空は必ず青くない。けど、快晴。

どうしても仕事終わりにお酒が飲みたい日って、少なからずあるでしょ。
今日は、大して忙しかった訳でもないけど、そんな気分だった。
仕事終わる時間が22時前だから、こんな時間から飲みに誘える友達もいないし、大人しく家で夜風に当たりながら、飲んでみる。

言いたいことも言えない世の中じゃ、ポイズン。
ほんと。そう思う。
何のために仕事してるのかも、わからないし。
誰かのために働いてるわけじゃないし。

みんな、沢山考えてて、いろんなことをその人の中で思ってて。でも、それを押し殺して、平然な顔して、過ごしてるんだ。
自分だけじゃない。だけど、自分だけが思うこともあるし、また自分じゃない誰かは、自分が考えないこと、感じないことをそれぞれに感じて、その瞬間，瞬間を生きてる。楽しいも、苦しいも、味わいながら。
くそがって思いながらも、そんなことない風で振る舞ったり。人間はやはり、強いし、賢い。
自分に心があるから、自分以外の誰かの心を勝手に読み取って、察して、それを自然と、無意識に、やってのけてるんだ。

自分の悩みは、すっごい大きく捉えてしまいがちだけど、別にたいしたことないみたいなことって、山程あるし。大抵、人の悩み聞いてたら、う〜っわ、自分の悩みちっさってなることがほとんどだし。
自分を誇大評価するのも、しないのも、自分次第だし。人と比べることをしないとか、やるなって人はよく言うけど、ケースバイケースというか。
周りを見渡す能力は、生きてく上で必要じゃん。
周りを見たり，少し視野を広げてみることで、見える何かって絶対あるから。

外に寝っ転がって、空を見上げたら、果てしなくどこまでも続いてて。そしたら、自分の今生きてる場所って、クソほど小さいし。そん中で、悩んでることって、まじで、バカみたいに思えてくる。
この空がこんだけ、果てしなく広いなら、もっと、苦しんでる人はいるだろうし、当たり前のように、息して、ご飯食べて、ベッドで眠れて、毎日お風呂入れて、そんだけで、どんだけ幸せかってことよね。
当たり前が、どれだけのレベルかで、今の自分の幸せが目に見える。幸せは中々目に見えないから、うわ！幸せって実感するのは難しいけど、それを、感じられた時、余裕あるなって思うし。少し視野が広がって、大人に近づいてるなって思ったりする。
なんか、小さい頃にお父さんが、言ってたんだよね。自分の悩みを世界規模でみたら、めっちゃ小さく思えるって。そーいうことなんだよね、きっと。

幸せって見つけるんじゃなくて、気づくものなんだって。ほんとにそうだと思うし。幸せは求めすぎたら絶対見失うし。今の現状にどれだけの幸せが溢れてるのかを、考えたら、すぐそこにあるんだ。

コロナがピークで、この世界から多分一生抜け出せないんじゃないかって、思ってた3年前の冬ぐらいに、今までの当たり前の生活がどれだけ、幸せなことだったのか、身に染みて感じたし。今を生きてるだけですごいんだって思った。それと同時に、もっと、自分だけじゃなくて、誰かを思って、対象のない誰かのために、自分の行動を改めなきゃいけないんだって思った。ひとりひとりの行動が今後のみんなの幸せに繋がるんだって。誰かの小さい努力が、今までの生活に戻れるための近道なんだって。当たり前は、なんも、当たり前じゃないと感じた。
約3年？終わりの見えないマスクの生活をみんなでやってきて、今がある。
今思えばそれもそれで、おもろい昔話になるんだろうけど。
時には誰かのために，みんなのために、自分の欲を我慢しなきゃいけないし、強制的にシャットダウンさせられることもある。文句言ってたって、なんも変わらないし、始まらないし、抜け出せない。
だから、終わりの見えないことでも、まずは、誰かのために、みんなのために、それはきっと、自分のためでもあるから。みんなで、寄り添い合わなきゃなんだよね。

息してる「今」がある限り、幸せであることを感じて悩めることを喜ばないとね。常にあることなんて、何もないんだから。普通も、当たり前も、幸せも、全部。感じられること、全部を思うがままに、感じて生きていく。今日の空の青さを感じながら。