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AIの力で中小企業の社長に最強の強化魔法を - 加藤が語る「AI社長」の魅力

大手インターネット企業にて、社内外のAI・データ活用案件/事業開発に携わる傍ら、THAのCATOとして「AI社長」の開発にも尽力する加藤大己。旺盛な好奇心と技術力で、中小企業の課題解決に挑戦しています。
加藤氏の原動力となる思いや、THAの魅力について深く迫りました。

幼少期の転勤経験が培った自立心

ーー加藤さんは小さい頃、どのような子供だったのでしょうか。転勤族だったそうですが、それによって何か印象に残っている出来事はありますか。
加藤氏:小さい頃は転勤族でしたね。転校先では、なかなか馴染めない時期もあり、辛い思いもしましたね。
転勤の過程で、環境が変わると付き合う人も考え方も変わることを知りました。いろいろな環境に左右されるということを、その時に学んだんです。新しい土地では、自分から積極的に話しかけていくことの大切さを実感しましたね。知らない場所でゼロからスタートするのは大変ですが、それ以上に自分の視野を広げるチャンスでもあると気づかされました。環境を大切にするという今のスタンスにも繋がった原体験だと思います。

ーー自立心を持つようになったきっかけは何だったのでしょうか。
加藤氏:親が起業して生活が一変したことがきっかけです。将来は自分の力で生きていかないと、と思うようになりました。周りの環境に流されるのではなく、自分の力で道を切り拓いていかなければと強く感じるようになりましたね。親の背中を見て、独立して事業を営む厳しさと面白さを同時に感じました。会社を経営するということは、家族の生活を支えると同時に、社会に価値を提供し続けるということ。その覚悟と使命感を、親の姿から学んだように思います。

大学時代に芽生えたITへの興味

ーー大学進学後、学生生活を通してどのようなことを感じましたか。
加藤氏:経済学部に進学し、大学の自由な雰囲気を楽しみました。サークル活動などは活発でしたね。今のキャリアに繋がっているのは、就活でIoT(Internet of Things)に興味を持ち始めたことがきっかけです。自分でIoTについて調べていく中で、テクノロジーの重要性を認識するようになりました。世の中の非効率な部分をどんどん解消し、人々の生活をもっと豊かにできるはず。そんな大きな可能性に胸を躍らせたのを覚えています。

ーーシリコンバレーの短期訪問では、どのような刺激を受けましたか。
加藤氏:大学3年生の時にシリコンバレーに短期訪問し、その後働くことになる、IT企業の社員さんと出会ったことが大きなターニングポイントになりました。コワーキングスペースでベンチャーの人々が活発に働いているのをみて、ITの可能性を強く感じました。実際にスタートアップの現場に足を運び、新しいサービスが生まれるダイナミズムに触れられたのは、自分の人生観を大きく変える出来事でした。志高い人たちが集まって、アイデアを形にしていくエネルギー。そこには、自分が大学で感じていた問題意識を解決するヒントがあるように思えたんです。

ーー日本でのIT活用について、どのようなビジョンを持ちましたか。
加藤氏:シリコンバレーで見たスタートアップのダイナミズムに感銘を受け、日本でもこういったイノベーションを起こしたいと思うようになりました。特に、企業が持つ独自情報に目を向けると、ITの分野は、日本企業も十分に戦える領域だと感じたんです。

ーー加藤さんのキャリアの変遷について教えてください。
加藤氏:新卒で大手ITベンダーに入社し、IoTデータを活用した事業創出や課題解決に取り組んでいました。その後、大手インターネット系企業に移り、社内外のAI・データ活用案件のプロジェクトマネージャー/BizDevとして働いています。転職をしたきっかけはベンダーとしてクライアントの課題解決に携わる中で、もっとスピード感を持ってサービス開発がしたいと感じるようになったんです。事業会社である大手インターネット系企業に転職したのは、自社サービスの立ち上げに直接関われる環境を求めてのことでした。

ーーTHAを立ち上げた経緯を教えてください。
加藤氏:もっとスピーディーに、課題に寄り添ったサービスを届けたい。そんな思いから、THAで「AI社長」の開発に力を入れようと決意しました。代表の西山とは大手インターネット系企業で出会ったのですが、彼女との出会いがあったからこそ、一歩を踏み出す勇気を得られたんだと思います。彼女の行動力と明るさに惹かれ、一緒に「AI社長」を作ることを決めました。

中小企業の課題解決に向けたAI活用

ーーTHAではどのようなことに取り組んでいますか。
加藤氏:現在は大手インターネット系企業で社内外のAI・データ活用案件、事業開発に携わりつつ、THAのCATOとして、AI社長の開発にも力を入れています。中小企業が持つ独自の情報を活用し、生成AIの最先端の技術を組み合わせてサービスを提供しているのが強みです。

代表の西山はAI社長の構想を打ち出し、私はそれを具現化するための技術面を担当しています。二人三脚で、中小企業の皆さんに寄り添ったサービス作りを心がけています。西山の企画力と推進力には本当に助けられていますね。彼女が誰よりもお客様である中小企業の社長と向き合い、明るいリーダーシップで企画・推進してくれるからこそ、チームも一丸となって開発に取り組めるんだと思います。

ーー中小企業の課題解決において、AIはどのような役割を果たせると考えていますか。
加藤氏:業界特化のプロダクトを作ることで、中小企業が抱える共通の課題にアプローチできると考えています。各社固有の事情まで踏み込んだ提案ができるよう、AI社長を起点に、さらにサービスを磨き上げていくつもりです。例えば、小売業の場合は在庫管理や需要予測といったオペレーション面での効率化が課題になることが多いですよね。そういった業界ごとの特性を理解した上で、AIを活用したソリューションを提供していきたい。机上の空論ではなく、実際の現場の声に耳を傾けることが何より大切だと考えています。

ーーTHAのCATOとして、大切にしていることは何ですか。
加藤氏:テクノロジーを使って中小企業の社長を強化するという理念を、技術チーム全体で共有することを大切にしています。昨今のAIは日進月歩で進化しており、人々に驚きと感動を与えています。ただそれをそのまま活用するだけだと、我々の理念は達成できません。だからこそ、「この技術を使って、どんな本質的な価値を提供するのか」という根本的な問いを忘れないようにしているんです。中小企業の社長の方々の笑顔を思い浮かべながら、一つひとつの課題に真摯に向き合う。そういう姿勢を持ち続けることが、THAを成功に導く鍵だと信じています。西山との二人三脚で、この思いをチームにも浸透させていければと考えています。

ーーAIと人の関係性について、どのようにお考えですか。
加藤氏:AIと人は対立するのではなく、共存していくべきだと私は考えています。機械的なアプローチではなく、社長の方と直接対話して課題を理解することを大切にしています。AIの力を借りつつ、人と人とのつながりを深められるようなサービスを目指していきたいですね。最終的な意思決定はあくまで人間が行うべきで、AIはそのための材料を提供する役割を担うべきだと思うんです。経営者の方々が適切な判断を下せるよう、質の高い情報をお届けできれば。そういう人間味のあるAI活用を追求したいと考えています。

フラットな社風が生み出すチームワーク

ーーTHAの魅力はどのような点にありますか。
加藤氏:THAは、本当の意味で上下関係のないフラットな組織だと感じています。肩書はあくまで役割分担であって、みんなが支え合って仕事を進めています。西山もチームの一員として現場に入り、ディスカッションに加わってくれるんです。社長であることを鼻にかけることなく、メンバーの意見にも真摯に耳を傾けてくれる。そういうオープンな姿勢があるからこそ、アイデアも活発に出るんだと思います。現場の声を吸い上げ、サービスに反映させていく風通しの良さは、THAの大きな強みだと感じています。

ーーTHAのチームワークについて、具体的に教えてください。
加藤氏:お客様の要望に応えるために全力を尽くす一方で、メンバー同士のペースも尊重し合えるんです。困ったことがあれば、誰もが快く助け合える。そういう風通しの良さが、働きやすさにつながっているんだと思います。トップダウン型ではなく、現場に寄り添う姿勢で私たちを引っ張ってくれる。そうやって培われた絆が、チームワークの源泉になっているのかもしれません。

ーー多様性の面では、どのような環境なのでしょうか。
加藤氏:THAは多様性も大切にしている会社です。バックグラウンドもパーソナリティもバラバラな人たちが集まっていますが、互いの個性を認め合える空気感があります。自分らしさを発揮しながら、力を合わせて目標に向かって突き進めるのは本当にやりがいがありますね。エンジニアとデザイナー、営業とカスタマーサクセス。職種の垣根を越えて、アイデアを出し合える環境があります。そこには、西山の人を見る目の確かさがあるんだと思います。一人ひとりの長所を引き出し、最適なポジションに配置する。多様な人材が混ざり合うことで、化学反応を起こしていく。ダイバーシティこそが、イノベーションの原動力だと信じています。

テクノロジーと人への興味が原動力に

ーー今後のビジョンを教えてください。
加藤氏:個人としても、THAをもっと大きくしていきたいですね。中小企業の社長の皆さんに「最強の強化魔法」を届けるため、サービスの改善を重ねていく所存です。会社の成長も大切ですが、その前に大切にしたいのは、一社一社との深い関係性です。スケールすることだけが目的化するのではなく、お客様との信頼関係を何より大切にしながら、事業を成長させていきたいと考えています。

ーーTHAが目指す人材像とは、どのようなものでしょうか。
加藤氏:私たちが求めているのは、AIの技術に興味があると同時に、人にも興味を持てる人材です。技術を追求しつつ、ユーザーの思いに寄り添える。そんな仲間とともに、中小企業が抱える課題解決に全力で取り組んでいきたいと考えています。高度な専門性を持ちつつ、チームワークを大切にできる人。自分の領域に閉じこもるのではなく、他者の意見にも謙虚に耳を傾けられる人。そういったオープンマインドを持った人材を募集していますね。自由闊達な社風を守り、さらに洗練させていけるような仲間を求めています。

ーー加藤さん自身の原動力となっているものは何ですか。
加藤氏:中小企業の皆様の喜びの声を聞くことが、何よりのモチベーションになっています。AIを活用して業務効率化を実現した時の、社長のいきいきとした表情。そういったかけがえのない瞬間のために、日々研鑽を重ねられればと思っています。チーム一丸となって、中小企業のDXを牽引していくことが、私の使命だと感じています。


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