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身体の不思議!

私たちの、生活は呼吸によって行われていると言って過言ではありません。
気づかずに当たり前に行われているからです。その必要不可欠な活動は
自分のからだで言えば「肺」によって行われている。当たり前すぎて人は意識をしない。あえて、肺はどのような構造をしているか見ていきたい。

肺は右、左で大きさが違う?

肺の構造

胸部の大部分を肺が占め、心臓を挟むように左右に位置している。右側を
右肺(うはい)、左側を左肺(さはい)と呼びます。重さは、左右あわせて1キログラムほどになります。心臓が胸の中央より左側にある為、右肺と左肺は左右対称ではない。左肺の方が少し小さくなっています。

肺は、横隔膜の上に乗っかかるように位置しているため,下部はややくぼんだ形をしているのが特徴である。

肺の表面に見られる深い切れ込みを「裂」れつ、と呼び、右肺に2本、左肺に1本ある。この裂によって、右肺は、上葉、中葉、下葉の3つに、左肺は
上葉、下葉の2つに分けられる。

肺の入り口は肺門とよばれ、気管支のほかに、肺動脈、肺静脈などの血管
神経などが多数出入りしています。


肺胞の構造

肺の中はまるでブドウ畑?

肺の中はどのようになっているのでしょうか?
肺は空洞の様なイメージがありますが、実際は気管支が20回以上枝分かれを繰り返してほそくなり、その先に「肺胞」と呼ばれるブドウの房の様なものが無数に存在しています。その一つ一つが風船のような袋状の形をし、両方の肺合わせて約3億個存在しています。肺胞の面積は、60から70㎡にもなりバトミントンのコート1面くらいの大きさになります。

肺胞はこの袋状の形を確保することで表面積を確保し、呼吸効率を上げています。

肺胞の壁

肺胞の壁の厚さは、肉眼では確認することはできません。この壁のまわりには毛細血管が張り巡らされています。肺胞だけでなく、毛細血管の壁も薄いため、酸素や二酸化炭素が出入りしやすく、ガス交換(酸素をとりこみ、二酸化炭素を排出)が行われています。

人間の身体は、すばらしい役割を果たすために存在します。だから、自分勝手に使わないようにしていきたいものです。一日の終わりには、自分の身体にもいたわりの気持ちをもって向き合いましょう。今日一日お疲れ様でした。このように声掛けするだけで身体は喜ぶとおもいませんか?

肺一つをとっても、上記の事が大変重要な役割を果たしています。

次回は、ガス交換の仕組みを見ていきたいと思います。 つづく。


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