諦念

おはよう。
ただしく勝手に絶望して
諦念しています。

朝から茹でものをしながら
ぼんやりと鍋のあぶくを見ていた。

冬の台所に湯気がのぼった。

少しの楽しみをディップして
日常を食べる。
ボナペティ。

こんなにも心が
固くなってしまうなんて
思わなかったんだ。

ヒリヒリと敏感だった感受性は
どこへ消えてしまったの?

ぬるくなった鍋の湯のように
役立たずだ。

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