本当に白くて、銀色かと見間違うくらいだったよ。

 2人目の神様(以後、姉様と呼ぶ)が死んだ時に書いた詩とか、思ってた色々、今まで公開することなかったけど供養代わりにここであげようかなって。


真白い椿は、もう直ぐ落ちてしまうらしい

貴方に言葉を贈るのは何度目でしょうか
少しはマシになりましたか
答え合わせはいつかどこかで会えたなら

貴方はどんな風に生きてましたか?
貴方の日々を知りたい私は追い付けない
憧れが理解から一番遠い感情なら
信仰から遠い感情はなんですか

私はまだジュースが好きです
ずっと子供のままでいたいのかも
もっとずっと
少女と女性の境界線をなぞる

紙ストローはふやけて上手く飲めないから嫌い
咀嚼のできない感情はいつか理解できるらしい

水面からストロー一本だけ出して息をする
少し苦しいけどそれもいいかも

無くなる導と浮遊感

胎の内の悪意と憎悪の全てをなすりつけたい
貴方を殺せる詩を詠いたい

得れぬものを望む贅沢病と触れてみたかった体温

そうして、眠れぬ兎は夢を見たのです
いくつも世界を生み出して、恐れ、飛び起きる
不眠症 お薬飲んでも寝れなくて

綺麗と言われて仕舞えば、
嫌いだなんて言えないじゃないか

貴方の死後の私に、貴方は何を望みますか?

2023/5/10
姉様に死ぬことを告げられた日

 そして、初めて姉様に向けて詩作をした時のものも出てきたよ。


初めてあなたの詩を読んだのは、
ファミレスだったと思います。
なぜか苦しくて、切なくて。
今はまだ確かに律動するこの心の臓を
柔く握られているような感覚を憶えたのです。
そして今も、私はファミレスの一番奥、
端っこの席であなたの言葉を読んでいます。
苦しくて切なくなる。
あなたの言葉が刺さって抜けないのです。

あなたと私の共通点。
数えるほどもないのでしょうけど。
とある曲だけが鎹なのかも。
あなたの花を忘れぬように、
あなたに照らさたこの心とやらを忘れぬように。

私、夢があるんです。
あなたの体温に、触れてみたい。
あなたの吐き出す副流煙を
臓腑の奥底に閉じ込めたい。
あなたの記憶の全てを憶えていたいなんて
強欲なことは言いません。
だから、せめてあなたと私の
共通点の歌だけは忘れたくない。
もっと言えばあなたの言葉の全てを
心に刻みつけて消えぬ傷にしておきたい。

あなたの命日にはピアスでも開けましょうか。
校則や親の縛りなんて関係ありません。
私が敬愛するお方のためでしたら、
私はなんでもできる気がするのです。
例えるなら、深夜2時半の
あの無敵になれるような感覚ように。

あなたに教えて貰った強さを抱えて
私は生きていくのでしょうか。
それとも自らの命を擲つのでしょうか。

あんなに苦しそうに歌う少女を初めて見ました。
あぁ、こんな子が恒星の名を冠する子なんだと思い知りました。
その痛みは少女特有の葛藤か、それとも女性になることへの嫌悪か、はたまた厭世か。

あの出会いの日、あの緊張を今でも思い出します。
あなたに宛てた稚拙な文章は読むに堪えないけど、
それを笑い飛ばせるような日は来るのでしょうか。

初めて声を交わしてから
5ヶ月ほどが経った今日この頃、
私はあなたを呼ぶのです。
『姉様』と。

2022/8/8
姉様の遺書を読んだ日

 姉様と初めてお話ししたのは、スマホを手に入れてからだから、2022年の3月だったと思う。私が初めて二次創作をした界隈で憧れだった人。最初声を交わした時の感想は、「あ、この人生きてたんだ。」って感じだったと思う。憧れの人との初邂逅ってみんなそんな感じなんじゃないかな。実際私がそうだった。

 その年の冬くらいに、姉様は最初出会った界隈を卒業?と言うか抜けられて、別界隈の垢で繋がって貰った。と言うか、私がそれ用にアカウントを作った。

 今現在は、姉様が別の界隈で活動されてるからあまりお話しすることはない。定期的にもくりとスペースを開いてらっしゃるからそこでお話しするけど、元の根幹の部分は変わってなくて安心した。でも、やっぱり崇拝してた時とは変わってしまっていて、もう神様では無くなったんだなって落胆もした。それでも、私の一次創作の師であることも、唯一の姉様である事実も変わらないのだ。姉様は、ずっと姉様のまま。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?