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人から学ぶ喜び

ここ数年、スキルシェアサービスが広く親しまれている。
当の私は、ストアカを使うことが多い。
受講できるジャンルが幅広く、気軽に使えるからだ。
https://www.street-academy.com/

Googleでキーワードを打ち込めば大体のことは調べられる今、あえて人から直接学ぶ意義とはなんだろうか。

インターネット学習の便利さ

忙しい現代人なら、いつでもどこでもサクッとアクセスできるインターネット学習の方が圧倒的に便利だ。
無料でも多くの情報を得ることが出来る。
SNSと連携すれば、自動的に興味のある情報を届けてくれるし、その取捨選択も自由に可能だ。
デジタルネイティブとまではいかないがミレニアル世代ど真ん中の私にとって、情報は自由に得られて当然であり、インターネットが普及する前の時代なんて想像もできない。

インターネットでの学びと人からの学びの違い

では、インターネットで学べる事=人から学べる事なのだろうか。
答えはNOだと思う。

確かにコンテンツという意味では並列して考えることはできる。
「知識やスキルをどのように伝えるか」の方法が、デジタルコンテンツかアナログコンテンツかという違いだけだ。

しかし伝え方が違えば、得られる知識も変わってくると思う。
例えば、私は花が好きなので「花束の作り方」についてよく学ぶ。
Youtubeの動画を見ながら作ることもあれば、花屋の1日ワークショップに参加することもある。
それぞれ体験してみて良かったと思うことは、

<Youtube>
・複数の動画の中から自分の好みレッスンを選べる
・すべて無料なので複数レッスンを見たうえで、自分なりの作り方を検討できる
・途中で止めたり巻き戻したりしながら、自分のペースで制作できる
・お気に入り保存すれば、後日同じ内容を復習できる

<ワークショップ>
・あらかじめ花材が用意されているので、事前準備が楽
・受講者や先生と話しながら楽しみながら学べる
・気になったことをその場で質問でき、すぐに回答を得られる
・制作物を先生に見てもらえ、評価やアドバイスを得られる

改めて比べてみると、メリットが全然違う。
両方トライしてみたが、私個人としてはワークショップの方が合っていた。
私は初心者で、正しい花の扱い方や束ね方の基本を身に付けられていないからだ。

人から学ぶことの魅力

学ぶ対象についての知識がほとんどない&何か制作物を作るのであれば、人から直接学ぶことから始めることを私はお勧めする。
もちろん、事前の情報収集としてインターネットを活用することは大いに良い。
ただ、知識がない人間がネット上の無数の情報から自分に合うやり方を選ぶのは結構大変なことだと思う。
また、なんとなく分かったような分からないような…という状況になったとき、自信をもって次に進むのが難しい。

その点、人から直接学べば、先生の経験をベースに自分に合う方法を一緒に考えてもらえるし、分からないことはその都度クリアにできる。
超基本的な質問だって気にせずに聞ける。

もう一つ、私が人から直接学ぶ方が合うと思った理由は、新しい出会いがあるからだ。
先生、お店、受講者、知らない花……
家で一人で学んでいたら出会えたなかった人やものにたくさん出会える。
そうした新しい出会いが毎日をより活き活きとさせ、喜びとなるからだ。

まとめ

結論、インターネットからでも人からでも、自分にとって有益な知識は得られる。
自分がどのようなステージにいるのか、何が分かっていて何をこれから学びたいのかによって使い分けができるようになれば、どんなことでも自分のものにできるだろう。
そういう意味では、学び方が無限にある素晴らしい時代に生きていられてよかったと感じる。



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