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Bardと履歴:AIが過去の情報をどのように扱うか

AI技術の進化とともに、私たちの日常生活におけるAIとの対話が増えてきました。特にGoogleの新しい対話型AI「Bard」は、多くのユーザーから注目を集めています。しかし、このようなAIサービスを利用する際、多くの人々が気になるのは「履歴」です。Bardは私たちの質問や回答をどのように保存しているのか、また、その情報はどのように利用されているのか。今回は、Bardの履歴に関する最新情報をお伝えします。

まず、Bardの最も顕著な特徴の一つとして、現状では会話の履歴を残す機能が実装されていないことが挙げられます。これは、他のAIサービス、例えば「ChatGPT」などとは異なる点です。ChatGPTは複数の会話ログをページのリロードや再ログイン後、さらには別端末でも利用することができます。しかし、Bardにはこのような機能は現在のところ提供されていません。

次に、Bardがユーザーから受け取った情報をどのように保存しているのかについてです。Bardは、ユーザーが送信した質問やBardが生成した回答、さらにはユーザーからのフィードバックをGoogleアカウントに保存することが明らかになっています。しかし、この情報は最長で48時間しか保存されず、その後は削除されるとのこと。この点は、ユーザーのプライバシーを保護するための措置と考えられます。

さらに、Bardのインターフェースには、送信した質問を個別に削除する機能や、一括で削除する機能が提供されています。これにより、ユーザーは自分の送信した情報を自由に管理することができます。また、質問の自動削除機能もあり、指定した期間が経過すると自動的に質問が削除される設定も可能です。

最後に、Bardのアクティビティを完全にオフにすることもできます。この設定をオンにすると、Bardに送信した質問や回答は保存されず、完全に匿名での利用が可能となります。ただし、最長で72時間の間は情報が残ることが確認されています。

総じて、Bardはユーザーのプライバシーを非常に重視しており、情報の保存や利用に関しては透明性を持って運営されていることがわかります。今後も、このようなAIサービスの進化とともに、ユーザーのプライバシー保護に関する取り組みが強化されることを期待しています。

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