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私の人生を二度大きく変えた映画「ペイフォワード」

私の人生を二度大きく変えた映画「ペイフォワード」

職場に英語ペラペラの同い年の女性がいました。
仲良くなって、ランチをしていたら、英語が話せるようになるアドバイスをくれました。

「同じ映画を何回も観るといいよ」

素直な私はすぐに一つの映画を何度も観はじめて、結局100回以上も見ることになりました。
そこで、私が選んだ映画が、「ペイフォワード」です。

トレバーという12歳の少年が主人公です。

トレバーは、社会科の先生から宿題を出されます。それは、世界を良い方向に変える計画を立て、それを実行に移すというものでした。

トレバーは自分の計画を "Pay It Forward "と名付けました。

彼の計画はシンプルです。恩を受けたら、その恩を返すのではなく、他の3人の人に「恩送り」をします。他の人に親切にすることが恩を送ることになるのですが、受け取った人が自分ではなかなか完了できないような大きなことである必要があります。


トレバーは3人に恩送りをして、それぞれの人に自分と同じように「恩送り」をしてもらえるように頼みました。

100回以上観たこの映画に大きな影響を受けた私の"Pay It Forward "プロジェクトは、英語教室です。普通の英語教室ではなく、日本の英語教育を変えるために、先生を育てて、教える人を増やすため、講師養成コースのあるユニークな英語教室を始めました。


そして、英語が好きな人が英語の先生なれるプログラムを作りました。英語を好きな気持ちが、先生から生徒へ、さらにその先へと広がっていきます。私は、特に英語教育の分野で、"Pay It Forward "と善意の連鎖を作ろうと思いました。


その12年後、コンパで1人の男性に出会いました。
成り行きでその男性とスターバックスでデートすることになりました。
私に興味を持ってくれたので、私も興味を持って、3時間くらい質問攻めにしました。
五月雨式に質問を投げつけては答えてくれました。
そして、「一番好きな映画は?」と尋ねてみました。もう皆さん、お察しの通り、その回答は、「ペイフォワード」だったのです。

余談ですが、もともとあり得ないほど無口な彼は、その日を「人生の中で一番しゃべった日」と、認定していました。

その後、トントン拍子で進み、3回目のデートで結婚を前提にお付き合いすることになり、2ヶ月後の誕生日に婚約指輪をもらい、8ヶ月のスピード婚となりました。
こうして、この映画は私の人生に二度も大きく影響をもたらしてくれました。そして、今、同じ人生の指針を持つ夫と幸せに暮らしています。めでたし、めでたし。

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