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ホロぐらから学ぶショートストーリーの書き方

サムネイル引用【アニメ】責任取るのが総帥の仕事【holoX】
お久し振りです。らりるらるららです。今回は趣向を変えて、ホロぐらを例としてショートストーリーの作り方を解説していくことにします。話を書くのが苦手という方の一助になれば幸いです。
では。

まず、既存の話を解体して構造を調べてみましょう。【アニメ】責任取るのが総帥の仕事【holoX】を例として、これを簡単な起承転結に書き起こしてみます。
【起】唐揚げ狩りをするラプラス
【承】脳筋体操で万バズを狙うラプラス
【転】多くのホロメンが押しかける
【結】ボコボコにされたラプラスを見てあくあがクワガタみたいと呟く

文章にすると何が面白いのわからなくなりますよね。ですが、これは単なる骨組みに過ぎません。面白くするにはここから手順を踏む必要があります。

そもそも、ホロぐらは何故面白いのか?そのポイントは二つ。
・フックがある。
・中身が無い。
この二つです。まず、フックがあること。心に引っ掛かるものが必要です。今回の場合だと、唐揚げ狩りというパワーワードに加え、パパトワの登場で私は強く印象に残った回でした。
次に、中身が無いこと。つまり、観た後に視聴者に何かを考えさせないもの。登場人物が成長しないもの。ノリが良いだけのもの。言い方は悪いかも知れませんが、ギャグ漫画って大した内容が無くて、ただ笑えるだけじゃないですか。だからこそ読むのが辛くないし、楽しめるんですよ。今回もラプラスがトワと戯れて、資金集め目的で万バズ狙って、ホロメンからボコボコにされて終わるだけの、中身が無いスカスカの話だから面白いんです。例えば、holoXの活動自体も、ラプラスが世界征服するぞと頑張って、そのせいで町で泣いてる子供を見かけて自分達はこのままでいいのかと葛藤したら、面白くなくなりますよね?ガハハハ世界征服するぞ~!うわ~失敗した~!次こそは~!が永遠に繰り返されるから楽しめるんです。

フックがあり中身が無い大まかなストーリーを用意した後は、ここにやりたいネタをひたすらぶちこむだけです。例では、唐揚げの木をこよりが作ったとか、トワが台本にダメ出しするとか、脳筋体操とか。

では、実際に書いてみましょう。最初にやりたいネタを探します。私はかなマリのプロレスとホロオフコーデが好きなのでこれをベースにします。
【起】かなたとマリンのファッション対決開始。謎に自信満々のマリン。
【承】先攻のかなたボロカス。マリン優勢か。
【転】しかし後攻のマリンもクソダサコーデ。
【結】二人とも心に傷を負い友情が芽生える
こんな感じで簡単に書いてみました。これをベースにして、登場させるメンバーの配信から面白い部分やファンとしてこれのイメージが強いと思うもの等を足していきます。
【起】かなたとマリンのファッション対決開始。謎に自信満々のマリン。
・会場の隅でフブキとみこちがどちらが勝つか賭けている。
【承】先攻のかなたボロカス。マリン優勢か。
・胸にダーツの的を付けたわためが「羊以下ですね」とかなたを挑発する
・かなたが頭の手裏剣を投げてわための的のど真ん中に当てる。
・連動してさかまたのスロットが大量のコインを吐き出す
【転】しかし後攻のマリンもクソダサコーデ。
・勝負がつかなくてフブキとみこちからブーイング
・同じ服を2日着ているさかまたから酷評
・マリンがさかまたの服を剥ぎ取るとマリン以上の評価を受けてマリンショック
【結】二人とも心に傷を負い友情が芽生える

適当に書いたので雑さは許してください。頓痴気な話にしたいならよくわからないものをぶちこめばいいだけなので、『ボーボボ』でも読んで参考にすればいいです。起承転結のベースさえあれば、後は何を足すか次第でどんな話にも変えられます。

最後に。ざっくりとした説明になりましたがいかがでしたでしょうか。骨組みを作り、肉付けをしていく。これに尽きます。ホロぐらの頓痴気回も肉付けが分厚いだけで、最初に起承転結の流れを作ればあとは誰にでも作ることが可能です。複数人のグループの場合、起承転結を考える人とネタを集めてくる人に役割り分担をしてもいいです。
そして、この話の作り方はホロぐらと言わず短い話を作るときに非常に役に立ちます。なので、是非ホロぐらを簡単な起承転結に書き起こして、そこに自分の好きを詰め込んで自分だけのホロぐらを作り上げてみて下さい。きっと、ストーリーを書くのが苦手だという方も今までより楽に書ける様になっていると思います。ではまた次の記事でお会いしましょう。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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