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ペコの気胸体験記③

3rd story

H23,8末 はじめての入院と手術

それからまた自宅安静、いよいよ身内立ち会いの元、
入院と手術の日取りが決まった
手術の二日前から病院に入る
ここで入院に必要な物(あれば使えるもの)をご紹介
●前開きのパジャマ・下着類
●歯ブラシセットや洗面用具(シャンプー・ボディーソープ類)
●お箸
●コップ
●スリッパ
●ティッシュ箱
●フェイスタオル
●大きめのバスタオル1枚
●ハンガー
●耳栓(個室の場合は不要)

病院によって異なると思いますので、不安な場合は看護師さんに確認しましょう

いざ6人部屋に通される
希望していた窓際のベッドに自分の名前が既に入っていた
実感なく、ベッド横に建て付けてある棚に自分の荷物を積めて、パジャマに着替えた
周りは知らないお婆ちゃんばかり・・・はじめてのことばかりで戸惑う
外科のH先生に呼ばれて明日の手術の説明を身内と一緒に受ける

H先生「胸腔鏡下手術をします。左脇の下から3か所に穴を開けて、
一つ目はモニターに肺を映し出すカメラ
二つ目は肺を持つ機械
三つ目は肺の先端部分に出来たブラを切る機械を入れます。
手術自体は難しくありませんので、2時間くらいで終わると思います。
左肺はその間、停止した状態になります。
ブラを切除した後は、肺に食塩水を入れて、空気が漏れていないかを確認し、
漏れていなければ、食塩水を外に出します。
術後はしばらく肺にドレーンの管を入れて、肺が膨らむまで様子をみることになります。」
説明を受けた後、手術の同意書に私と旦那さんのサインをした

部屋に戻るとまずは尿測が始まる これがとてもめんどくさかったが、退院するまで行う作業になる
(トイレに行く際、毎回量と時間を記録していく)
手術の前日は夜の10時以降、飲食禁止になる(消灯は夜10時)
不安と緊張の中、慣れるわけもなく寝付けない
それに輪をかけて同室の方のイビキが気になって、寝ようとするほどプレシャーになり寝れない
手術の前の日はしっかり寝ておかないといけないと思い、看護師さんに睡眠剤をもらって、やっと寝ることが出来た・・・

手術当日
昼12時頃からの手術の為、その2時間前から点滴がスタート
麻酔科の先生からも、麻酔についての説明がある
手術着に着替えて、血塞靴下?を履き、頭にはシャワーキャップのようなものを被る(髪の毛をすべてこの中に入れ込む)
(はー・・・いよいよか。・・・しかし待ち時間がとても長く感じる。・・・)

看護師「じゃあpekoさん行きましょうか!」
私「はっ、はい!!(うわぁーついにこの時が来たよ!!!怖いよぉ!!!)」
可動式の点滴を自分で操作しながら、歩いて手術室へ入っていく・・・
手術室に入るとまず
履いていたスリッパを別のスリッパに履き替える
手術助手さんが私の点滴袋を持つ
そして
手術助手「お名前と生年月日をお願いします。」
私「●●●●」
手術助手「手術するのはどちら側の肺ですか?」
私「左です。(うわぁ、確認といえど、寸前でこんなことも聞かれるのか・・・。)」
そしていよいよ・・・
手術助手「じゃぁ手術台に上がって仰向けになってください。」
私「はい!(自分で上がるんかぁ・・・この小さな階段か・・・)」
かなりびくびくして、足が震えてよろよろしながら台の上へ
台にはあらかじめタオルやシート類が敷かれ、電気カーペットのようにホカホカしていた
仰向けになると、上にタオルを掛けられる
手術助手「タオルの下から手術着を取ります。」
あぁ・・・もう・・・まな板の上の鯉だ・・・
私は動揺しすぎて、なにか一生懸命しゃべっていた
私「・・・あっ!あの!手術の途中で麻酔が切れたりしませんよね!?いつ麻酔が始まるんですか??
えっと注射ですか??ぶつぶつぶつ・・・・・」
ぎりぎりまでしゃべって、そのまま不安を抱えたまま、私は深い眠りに落ちていたのだった・・・
(どうやって麻酔が始まったのか未だに謎である)

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