記事一覧
SideM短歌・俳句まとめ「それぞれの瞬きを」
〈DRAMATIC STARS/短歌〉
まっすぐに輝く星になりたくてゆっくり閉じる六法全書(天道輝)
風薫る 未来を切り開くためにメスではなくてプライドをもて(桜庭薫)
うしなった翼 今日からステージが羽ばたくための空港になる(柏木翼)
〈beit/短歌〉
笑顔って魔法なんだよ あなたからだれかへ幸せが届くから
〈S.E.M/短歌〉
可能性は無限にあるとい
プリライ6th(1日目)短歌
星々が羨むような輝きをきっと「LEGEND STAR」と呼んだ
(ST☆RISH「マジLOVEレジェンドスター」)
ん、なんてとぼけてみせて制裁をしてほしそうに笑うくちびる
(QUARTET NIGHT「QUARTET★NIGHT」)
テンペスト吹き荒れている(ねえ待って、この手から零れていかないで)
(宮野真守「テンペスト」)
二面性 やさしい/激しいどちらかを選ばせてあげるからキス
短歌連作「QUARTET NIGHT LIVEエボリューション 2017」
ん、なんてとぼけてみせて制裁をしてほしそうに笑うくちびる(QUARTET NIGHT「QUARTET★NIGHT」)
「革命」という名の賽は投げられてふたりの恋は動きはじめる(QUARTET NIGHT「The dice are cast」)
誘惑をしないでほしい射抜かれてしまった胸がズキュンとうずく(寿嶺二「溺愛テンプテーション」)
純潔なステンドグラスの何色があなただろう、と触れ合った熱
一・二学期をふりかえって
淡すぎる四月のひかり こつ、こつとえんぴつの音がまだぎこちない
「ねえ」という声がしだいに増えてゆき五月の風はあたたかくなる
六月の雨はやまない 廊下ではシューズのラインがきらきらはずむ
指切りを交わすその手をふと止めてああこんなにも七月の空
すこしずつ丸みのちがう「あ」の文字が並んでふいに愛しい色紙
あおぞらがいちばんきれい 号砲が鳴って九月を駆けぬけてゆけ
十
マジLOVEレジェンドスター13話短歌「ST☆RISH forever」
そして、って言葉の続きを歌うときこんなにもこんなにも眩しい
荒れ野には花を いくつの歌声でこの世界ごと咲かせましょうか
NEXTを誓う 伸ばしたゆびさきを3,2,1と折り曲げながら
終わりまで1000%で生きるって決めてぼくらはステップを踏む
永遠はないよ(たしかにあるものは全力の今と、絆と、LOVEと)
キスよりもすごい歌ってあるんだと告げるスポットライトのひかり
星々が
マジLOVEレジェンドスター9話短歌「傷痕とかさぶた」
「今日も」とか「らしい」のことばを背にうけて微笑みながら駆けるあなたは
BRAND NEW MELODYを口ずさんでる 「二人」の意味を考えながら
握られたペン、塗りつぶす歌詞、そして、ガムシャラだけが全てのように
魂を揺さぶる曲へ ふとよぎる向日葵畑はひどくあざやか
「らしさ」って何だ 遠くの夕焼けが笑えないきみを誤魔化している
否定するように降る雨(あたためてくれる
刀剣短歌まとめ「祈ると手折る」
死ぬために生まれたのだろう ゆびさきの赤は刃こぼれの色に似ている
偽物は「人の為」って書くのならするどさだけが本物だった
歴史とはかなしみである 血のせいで斬れなくなっていく日本刀
からだじゅう朱をまとわせて浮き世では見初められたい柄の先まで (折句「か/しゅ/うきよ/み/つ」)
いずれかは身の欠けること見かねては錆びつかないよう抱く梅の花 (折句「いず/みのか/みかね/さ/だ
ハイキュー4話短歌「ひかりを拒む」
勝てる訳ないよと笑う 手のひらのアクエリアスはまだ温くない
75点のブロックで120点のスパイクを止めよ(いつか、ね)
綻びをただ待っていた 誘いこむ道であなたのひかりを拒む
「ただ……」という三点リーダーのその先できっと勝利のかたちを描け
したたかなバウンド、鋭いホイッスル、歓声、バレーにハマる瞬間
握りしめすぎた拳と咆哮に名前をつけるならば「月の輪」
マジLOVEレジェンドスター2話短歌「手を重ねてもいい」
広すぎるリビングルーム それぞれの目にそれぞれのビルを映して
角砂糖、バナナ、少しのきっかけでくずれる甘くないカルテット
「おい」「てめえ」 3分47秒でまたぶつかって壊れゆく距離
瞳にはひとすじの闇(わるいのはぼくでいいから)終わりにしよう
定位置にあなたがいない静寂の重さ ソファはもう沈まない
090 101052110724101012787427? 📞(ぜろき
アイナナ一周年記念連作 「君と笑い合えたなら」
まだ何も記号をもたない七人がいて始まってゆくGENERATiON
(→出会いとはじまり)
(俺こそが/いいえ私が)それぞれの理由を抱えているオーディション
(→7人から3人へと減らされるオーディション)
キャパシティ3000 いくつの熱量でこのステージを埋めつくそうか
(→観客9人の初ライブ)
合わせたい呼吸はひとつ乱されてここに立ちたいここに立てない
(→陸の体調について発覚)
そ
プリツイ五首連作「夢を見て走ろうよ」
せーの、って今日をはじめる ふた呼吸くらい離れた心とこころ
ほんとうは(俺が/私が)選んだと伝わらないまま背を追いかけて
やさしさは歌に、瞳に、指先に宿る あなたをずっと見てるよ
太陽になりたいと歌うひとがいてその眩しさがとても愛しい
転んでも手なら貸すからどこまでもどこまでも続くDREAMをみよう
及岩短歌「終わらない」
最高のトス・最高のきみがいて最高になれなかった手のひら
右腕にはじかれてゆき遠ざかるボール(ああ、こんなしずかな終わり)
ちょうスゲェセッターだった もう誰の名前を背負うことがなくても
「3年間ありがとう」って肩書きをなくしておまえは初めて泣いた
しあわせになれない 指が手のひらがバレーボールを追いつづけてゆく
右手には左手があっておまえにはおれがいるから迷わず進め
アイナナ短歌「GENERATiON」
一番になれないひとの背を見ては「きっと」と思う さあ行きましょう(和泉一織)
ニ倍より二乗がいいね ばかだけど大事なやつらのリーダーとして(二階堂大和)
三月はマーチ、くらいのあかるさでほら先頭を駆けぬけてゆけ(和泉三月)
四葉ならまだ見つけてはいないけどしあわせとしてプリンをひとつ(四葉環)
五人だけ二人だけより七人がいいねと笑う、踊る、つながる(逢坂壮五)
六花のように溶
プリライ5th、一十木音也「木漏れ日ダイヤモンド」レポ(感想)
プリライ5thでいちばん聴きたかった、むしろいちばん会いたかった曲、「木漏れ日ダイヤモンド」。もう本当にやばかった。木漏れ日だった。あったかいメロディだった。二人で作り出すこのメロディだった。
どこがやばいかって、てらしーがギターを弾いているところ! 最初にてらしーがギターを抱えて登場したとき、「え、てらしー? 今まで音也としてエアギターを披露したことはあるけど、これは本当に弾いている