【ジャニヲタ】を卒業させられる日

問)ジャニーズが名前を変える件について、ファンの方はどう思いますか。




正直に答えるしたら『残念だなと思います』に尽きる。

これは〈ジャニーさんが好きだから〉では決してない。
別に、ジャニーさんの名前を使用していなかったとしても、慣れ親しんだ名前と決別しなければいけないことに対して、『残念だ』と感じているだけだ。


〈ジャニーズといえば?〉の質問に対して、『ジャニーさん』と答える人は少なかったのではないか。
『(グループ名)』とか『〇〇くん』といったように、現に私たちの前に立つタレントの名前を答える一般人が多かったように思う。

実際、私もジャニオタではない友だちと「ジャニーズ」の話で「ジャニーさんが社長のところね」などといったように、ジャニーさんの人名が1番に出てくる瞬間はなかった。


歌やダンスができるうえ、俳優業、バラエティーまで、オールマイティにこなす彼ら。
それの代名詞が、<さすが、ジャニーズだね>の一言に詰まっているように、認識していた。



それでも、
色々なことを考慮した結果、名前が変わることは仕方がない。

そして中にいる彼ら自身がそれを受け入れ、前を向いている以上、私たちは応援するだけだ。


過去は変えられないし消せない。
故人がやったことは、もちろん許されることでは無い。
一方で、彼らもまた、ジャニーさんのもう一人の被害者ではないのか。
楽しそうに故人の話をしていた彼らを見ていると、
<知らなかった>としか思えない。

噂があったとしても、
噂はあくまで噂で、
目の前のおじいちゃんが自分にそんな素振りを見せなければ、あれは噂だったのか、で終わってしまう。
少なくとも、 自分だったらそう思ってしまう。

それを、
「お前らも同罪だ!」と叩き上げるのは、おかしい。
だったら自分がその立場であれは、声を上げれたのか。
大半が無理だと答えると思うし、
「噂は知ってたんですけどね〜」と言う時点で当時、声を上げられてないじゃないか。


しかし「個々を大切にしよう」という今の世の中で、
それらに向き合い受け入れようとしている子どもたち一人一人を見ることのできる大人はいないのか。

過去しか見えない大人が、こんなに居たとは。

そんな老い先短い大人たちに、
子どもたちの未来が奪われるのが悲しい。悔しい。

犯罪者の子どもは犯罪者、
そう言わんばかりの連日の報道は、
ただの公開いじめにしか見えない。そしてとてつもなく見苦しい。

今の大人が「最近の若者は、」というのなら、こちらも言わせていただく。
「これだから最近の年寄りは、頭が固くて本当に困る。」


もしも、そのつもりなかったのであれば、
そう見られてることを、今、自覚したほうがいいですよ。





私が連日の報道をみて思うことは、
この件は単にジャニーズ事務所だけの問題ではない。
ということ。

結局、自分のMCをしてる番組で違う意見を持ってる人は呼ばないんでしょ。
もちろん、番組の意見をどちら側に寄せるのか、
番組の見え方、そういった大人の事情もあるのかもしれない。
でも、そのキャスティングこそ、<忖度>なのでは。


【忖度】・・・相手の気持ちや考えを推し量ること


「スポンサーがジャーズは起用しないと方針を出したので、(その気持ちを推し量り)ジャーズのタレントを出しません。」

これを言うのは、番組をつくる側やキャスティングする側ですよね。

いくらジャニーズ側が、「忖度しないでください」
(これを言わせるのもなんか違う気もするが)
といっても、忖度する側が変わらなければ意味が無いのでは。



ジャーズ事務所は解体される。
そして間違いなく、これからも沢山の目が注がれる。
クリーンにしようと1歩踏み出したところだ。
次は業界そのものが変わる番です。



そして、
古くからのジャニーさんのやり方を継ぎたかった人は、もう飛んだ。これ以上今のジャニーズ事務所にいる人たちを叩きあげて何がしたいのか。


性加害を批判しているのか、
単にジャニーズが嫌いなのか、
もはや分からないし、後者が多いようにしか思えない。



きっとどう舵を切ろうと、文句は言われるし、
世の中100%賛成の意見なんて存在しないから、
ただひたすらに、新会社はタレントを守るこの方法を貫いてください。私たちは応援し続けますから。
あんな腐った大人に、この彼らの才能を使われるよりずっといい。
どうか、後輩たちを守ってください。よろしくお願いします。


(きっとそんな大人には、この声は届かないし、結局自分が正しいと思って生きてるだろうから、一言一句に突っ込むんだろうけど、これが私の考えで、あり思いです。どうもここまでご清聴くださりありがとうございます。)




PS
ジャニオタとして。
タレントの皆に伝えたいことは、ありがとうございますに尽きる。

いつも私たちの最前線に立ち、
たくさんの笑顔や元気や歌や声やパフォーマンスを届けてくれているタレントは、今も変わらずに走り続けてくれている。それがどんなにありがたいことか。

今度ライブあるからそれまで頑張ろう。
今日は帰ったらCDが届いてるから頑張ろう。
この、小さな生きる理由をたくさん並べてくれるから、今日もまだ生きてる。
本当に、ありがとうございます。
でも、無理はしないでください。
どうか、ご自愛下さい。

2023.10


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