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マンハッタンでの家探し

ニューヨークで暮らすことが決まってまずしなければいけないことは家探しだった。これがずいぶんと長い道のりになるとは…

会社での前任者はいなく、部屋も自分で決めていいとのこと。大学の家族寮もあったけれど、条件があまりよくなかったので自分達で探すことにした。

まずは住むエリアを決めることに。

なにせ前任者がいないので知識も全くゼロ。拾える情報はブログや体験談などからで不安だったので、主人が通うことになる大学の知人に紹介いただいて現在ロースクールに通う方に相談のメールをしたところ、会ったこともない他人にもかかわらず論文さながらの超ロングメールで懇切丁寧に教えてくれた。そこにはマンハッタンは東西のアクセスが悪いこと、地下鉄の急行が止まる重要性、オーガニックスーパーwhole foodsとtreader joesの比較などなどが論文のような素晴らしい文章でまとめあげられていた。お忙しいのに感謝感謝です。

おすすめはアッパーウエストなんだとか。なるほど。

主人が通うコロンビア大学はモーニングサイドというところで、ハーレムとアッパーウエストサイドの間だ。建築学部はどーゆーわけか忙しく(これは働いている時もだけど)徹夜する可能性もあるとかで、大学から徒歩圏内で探すことにした。ハーレムはなんとなく治安が悪そうだから却下。イーストは徒歩圏内ではないし交通の便が悪いからなし。となると消去法でアッパーウエストサイドということになる。アッパーウエストで一番栄えているのは70th前後らしい(zebbersやmeison kaizerなどがある)がそこからだと電車通学することになる。どうやらそれはイマイチらしいのでアッパーウエストサイドの上狙いになった。

家探しと並行して当時3歳になる娘の幼稚園探しもしなくてはならない。選択肢は日本人学校か、現地校。

現地校の場合、娘は2014年11月産。日本では年少さんにあたる歳だ。アメリカでは9月入園なので4歳児に該当するらしい。日本人学校の授業料は16万(高すぎだけどマンハッタンでは結構普通のこと。もちろん園庭なんかない)会社からの手当ても差し引いても10万はくだらない。何よりアメリカにいるのに日本の環境と一緒なのってもったないなくない?とまぁ主人の強い希望が決めてとなって現地校を探すことに。これまた長くなるのでおいおいメモすることにする。

次に希望条件を箇条書きにすることに。

●2ベット2バスルーム【日本でいう2LDKのこと】●エレベーターあり【4歳と0歳を連れて階段をあがるのは無理そう】●洗濯機室内→(ニューヨークは洗濯機がない物件が多く(しかも法律で自分で設置はできない)地下にランドリールームがある物件が多く1回ごとにお金がかかる)●チルドレンルームがある(氷点下を下回ると外に行けないのであると子供達の体力消耗させれて良い)

さてどんな素敵な物件が紹介していただけるのかしら?知人にご紹介いただいた大手日系の不動産屋にメールを送るとすぐに返答が来て、ご希望頂いた条件ですと最低でも5000ドル(/1ヶ月)からとなります。とのこと。

ギャフン。

私たちは会社様から幾らか補助が出ているけど、これをフルで払えるってニューヨーカーはどんなけ給料もらってるんだろう?って話。

実は他社はもー少し安くて決め物件を持ってるんじゃない?と疑心暗鬼になって他に3社ほど送ってみたけれど返答はどれも同じだった。あとから聞いたけどニューヨークの物件はすべての不動産会社は同じマーケットであるらしい。もし他社よりものすごく安い物件があったらそれはお取り物件といって実際には存在しない物件(ということが多い)、今は満室だからと言って他の少し高い物件を紹介するんだとか。

不動産屋以外にもstreet easyzillowなどのサイトでも探したけど、会社的に日系企業を噛ませておいたほうが良いとのことで最初にお願いした不動産会社にお願いすることになった。

2ベットルームとエレベーターと洗濯機いう希望だけ残して。

主人が渡米するのが6月後半、私達女子チームは8月後半に渡米することになっていたので、一旦単身寮に引っ越してから物件探しすることも考えたけど1回で引っ越しを済ませたかったのでイチかバチで不動産屋のビデオのみで物件を決める必要があった。私たちはたまたまラッキーな物件に当たったけど、あんまりオススメしない。写真では新しそうに見えてもゴミ捨て場(多くのマンションは地下にゴミ捨て場があって一旦そに集めてマンションの管理人が指定の日に道端に出すというなんとも非合理的)が綺麗かとかまでは分からないから。ちなみに我が家のマンションは戦前建てられているから古いけどスーパー(管理人)がキレイ好きなのでいつも掃除機をかけているしきちんとしているからラッキーだった。

ここからの交渉は難しそうだったのでうちのネゴシエーター(相方)にバトンタッチしたけど、ものすごく大変そうだった。オーナーとの話し合いからマンション組合の許可が降りまで1ヶ月くらいかかる。日本の銀行の残高証明(しかも全部英語翻訳して)とか会社から幾ら補助が出るかとか、合格通知とか色々提出しなきゃならない。マンハッタンはインフレとかなんかで家賃が1年毎に上がっていくので、最初に幾らか決めれるなら予め決めておいた方が良い。家賃が跳ね上がって引っ越さないといけない可能性も出てくるから。引っ越しの労力もお金も馬鹿にならない。最初に言いたいことは全部文章で送っておくと良い。契約が決まるとおめでとうございます!あなたここに住めますよ!と言われるのがなんともアメリカらしいなと思った。

とまぁ随分と長いメモになってしまったけどこんな感じだったと思う。

次はプリスクール編についてメモする予定。







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