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光の呪文(プロンプト)の検証
※この記事は以前FANBOXで投稿した内容と同じです。
皆さん初めまして初投稿になります。
今回は光の呪文について色々試行錯誤しましたので、よかったらAIイラストの品質向上に繋げられたらと思っています。
では、早速いってみましょう!
まず、この画像で検証してきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1683792087414-e1PESqBJ9D.png?width=800)
Stable Diffusion automatic1111 WebUIを使用。
PNG infoは下記の通りです。
absurdres, highres, ultra detailed,(1girl:1.3),
BREAK,
Negative prompt: EasyNegative, (worst quality, low quality:1.4), noise, nsfw,
Steps: 30, Sampler: DPM++ SDE Karras, CFG scale: 7, Seed: 2737173101, Size: 768x512, Model hash: 19c1008761, Model: breakdro_A959
今回はBD様のモデル”breakdro_A959”を使用させて頂きたいと思います。この場を借りてお礼申し上げます!モデルが気になった方は是非、下記のリンクへGO!
必ず素晴らしい作品に出会えますよ!
🔶光の向きに関して理解しよう!
それでは、光のプロンプトの前に光の向きについて解説していきます。
まず光には、順光・斜光・側光(サイド光)・半逆光・逆光があります。聞いたことがある人はそれなりにいると思いますが、実際AIイラストに反映すると以下のようになります。
順光
![](https://assets.st-note.com/img/1683792338877-Jchif5252n.png?width=800)
斜光
![](https://assets.st-note.com/img/1683792396001-Fu7UYaoVrv.png?width=800)
側光(サイド光)
![](https://assets.st-note.com/img/1683792426109-X2Y2D4tg5w.png?width=800)
半逆光
![](https://assets.st-note.com/img/1683792449237-HjG6agmPeI.png?width=800)
逆光
![](https://assets.st-note.com/img/1683792475306-H5Ij8O8oxa.png?width=800)
以上の結果から、逆光・半逆光は明らかに違いが見えますが、側光・斜光・順光はあまり変化がないように感じます。これは、AIイラストが基本的に側光・斜光・順光を基準にしているから呪文入れても代り映えしなのかと思われます。
※強調すれば変化を感じると思いますが、逆光・半逆光に比べればあまり違いが分からないレベル。また、AIイラストソフト・モデルによっても変わると思いますので一度自分の環境で試してみて下さい。
それ以外に気になった事がありましたが、それはまた次の機会に。
もうちょっと詳しく知りたい方は下記のリンクへ(他力本願)
光の向きに関してやんわり分かってきたと思いますので、次が本命です。
🔷光の呪文(プロンプト)の種類
はい、ようやく本命です。
まず自分が調べた呪文を紹介します。
■光の種類
①光の透過: Transparent of light
②光の反射: reflection of light
③光の散乱: scattering of light
④光の干渉: interference of light
⑤光の分散: dispersion of light
⑥光の屈折: refraction of light
⑦光の回折: diffraction of light
■光の現象
①鏡面反射: specular reflection
②チンダル現象: Tyndall effect
③拡散反射: Diffuse reflection
今のところ以上になります。では早速見ていきましょう!
光の透過
![](https://assets.st-note.com/img/1683792678015-sBoRidtpxE.png?width=800)
光の反射
![](https://assets.st-note.com/img/1683792699255-DGBaGqAJ36.png?width=800)
光の散乱
![](https://assets.st-note.com/img/1683792736287-R7zDAu9ljA.png?width=800)
光の干渉
![](https://assets.st-note.com/img/1683792756985-38lIiGcbVW.png?width=800)
光の分散
![](https://assets.st-note.com/img/1683792778432-hZa0qBqH2J.png?width=800)
光の屈折
![](https://assets.st-note.com/img/1683792800940-4D06q6704z.png?width=800)
光の回折
![](https://assets.st-note.com/img/1683792817396-ROyPPwb0GJ.png?width=800)
鏡面反射
![](https://assets.st-note.com/img/1683792854782-fw0gtVi1p0.png?width=800)
チンダル現象
![](https://assets.st-note.com/img/1683792907333-hPNvuZ16I0.png?width=800)
拡散反射
![](https://assets.st-note.com/img/1683792953225-eQnGgxxhjM.png?width=800)
以上が検証結果になります。総評として☆5の評価を付けていきたいと思います。
■光の種類
①光の透過: Transparent of light ☆☆☆☆☆
②光の反射: reflection of light ☆☆☆
③光の散乱: scattering of light ☆
④光の干渉: interference of light ☆☆☆
⑤光の分散: dispersion of light ☆☆☆☆
⑥光の屈折: refraction of light ☆☆
⑦光の回折: diffraction of light ☆☆☆☆
■光の現象
①鏡面反射: specular reflection ☆
②チンダル現象: Tyndall effect ☆☆☆
③拡散反射: Diffuse reflection ☆
透過・分散・回折が使いやすそうで、自然光やエフェクトとして再現出来そうですね。現象の方ではチンダルが分かりやすく影響が出ていました、他2つはもう少し検証してみないとなんとも言えません。今後の検証課題ですね!
今回は一つずつの検証でしたが、組み合わせて使う事で光の本領発揮となります。是非、いろんな組み合わせと強弱を付けながらイラストに合った光エフェクトを探してみて下さい!
以上が総評になります。下記が使用例です、よかったら参考に見て下さい。
![](https://assets.st-note.com/img/1683793112727-OX0kQLrR2P.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1683793133967-OCrgUs57dK.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1683793159011-9XJX31mPjY.png?width=800)
こんな感じで今までのAIイラストに光の表現を更に加えることができます。
ただ、一つ注意してもらいたいのが、光源です!イラスト内に光源(太陽やランプ等の光を発している物質)がない場合はこの効果を満足に引き出せません!
そこで意識してもらいたいのが、始めに解説した光の向きです。光の向きをある程度調整し、光の種類を加えてみて下さい。その後、強調などで調整すると上記の様な光の表現を作ることが出来ます。
こればかりはイラストによって調整するしかないので、何度もトライ&エラーを繰り返すしかありません。ようこそ更なるガチャ沼へ(*´ω`*)
これで光の検証は一旦終わりにします。
もし、他にこんな光の種類があるよって方がいれば教えていただけると幸いです。
それでは、次の検証報告まで~
よいAIイラストライフを(`・ω・´)ノシ
※これから先は私が光にこだわった話になりますので、
興味がない方はブラウザバック推薦です。
さて、物珍しく私のこだわりを聞きたい方がいればなんですが、独り言のようにブツブツと言葉を連なっていくだけですので、過度の期待はしないように…
まず、AIイラスト初めてまだ3週間程度の私ですが、始めたてはすごく興奮して沢山のAIイラストを作成してはSNSに投稿していました。SNSにはたくさんの同士もいますし、眺めているだけも楽しい時間でした。
しかし、10日程過ぎるとネタもなくなるしマンネリがやってきます(私の場合は早すぎますw)人間の慣れって怖いもので、ある程度の知識・レベルを得てしまったら見慣れてしまうんですよね…人は貪欲な生き物です。ここで満足されて離れてしまう方も多いと思います。
ただ、このAIイラストってある程度のレベルまでは簡単に上がってしまうのですが、ここからが本番なんです。モデルをマージして自作したり、検証・呪文作成・Lora学習させたりと一気にハードルが上がります(PC環境もそれなりに必須)そして一番問題なのが開拓・情報のスピードについていけないことです。昨日使っていた最新バージョンが翌朝にはアップデートされることが結構あります。更に、枝葉の様にバージョンが別れたりと…もう手に負えませんwww
兎にも角にも自分でなにか開拓しない事にはAIイラストに関して次のステップに行けないと耽っていました。
そんな悶々とした気持ちでSNSを眺めていたのですが、ふと違和感に気付いてしまいました。それが光です。
私自身、趣味でカメラを嗜んでおり撮影する時に必ず光の位置・向きを念頭に置いてから撮影するのですが(ライディングといいます)AIイラストを眺めているとライディングがバラバラのイラストが意外と多く、皆さんはあまり気にされていないのかと思ったわけです。
もちろん、AIイラストのライディングに関する記事を書いているサイトも少なからずありましたが、どれも的を得た内容じゃなかったですし、ただ呪文を並べただけの記事もありました。当然その記事の呪文を試したのですが、納得がいく結果が得られなかったのは言うまでもない…本当に試したのかよ…そこで私が少しでもAIイラストに関連する方々に還元できればと思い、今回の記事作成に至った訳です。
現在、著作権問題やchatGPTの使用利権等で色々もめている業界ではあり、正直自分になにが出来るかも分かりませんし、おんぶにだっこ状態です。
ですが、ここで終わってしまう業界にならないよう、私の力が少しでもAI業界を盛り上げることができるのであれば本望です。
最後になりますが、今回の検証はAIイラストにマンネリを感じていた私が、AIイラストの楽しさを再確認できる時間だったと思います。
もし、私と同じ思いの方がいましたら、もうちょっとだけAIイラストを弄ってみませんか?検証も地味ですけど楽しいですよ!ガチャ沼♪ガチャ沼♪( ゚∀゚)o彡°
それでは、他に検証したい事や今回の光についても検証不足だったところを掘り下げていきたいので、よかったら次もお付き合いください。
では、また次の検証で(`・ω・´)ノシ
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