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中堅占い師編④

その後、無事に新しい占い会社の社長さんを紹介していただきました。

紹介をしていただいたということもありご挨拶だけで、デモ鑑定などは特になくスムーズに移籍。
そして大手にデビューする際も、信頼してくださっているのか鑑定の実力を見せる事などはなく、そのまま新人としてデビューに繋がりました。
その辺りは担当の方が上手くご紹介下さったのかなと思っています。

そこのサイトは応募しても落ちる、入りたくてもなかなか入れないと有名ですのでこの辺りはとてもラッキーでした。
ありがたいことです。

大きなトラブルもなく、プロフィールも難なくこなしあっという間にデビュー当日となりました。


新たに大手占いサイトで新人デビュー

こちらも新しいサイトでは、新人デビューということもありひっきりなしのお客様がいらしてくださいます。
少し出来るようになっていてデビューなんて余裕の私でしたが、またしても壁にぶつかりました・・・。
いやー、調子に乗ってはいけませんね笑


時間制の占いで驚いたのがそのお客様のチャットスピードです!
そこでは1分ごとに料金がかかってくるため、とにかくお客様は結果をすぐに出して欲しいとものすごく基本的に急いでいるのです!
最初からコピペの恐ろしいほどの長文が送られてきたり、返事はまだですか!早くしてください!と早速時間制の厳しい洗礼を受けました・・・。

お客様からすると、1分ごとにお金がかかるのでそれはそうですよね。
今までとはまた違う鑑定スタイルに慣れなければと初日に痛感しました。

前の占い会社では、占いの時間は5分から10分しっかり取ってもらって鑑定をしてほしいと言われていたのでその違いに驚きました。
文字制ですと1文字ごとに料金がかかるので、分に無駄なくしっかり考えてお客様も打つのでゆっくりなお返事が多かったのです。


しかし私は鑑定自体は慣れたもの。
スピーディーにお客様の時間を無駄に使わないように心がけていくうちに、タイピングスピードはものすごく早く打てるようになりました!
長い時には2時間猛スピードでずっと打っていました。

あの不採用だったチャット占いの時とは比べ物にならないスピードに自分で感動したものです笑


段々と限界を感じてきた

話題になったインボイス制度が始まりましたよね。

こちらの占い会社はインボイス制度の登録が必須だったので、課税事業者としてきちんとインボイス登録をしていました。
しかし、小規模事業者ですのでインボイス登録をする意味があるのかどうかもずっと悩んでいたんですね。
ぶっちゃけて言うと、私は当時は1000万の収入まではありませんのであまりメリットを感じられずにいました。

占い大手ですので客数は抜群に多く、お客様は毎日たくさん来てくださいますがそろそろ私は腱鞘炎になりそうでした。
毎日チャットの高速タイピングで腕も痛いし目も疲れてきた。

休みなく毎日夜中の2時3時まで鑑定をしていくことに、これで本当にいいのかなと疑問を感じていたんですね。
ちょっと私自身が無理しすぎていた部分もありました。
やはりお客様がいらしてくださったら何時間でもお話を聞いて差し上げたかったんですね。
しかし体は正直で風邪ばかり引くようになり、肌も荒れるし顔色も悪い!
私にはこの鑑定スタイルは合っていないと確信してきました。
 
それならばもういっそのこと辞めてしまおう!
紹介された手前、非常に申し訳ありませんでしたが自分の身体が大切ですからね。
収入よりも健康です!

何よりも自分に心の余裕がないと良い鑑定は出来ません。
文字数制のチャット会社に所属しなおそうと決意しました。

⑤に続く

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