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【動画生成AI】Luma AIのDream Machineを徹底検証!初心者でも夢の動画が作れるか?

今回はLuma AIの「Dream Machine」を検証してみました。Dream Machineとは、AIを活用してプロンプトから動画を生成したり、画像から動画を作成できる、まさに名前の通り「夢」を叶える動画生成AIです。果たして、初心者の私でも欲望を満たせる動画を生成できるのか?その可能性を実際に試してみました。


Dream Machineとは?

Luma AIが開発した「Dream Machine」は、AI技術を駆使して、これまでにないほど簡単かつ直感的に3Dコンテンツを生成できる次世代ツールです。従来、3Dモデリングには複雑なソフトウェアや専門知識が必要でしたが、Dream Machineはそのハードルを大幅に下げ、初心者でも驚くほど高品質な3Dモデルを作成できるように設計されています。

特にゲーム開発や映画制作、AR/VRなど、クリエイティブ業界での利用が期待されており、プロフェッショナルなクリエイターからも注目を集めています。Dream Machineが提供するのは、単なるツールではなく、クリエイティブのプロセス全体を変革する可能性を秘めたAIアシスタントです。

今回は、この画期的なツールを利用して、2次元画像をどこまで自由に操れるのか、実際に使ってみたレビューをお届けします。

Dream Machineの料金体系

※2024年9月6日時点での月額費用情報です。

Freeプラン

  • 月30回までの動画生成が可能で、無料

  • 商用利用は不可で、動画にはLumaのウォーターマークが付きます。

  • 動画生成には数時間かかることが多いので、夜間にキューに積んでおくのが良いかもしれません。

Liteプラン

  • 月額$9.99(約1,430円)で、月70回まで動画生成が可能。

  • 商用利用は不可でウォーターマーク付き。

  • 優先生成により、1動画あたり約5分で作成できます。

Standardプラン

  • 月額$29.99(約4,293円)で、月150回まで生成可能。

  • 商用利用が可能で、ウォーターマークが消えます。

  • 動画生成は優先生成により1動画あたり約5分で完成します。

以降のプラン

以降のプランでも1生成辺り30円は変わらず、生成回数が増える以外には大きな違いはないようです。試してないですが、より動画生成が速くなる可能性はあります。

  • Plusプラン: 310回まで生成可能 $64.99(約9,303円)

  • Proプラン: 480回まで生成可能 $99.99(約14,313円)

  • Premierプラン: 2,430回まで生成可能 $499.99(約71,572円)

Dream Machineの利用方法

使い方ですが、至ってシンプルです。
プロンプトを入力するか画像から動画生成する場合は画像をアップロードします。
↑矢印、又はEnterを押すと動画を生成します。

ちなみに直接の日本語入力には対応していないので、テキストを別のエディタなどで入力したものをコピーして貼り付けてください。
日本語入力して漢字変換などでEnterを押すと文章の途中で生成されてしまうためご注意ください。
ただ日本語入力は精度が悪い印象を受けたため、ChatGPTなどで英語に変換したプロンプトを利用するのが良いと思います。

テキストから生成する場合はプロンプトを入力
画像から動画生成する場合は画像をアップロードしてプロンプトを入力

オプションについて

  • Loop

    • Dream Machineは最大5秒の動画を生成しますがLoopにチェックを入れると動画がループ動画になります。

  • Enhance prompt

    • これにチェックを入れると入力したプロンプトが単純な単語だったとしてもAIがいい感じに補完してくれるようです。プロンプトに自信があればチェック外した方がよいのでしょう。デフォルトはチェックが入っています。

  • END FRAME

    • 画像アップロード時のみに利用するもので、終わりの画像を指定します。Lofi動画であるキーボードをタイピングさせるみたいなものはEND FRAMEに開始と同じ画像を設定して生成する例が多いようです。ただ、後述するカメラの静止でも実現可能ですし、END FRAMEに同じ画像を設定すると何も動かない動画が出来上がる確率が高かったのでオススメはできないかなと思いました。

利用前にPrompt Guideを見るのがオススメ

動画を生成する

まず、生成ボタンを押すとキューに入り優先順位によって動画生成が開始される流れです。動画生成が開始されると「DREAMING…」と表示されます。動画が生成されるまで待ちましょう。

まずキューに入る
順番が来たら生成開始

実際に使ってみた: Dream Machineの使用感レポート

それでは実際にLuma AIの「Dream Machine」を使って2次元画像を単純なプロンプトでどの程度動かせるのかをレポートしていきます。今回はテキストからの生成や実写系の動画生成は試してません。

今回は画像別の比較動画を作成してみました!(無音です)

(サムネがめっちゃ怖い…)

一応弁明しておくと、
※これは意図したものではなく、Youtube の方で勝手にピックアップされたサムネイルです。なんてサムネイルをピックアップしてくれたのよ…でも引きはありそう…(前向き)
※ちなみに検証中に他にも怖い生成動画はたくさん出来ましたが、サムネより怖いものは無いと思います。(個人的所感)

主に試したプロンプト

カメラ関連

  • static camera shot

    • カメラを固定

      • 確実ではないですが大体固定してくれます。

  • camera pans left, right

    • 左右に少し動かす

  • zoom in, zoom out, camera pullback (zoom out)

    • ズームイン、ズームアウト

  • rotate clockwise, rotate counterclockwise

    • 時計回り、反時計回り

  • follow

    • 対象についていくような動き

  • panoramic

    • パノラマ

  • timelapse

    • タイムラプス

対象の動き、表情

  • walking, walks forwards, sits down

    • 動き: 歩く、前に歩く、座る

      • たった状態から座るなどは結構無理があった

  • running

    • 動き: 走る、これは大分動画が汚くなった

  • smiles and laughs, frowns(upset)

    • 表情: 笑顔、笑う、不快

  • turns her head, looks up, looks down

    • 顔の向き: 振り向き、上を向く、下を向く

  • jump

    • 動き: ジャンプ

      • 元の画像を保ったままというのは無理でした

これらのプロンプトにより、簡単なカメラワークや動作をつけることができましたが、複雑な動きにはまだ制約がありました。単純なプロンプトの入力にはEnhanced Promptの補完機能が役立っていると感じました。

Dream Machineのメリット・デメリット

正直メリットは限定的なのかなと思ってしまう程でした。
まずデメリットから(笑)

デメリット

  • 高い。ガチャ要素が多い。

    • 生成AIあるあるですがガチャ要素が多いです。

    • 価格はまだ高いです。1回30円のガチャと思えば安いかどうかは人次第。

  • 動画に変化が無くても生成回数が消費される。

    • 画像から生成で開始と終端の画像を同じにしているパターンに多い

    • Sunoという音楽生成AIだと10秒程度の曲が生成された場合はクレジットの返還がありますがDream Machineはそういうのがないです。

  • 多くの学習が必要だと感じた。

    • 他の生成AIと比べて成果物のクオリティが微妙だと思いました。

    • うまく扱えるまでは時間とお金が多くかかるイメージです。

メリット

  • 入力が簡単

  • 簡単な動画生成で他との差別化が可能。

    • 特に、YouTubeの挿し絵用途で利用できれば、他の動画と差別化できる点が大きな魅力かなと思いました。

まとめ

今回はLuma AIの「Dream Machine」を検証しました。「Dream Machine」は簡単に高品質な動画を生成できる革新的なツールです。料金は少々高めではありますが、クリエイティブなプロジェクトや動画制作において大いに役立つでしょう。特に、カメラワークやシンプルな動作を試すには最適です。今後、さらに機能が洗練されることを期待しつつ、初めてのAI動画生成体験として試してみる価値は十分にありましたが、常用するには有用か?夢の動画が作成できるのか?という観点ではまだ早いかなといった印象が強かったです。

「Dream Machine」単体を利用しての収益化、副業化は正直厳しいと思いました。
まずサービス利用料が高いです。
収益化には長い時間と研究が必要になることでしょう。

前述したYoutube動画の挿絵用途には割りと有用だと思いますので、何かとの組み合わせで個性を引き出したり、クオリティ強化に利用していく用途を考えるのが良いでしょう。

今回の検証記事は元々作成予定ではなかったのですが、個人利用ではいまいちな結果しか出せなかったため、Standardプランの動画生成数を消費することが出来ず、せめて何か残せないかという思いで検証を行いました。
note始めてて良かったです。

次回のサブスク更新は…残念ながらしない予定です(笑)

今回私のような二次元画像をうまく動画にするという挑戦ではイマイチの結果となってしまいましたが、今後もこのジャンルには注視していきたいと思います!
もし有益な情報をお持ちの方がいましたらアドバイス頂けると助かります!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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