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すんごい無気力な今だからこそ書いてみる

仕事柄、誰かの人生の成功体験を聞くことが多い。

「どんなことが大変でしたか?」「チャレンジしてみて気づいたことはありますか?」「これからやってみたいことはありますか?」

輝かしく素晴らしい答えがかえってくる前提の質問をこちらも投げかけて、話を聞かせてもらう。それを聞いてるとき、それから30分くらいは私自身も目の前の人のがんばりに感化されて陽的な空気をまとうことができる。

でも今、まさにそんな取材をした1週間後の今でさえ私は無気力状態にある。

仕事したくない。なんでこんないばらの道を選んだのか。もっと楽な仕事があったはずなのに。いや、そんないばらの道でもないのかもしれない。あの人は今日もサボらずに、こんな余計なことを考えずに働いている。頑張らないと誰かに認めてもらえない。でもずっと寝ていたい。

そんなことをずーっと考えて仕事にならない。

もっと先の未来へ行けば、あー、あんな時期もあったかもなって思い出として振り返ることができるのかもしれない。もしくは思い出しもしないのかもしれない。

毎日全力で働いて瞳がキラキラしてて眩しい人もたくさんいる。ほとんど画面の向こう側。そもそも比べるスケールがでかすぎるのだけど。

サクセスストーリーばかり聞いて、人生のキラキラにちょっと疲れたのかしら。人間キラキラしてるときばかりじゃないよねーっていうのを肯定したいだけかのかもしれない。

何かを書くとき、何かを発信したいときは、何か落とし所を見つけて考えがまとまったときに書かないといけない、とずっと思っている。でも、人と比べて劣等感を抱いて何もやりたくなくて、誰かが読んでも全然面白くない今だからこそ敢えて残しておいてみる。これが人間ってことにしてくれないですか?って結局は誰かに認めてほしいんだよな。

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