死神】が懐かしくなり最も好きなカードである《死神ギガアニマ》についての記事を完成させようと思った次第である。【黒単】のこれからを祈ってこの記事を終わりにする。

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